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彼の日々、 / 200309 の結晶

2003.09.30.1130

[301130] 上海アリス幻樂団 東方妖々夢

にばーん

 無限旋律 さんのところの第 2 回東方シリーズ人気投票にて、魔理沙さんは 2 番でした。
 にばーん。
 魔理沙さん、咲夜さん、レミリアさんに投票。もう一票あればフランドール様にも投じたかった。というか自分の中では、魔理沙さん、(咲夜 + レミリア)さん、フランドール様、なんですけども。

2003.09.24.2159

[242159] 『メタルマックスリターンズ改』が発売中止に

 ギニャー。
 いやでも、 2 改の出来がアレだったからなぁ……「リターンズ」までアレにならなくて良かった、のかなぁ。

2003.09.16.2229

[162229] 上海アリス幻樂団 東方妖々夢

 難易度 Normal 、レーザー魔理沙さんでステージ 5 や 6 を練習中。
 死ににくくなったかなぁ。

 幻想郷の午前。

【博麗神社・石段前】
魔理沙「――まさか本当に歩かされる事になろうとは……」
れみりゃ「ホウキ、あんまりおもしろくなかった」
魔理沙「しかもあんな事言われてるし」
咲夜「咲夜の申しました通りでしょう? ホウキは飛べない普通の人間が飛ぶ為の道具、飛べる凄い人には無用のものなのです」
魔理沙「普通って言うな。普通だけど」
咲夜「飛べないダメ人間?」
魔理沙「ダメって言うな。ホウキに乗っても飛べない奴だって居るんだぜ」
咲夜「なら、普通の中では凄い方ね。中の上?」
魔理沙「ひとを店屋物みたいに」
咲夜「それに、下を見るようになったらお仕舞いよ」
魔理沙「……う」
れみりゃ「まりさは」
魔理沙「な、何」
れみりゃ「まりさは、ホウキにのってるとたのしい?」
魔理沙「楽しいよ」
れみりゃ「なんで? どこが?」
魔理沙「どこが、って……レミリアが面白くなかったのは、つまり、ホウキで飛んでないからだよ」
れみりゃ「とんだよ?」
魔理沙「ホウキに乗って、背中の羽で飛んでただろ」
れみりゃ「うん」
魔理沙「それじゃ、意味がない」
れみりゃ「そう?」
魔理沙「単にホウキを持って飛んだのとえらく変わらん。ホウキを魔力で飛ばして、それに乗らないと」
れみりゃ「うーん」
魔理沙「……まぁ、普通の人間にとっては、独力で飛ぶ境地ってのは想像しにくいからな。飛べる奴にとっては、道具を使って飛ぶというのは想像しにくいのかも」
咲夜「ではお嬢様、いずれ魔理沙が飛ばすホウキに乗せてもらいましょう。それなら面白いかもしれませんよ」
れみりゃ「うん」
魔理沙「私の意向は?」

     ○

魔理沙「それにしても」<見上げる。ずらりと並ぶ石段>「コレを登るのか……」
咲夜「ホウキ、返したじゃない。それで飛べば?」
魔理沙「疲れたんだよ、歩いて来たから。そうでなくても、何だか色々疲れてるんだよ」
咲夜「情けないわね。言わせてもらえば、私だって疲れてるわよ」
魔理沙「お前は飛んで来たからいいじゃないか」
咲夜「ゆっくり飛ぶのは体力を消耗するの」
魔理沙「あぁ……。レミリアはヨチヨチ飛んでたし、あれに合わせて飛んだら、そうかもな」
れみりゃ「さくや、たいへん?」
咲夜「いえいえ。ご心配いただく程の事ではありません」
れみりゃ「そう?」
咲夜「はい」
れみりゃ「よかった」
咲夜「ありがとうございます、お嬢様」
魔理沙「――結局、疲れてないんじゃないか」
咲夜「比較的、って話よ」
魔理沙「はぁ、もういいや……」<改めて見上げる。ずらりと並ぶ石段>「……良くないか」
咲夜「重い現実ね」
魔理沙「他人事みたいに」
咲夜「他人事だから」
魔理沙「そりゃそうなんだが……登るのもイヤだけど、このまま帰るのもシャクだしなぁ。楽に登る方法は……」
咲夜空間をねじ曲げてここと境内とを繋ぐ ( ワープ航法 ) 、という手はある」
魔理沙「……あ! それだそれだ! 何だよ、役に立つじゃないかメイド長!」
咲夜「時間を止めて、その間に登って、流れを元に戻して、傍観者から見れば一瞬で登ったように見える、という手も」
魔理沙「それ、登る事そのものは……」
咲夜「自力」
魔理沙「却下」
咲夜「楽をしよう楽をしよう、というのはどうかと思う」
魔理沙「誰のせいでここまで来るのに苦労したのか、というのを棚に上げて正論を吐くのも、どうかと思うぜ」
咲夜「……まぁ、良いわ」
魔理沙「よし。近道近道」
咲夜「残念でした」
魔理沙「は?」
咲夜「ここは空間をいじる事はできない。こっちで入り口を開ける事はできるかもしれないけど、境内に出口を開ける事はできないわ」
魔理沙「……あ」
咲夜「そう、博麗大結界」
魔理沙「うぐぐぐぐ」
咲夜「この辺りの空間はカタい。神社の敷地内は特に読み書き不可ね……操作許可をもらってればともかくも」
魔理沙「……結局」
咲夜「登るしかないわ。自力で飛ぶか歩くか」
魔理沙「はぁ……期待した分、余計に気が重くなったぜ……」
れみりゃ「まりさまりさ」
魔理沙「……あん?」
れみりゃ「じゃんけん」<グーを作ってみせる>
魔理沙「何だって?」
れみりゃ「じゃーんけーん」<グーの手を振る>
魔理沙「じゃんけん?」
咲夜「石、はさみ、紙という3すくみの関係にあるものの中からひとつを選んで手で表現し、勝負を決める……」
魔理沙「じゃんけんくらい知ってるよ」
咲夜「あら」
魔理沙「じゃんけんしてどうする、って聞いてるんだ」
れみりゃ「いいからー、じゃーんーけーんー」
魔理沙「ひょっとして、負けたら、勝った奴を背負って登るのか?」
咲夜「いいわね、それ」
魔理沙「良くないよ。私が勝ったらどうなるんだ。レミリア……は無理として、お前が代わりに背負ってくれるのか」
咲夜「まさか。ノーカウントよ」
魔理沙「即答したぜコイツ」
れみりゃ「じゃんけんするのー」
咲夜「ほら、お嬢様がするとおっしゃってるんだから、つべこべ言わずにしなさい」<しゅっ、とナイフを1本投げる>
魔理沙「あ、危ないな! かすったぞ今」
咲夜「どうしても嫌だというなら、ナイフ投げるわよ」
魔理沙「投げてから言うな」
咲夜「 This is just a trial. Next Throwing is not warning shots...Marisa 」
魔理沙「どうしてそこでユキカゼなんだよ。いいよ、判ったよ、じゃんけんするよ、すればいいんだろ?」
咲夜「そうよ、すればいいの」
魔理沙「覚えてろ……ほらレミリア、じゃんけん。じゃーんけーん」
れみりゃ「じゃーんけーん」
「ぽん」
魔理沙「……ぐぁ」
れみりゃ「れみりゃのかちー」
咲夜「流石はお嬢様っ。――さぁ霧雨魔理沙」
魔理沙「うー、仕方ないな……」<背中を向けてしゃがむ>
咲夜「よいしょっ、と」
魔理沙「って! どうしてお前が乗ってくるんだ!」
咲夜「貴女に直にお嬢様を背負わせられる訳がないでしょう? 貴女は私を背負って、私がお嬢様を背負うんです」
魔理沙「ふたりも背負えるか」
咲夜「できるとかできないとかは、いい。背負うんだ」
魔理沙「背負うんだ、じゃない」
れみりゃ「なにしてるの?」
咲夜「少々お待ちくださいませ、お嬢様。もうすぐ輿の用意が」
れみりゃ「おみこし?」
魔理沙「誰が神輿だ、誰が」
咲夜「はい。敗者たるこの霧雨魔理沙が、勝者であらせられるお嬢様を、境内までお運びいたします」
魔理沙「レミリアはともかく、咲夜まで運ぶなんて話は聞いてないぜ」
咲夜「何をおっしゃるウサギさん」
魔理沙「ウサギさん?」
咲夜「こうなる事は、充分に想像できていたはずよ」
魔理沙「そ、そりゃまぁ、うん……」
咲夜「なら、アンフェアとか言わない。ルールはルール」
魔理沙「うー」
咲夜「――ですよね、お嬢様」
れみりゃ「?」
魔理沙「……お前のご主人様、首、傾げてるぞ」
咲夜「……え?」
れみりゃ「さくや?」
咲夜「あの、お嬢様?」
れみりゃ「なに?」
咲夜「負けた方が勝った方をおんぶして階段を登る、という話ではなかったのですか?」
れみりゃ「? ちがうよ?」
咲夜「は」
れみりゃ「あのね、えっとね」
咲夜「はぁ」
れみりゃ「れみりゃはチョキで勝ったから……ち、よ、こ」<一音ずつ発音しながら、一段ずつ階段を登る>「れ、え、とっ」<振り返って、グーの手を振る>「じゃーん、けーん」
咲夜「……あぁ!」
魔理沙「な、何だ……それかよ……助かったぜ……」
咲夜「登りの中にゲームを取り入れる事で、長い階段の苦しさを楽しみに変えようとは! やはり、流石はお嬢様っ!」
魔理沙(……ザボとケッチャみたいになってきた)
れみりゃ「じゃんけんー」
咲夜「ほら、霧雨魔理沙」
魔理沙「はいはい、じゃーんけーん」
「ぽん」
魔理沙「……ふ」
れみりゃ「まりさがかったー」
咲夜「どうして貴女が勝つのよ!」
魔理沙「お、怒られた……」
咲夜「とはいえ、勝ちは勝ち、ルールはルールと自分で言ったばかり……仕方ないわ、ここは涙を飲んで我慢しましょう」
魔理沙「そんなに罪深い事なのか、私の勝利は」
咲夜「万死に値する」
魔理沙「目が笑ってないよ、この人」
咲夜「登れ、さっさと登れ。私が貴女への殺意をおさえられているうちにだ」
魔理沙「お前、割と色んな事知ってるなぁ……じゃあ、の、登るぜ?」
咲夜(まぁ、所詮グーでの勝利。『グリコ』ではお嬢様の半分にしか達しないし……)
魔理沙「ぐ、れ、え、と、ぶ、り、て、ん、お、よ、び、ほ、く、ぶ、あ、い、る、ら、ん、ど、れ、ん、ご、う、お、う、こ、く……と」
咲夜「……」
れみりゃ「……きょとん」
魔理沙<振り返る。さわやかな笑顔で>「よし、続きだ。じゃーんけーん」
咲夜「……待ちなさいっ。そこの普通の黒魔術少女っ」
魔理沙「何か?」
咲夜「『何か?』じゃないっ! 何なのよ、そのグレートブリテン及び北部アイルランド連合王国というのはっ!」
魔理沙「通称イギリス」
咲夜「そんな事聞いてないっ。グーといえば『グリコ』でしょうっ?」
魔理沙「こっちこそ、そんなルールは聞いてないぜ」
咲夜「くっ……み、見なさい! 貴女が変な事するから、お嬢様がほら!」
れみりゃ「きょとん」<目真ん丸で、口が半開き>
魔理沙「ぽかん、としてるな」
咲夜「きょとん、としてるのよ!」
魔理沙「一緒じゃないか」
咲夜「違う! ぽかんだと馬鹿みたいだけど、きょとんだと可愛い!」
魔理沙「……訂正するよ。きょとんとしてるな」
れみりゃ「きょとん」
咲夜「フリーズしちゃったじゃない!」
魔理沙「すべてが F になったんじゃないか?」
咲夜「お、お嬢様、おじょおさまっ」
れみりゃ<ぱちくり、まばたき>
魔理沙「あ、動いた」
咲夜「おじょうさま、おじょうさま、しっかり」
れみりゃ「……さくや?」
咲夜「はい、咲夜はここに」
れみりゃ「さくや……さくや、さくやぁ」
咲夜「はい、はいはい」
れみりゃ「まりさがー、まりさがー。まりさがズルしたー」
咲夜「判っております、判っております」
魔理沙「人聞き悪いなぁ」
咲夜「霧雨魔理沙! 今すぐ下りて来なさい!」
魔理沙「えー」
咲夜「さもないと」
魔理沙「さもないと?」
咲夜「ナイフを投げるわよ」
魔理沙「さっきも投げただろ。……ははぁ、ここでは繰時・繰空はできないんだったな……投げるしかできない訳だ。いいぜ別に。単なるナイフ投げなら怖くはない」
咲夜<にやり>「そうかしら」
魔理沙「な、何だよその笑いは」
咲夜「貴女が知ってる私のナイフ投げは、所詮弾幕ごっこの技。本気のものではない」
魔理沙「う……。本気だとどうなる」
咲夜「安心しなさい。貴女には、貴女の肌には一切傷は付かない」
魔理沙(内臓にキたりするのか?)
咲夜「ただ、貴女の服だけがビリビリに切り裂かれる」
魔理沙「怖……い、いや、怖いのか? それ。どうなんだ? 怖いには怖いが」
咲夜「説明が足りなかったわね」
魔理沙「はぁ」
咲夜「貴女の服が、エプロンと下着と靴下とを残して、ビリビリに切り裂かれるのよ!」
魔理沙「つ、つまり」
咲夜「霧雨・裸エプロン・魔理沙」
魔理沙「――怖い、マニアックで怖い! 嫌なミドルネームを付けるな!」
咲夜「理解したようね……さぁ、どうするの霧雨魔理沙! そこに留まって白昼堂々素肌にエプロン姿になるのか、それとも、下りて来てから素肌にエプロン姿になるのか!」
魔理沙「待て! 選択肢がおかしい!」
咲夜「あら」
魔理沙「あら、じゃなくて」
咲夜「まぁ、良いじゃない。裸エプロン姿なんて、なろうと思っても、なかなかなれないものだし。良い機会だとでも思って」
魔理沙「どんな機会だよ! そもそも、なろうと思わないだろ普通」
咲夜「そう? 私、思うけどなぁ」
魔理沙「思うな! 何それ? レミリアの為?」
咲夜「そう」
魔理沙「レミリアってそういう趣味?」
咲夜「それが違うのよね……」
魔理沙「何故残念そうなのか」
咲夜「着ぐるみとかの方がウケが良いのよ……」
魔理沙「そりゃ、おっさんじゃないんだから、エプロン姿より可愛いのの方が好きだろ」
咲夜「うん、理解はできるんだけど……実際、着ぐるみの方が受けてるのを見ると、やっぱり複雑よ」
魔理沙「そういうもん?」
咲夜「そういうもん。この前だって、私がびしっと気合いを入れてメイド服を着てたのに、お嬢様ったら……えーと、あのほら」
魔理沙「?」
咲夜「門番」
魔理沙「いい加減に名前を覚えてやれ」
咲夜「お嬢様ったら、門番が着てたぬいぐるみの方ばっかり見てて。悔しいったらありゃしない」
魔理沙(美鈴は美鈴で、生きた心地がしなかっただろうなぁ……)
咲夜「あんまり悔しいから、ぬいぐるみの頭だけ奪い取って被ったら」
魔理沙「怖いだろそれは。想像するだに怖いよ。トラウマになるぜ」
咲夜「うん、お嬢様に泣かれちゃってね……だから門番にお仕置きしたわ」
魔理沙「『だから』?」
咲夜「何か疑問でも?」
魔理沙「……いや、別に……」
咲夜「……」
魔理沙「……」
咲夜「……何の話だったかしら」
魔理沙「……さぁ」
れみりゃ「まりさがズルしたのー」
咲夜「あ」
魔理沙「あ」
れみりゃ「まりさ、ズルはだめー」
魔理沙「あぁ、そうだったそうだった」
咲夜「そ、そうよ、どうして私はエプロンと着ぐるみの話なんかしてたのよ!」
魔理沙「それは、こっちとしても聞きたい」
咲夜「霧雨魔理沙、下りてきなさい!」
魔理沙「……はいはい、判った判った」

     ○

魔理沙「それじゃ改めて、ぐ、り、こ……、と。これでいいんだな」
れみりゃ「うん」
咲夜「最初から素直にそうしてればいいのよ」
魔理沙「自分でもそう思った。余計な疲れを背負った気がする」
れみりゃ「まりさー」
魔理沙「うん?」
れみりゃ「つづきー。じゃんけんー」
魔理沙「あぁ。――じゃーんけーん」
れみりゃ「じゃーんけーん」
「ぽん」
魔理沙「……ふふ」
れみりゃ「まりさがまたかったー」
咲夜「今の、遅出しじゃなかった?」
魔理沙「どちらかというと、レミリアの方が遅かったと思うぜ」
咲夜「うーん」
魔理沙「じゃ、ぐ、り、こ、と」
れみりゃ「ならんだー」
魔理沙「並んだぜ」
咲夜「……並んでいられるのも今の内よ」
魔理沙「怖い怖い」
れみりゃ「こわいこわい」
咲夜「お、お嬢様っ?」
魔理沙「やーい、嫌われた」
咲夜「ううううう」
れみりゃ「こわいこわい、あはははは」
咲夜「お嬢様に嫌われたとあっては、この十六夜咲夜、もはや夢も希望もありません。かくなる上は、この霧雨魔理沙を黄泉の道連れに……っ」
魔理沙「どうして独りでひっそり逝けない」
咲夜「かくなる上は、この霧雨魔理沙を黄泉の国へ」
魔理沙「どうして訂正案の方がより間違ってるんだ」
咲夜「ううう」
れみりゃ「まりさまりさ」
魔理沙「おう。じゃーんけーん」
れみりゃ「じゃーんけーん」
「ぽん」
魔理沙「……ふふふ」
れみりゃ「まりさが、またまたかったー」
魔理沙「ぐ、り、こ、と」
れみりゃ「おいこされちゃった」
魔理沙「じゃーんけーん」
れみりゃ「じゃーんけーん」
「ぽん」
魔理沙「……ふふふふ」
れみりゃ「まりさが、えっと、またまた、またかったー」
魔理沙「ぐ、り、こ」
れみりゃ「じゃーんけーん」
魔理沙「じゃーんけーん」
「ぽん」
魔理沙「……ふふふふふ」
れみりゃ「まりさがー」
魔理沙「ぐ、り、こ」
れみりゃ「まりさ、すごーい」
魔理沙「はっはっは」
咲夜「……あ、あの、おじょうさま。おじょうさま」
れみりゃ「なに?」
咲夜「さ、差し出がましいようですが、その、最初にチョキばかり出すのは、このような勝負におきましてはどうかと……」
れみりゃ「ちょき?」<チョキにしている自分の手を眺める>
咲夜「チョキでございます」
れみりゃ「ちょきちょき」<伸びている人差し指と中指とを開いたり閉じたり>
咲夜「チョキチョキ、でございます」
魔理沙「あ、こら。ひとの必勝法を台無しにするんじゃない」
咲夜「……って、何が必勝法よ! やっぱり、お嬢様は必ず最初にチョキを出すと判ってて、グーばかり出していたのね!」
魔理沙「相手の癖を読むのは基本だろう」
咲夜「加減というのものがあるでしょうっ」
魔理沙「手加減は、無用だぜ」
咲夜「……ふふん」
魔理沙「何だよ」
咲夜「いいわ、だったらこっちも手加減しないから」
魔理沙「言っておくが、やたら長い言葉で一気に距離を稼ぐのは、なし、だからな?」
咲夜「貴女が言うな、貴女が」
魔理沙(違う……のか? 手加減なしって、じゃあ、どうするつもりなんだ?)
咲夜「ではお嬢様、ゲーム再開と参りましょう」<くす>
魔理沙(何か企んでるらしいのは判るんだが……)
れみりゃ「じゃーんけーん」
魔理沙「……じゃーんけーん」
「ぽん」
れみりゃ「……あー」
魔理沙「……何だ? また私がグーで勝ちか?」
咲夜「ふふ、さぁ登りなさい、霧雨魔理沙! ぐ、り、こ、と登りなさい!」
魔理沙「何なんだよ一体。――ぐ、り、こ、と……」
咲夜「霧雨魔理沙」
魔理沙「うん?」
咲夜「どかーん」
れみりゃ「わぁ」
魔理沙「?」
咲夜「どかーん、よ」
魔理沙「……とうとう本格的にアレになったのか、咲夜?」
咲夜「何よ、その『コイツ実はおかしいんじゃないかとうすうす思ってたけど、たった今、その見方は正しかったんだという事が証明されてしまった』みたいな言い方は」
魔理沙「いや正にその通りの感想を抱いた訳だが」
咲夜「失敬な」
魔理沙「だってオマエ、どかーんはないだろう、どかーんは」
れみりゃ「どかーん」
魔理沙「爆発音……か?」
咲夜「そうよ。貴女が今立っているその段は、こんな事もあろうかと私が前もって地雷ユニットを仕掛けておいた段……霧雨魔理沙、貴女はそれを踏んでしまったんだよ!」
魔理沙「な、なんだってー!?」
咲夜「ここでもまた、俺達の前に立ち塞がるというのか、ノストラダムス!」
魔理沙(乗りやすいなぁ。そういえば、前髪のハネ具合に共通点がナキニシモアラズ、か?)
咲夜「……えー」<コホン>
魔理沙「あ、ちょっと照れてる」
咲夜「う、うるさいわね……。そういう訳だから、霧雨魔理沙というユニットは盤上から取り除かれます」
魔理沙(盤上……?)「待った! 『ユニット』とか『盤』とか、いきなり何の話だ!」
咲夜「知らないの? 軍人将棋よ」
魔理沙(軍人……ゲームだよな)「どんなルールのゲームだ?」
咲夜「駒にそれぞれ優劣が存在する将棋、とでも思えばいいわ」
魔理沙(優劣……)
咲夜「普通の将棋では、例えば歩でも飛車や金将を獲る事はできる。でも、軍人将棋においては、比較劣とされる駒は、比較優とされる駒に勝つ事はできない。自ターンに相手の駒にぶつけても、負けるだけ」
魔理沙「待った!」
咲夜「な、何よ」
魔理沙「それはおかしい。ゲームとして成り立たないじゃないか。強い駒で、相手の弱い駒を選んで潰して行けば良いだけになる。――そんな大味なルールに従いたくはない!」
咲夜<ちっちっちっ、と指を振る>「ふふふ」
魔理沙(笑ってるぜ……)
咲夜「駒はね、盤の上に伏せて置かれるの。だから攻め込むまで、相手になる駒がどんな強さを持っているかは判らない。それに……無敵の駒、は存在しない。必ず何かしらの駒には負けるように優劣は設定されている。じゃんけんと同じね。だから駆け引きは成立するわ。ゲームになっていないという理由では、貴女は下りられない」
魔理沙「くっ……」(……うん? 優劣の設定……?)「……という事は、当然、地雷ユニットも無敵ではない訳だな?」
咲夜「そ、それは、そうだけど……」
魔理沙「異議ありだ! それなら、私が負けるとは限らない! 私は、地雷に勝てるユニットかも知れない!」
咲夜「……ふふ」
魔理沙(また笑われた……)
咲夜「残念ね。地雷に勝てるのは『飛行機』『工兵』よ。しかし貴女は自力では飛べないから『飛行機』と主張するには無理がある。『工兵』というのも考えにくいでしょう?」
魔理沙「……ついに、ついに尻尾を出したな、咲夜!」
咲夜「何ですってっ!?」
魔理沙「工兵なら地雷に勝てるんだな? 私はその工兵だ、だから地雷ユニットは無効だと主張するぜ!」
咲夜「は! 何を言い出すのかと思えば、苦し紛れの出任せとは……」
魔理沙「出任せじゃない。証拠もある」
咲夜「面白い。見せてもらおう!」
魔理沙「紅魔郷時代、私はお前にこう主張している……」<くらえ!>「『営繕係』……と!」
咲夜「……あ、あぁっ!」
魔理沙「営繕、修繕と言ってもいい。壊れた物を修復する係、すなわち工作班! 工兵! 仮に幻想郷の住人で軍人将棋をする事になった場合、私には……否、私にだけは、自分は工兵であると主張するだけのバックグラウンドがある!」
咲夜「……くっ」
魔理沙「……というか」

魔理沙「というか普通……幻想郷のメンバーで、しかも神社の石段で、軍人将棋はしない!」
咲夜「おぉおおおぉぉぉっ!」

霊夢<魔理沙の位置よりも数段上辺りから>「……ひとん ( ) の玄関先で、逆転裁判ごっこをしてるのは誰?」

れみりゃ「あ、れーむだ」
魔理沙「お、いい所に来たな裁判長。判決だ判決」
霊夢「誰が裁判長よ、誰が」<下りてくる>
れみりゃ「れーむだれーむだ」<ひとり、階段を駆けあがる>
魔理沙「あ」
咲夜「あ」
れみりゃ<霊夢の所まで登り、その勢いのまま、霊夢の袴にしがみつく>「れーむぅ」
霊夢<しゃがむ>「何? レミリア、また小さくなってるの?」
れみりゃ「れみりゃ、ちいさいー」
霊夢「小さい小さい」<抱き上げる>
れみりゃ「あははは」
咲夜「あぁっ! 博麗霊夢、ずるいっ!」
魔理沙「ずるいって言うなら、まず、じゃんけんゲームの途中で地雷とか言い出したお前とか、走って登ったお前のお嬢様とかについて言うべきだと思うんだが、どうか」
咲夜「お嬢様や私はいいのよ、何しても」
魔理沙「うわ、言い切った」
霊夢「それに大体、じゃんけんなんかしてなかったじゃない」
魔理沙「してたんだよ。紆余曲折あって、ちょっと法廷になってただけ」
霊夢「どう曲折すると、そうなるのよ」
れみりゃ「れーむ、れーむ」
霊夢「……え? 何?」
れみりゃ「えっとね」
霊夢「うん」
れみりゃ「ぐれーとぶりてん、および、ほくぶ、あいるらんど、れんごう……おうこく、なんだよ?」
霊夢「……何の話?」
「通称イギリス」
霊夢「何で?」

 真宵ちゃんらぶー(東方関係ない)。

2003.09.09.1027

[091027] 上海アリス幻樂団 東方妖々夢

 難易度 Normal 、レーザー魔理沙さんでステージ 5 や 6 を練習中。
 うーん。

 妖々夢と京極夏彦について。
 ただし妖々夢については、ノーマルをクリアした程度の知識しかありません。
 京極作品については、今は新書版の既刊が手元にないので文庫版で調べられる分しかなく、また、全て読み返したのではなく記憶に頼っていますので、漏れがある筈です。
 以下ネタバレ反転。

●全般
 古書肆・中善寺秋彦の副業(?)は、武蔵晴明社の神主。憑物落とし。
●「姑獲鳥の夏」うぶめのなつ
 - / p.0000
●「魍魎の匣」もうりょうのはこ
「天人五衰、と云う言葉を聞いたことがある。」 / p.0028
「天人五衰、屍解仙、羽化登仙。木場のくれたメモにはそう記してあった。」 / p.0605 / もっと気の利いた説明のあるページもあったはずなのですが見付けられず。
 こじつけ気味ですが、森羅結界 BORDER を「境界」と訳すなら関連性が。
●「狂骨の夢」きょうこつのゆめ
「これは反魂香です。」 / p.0756
「西行法師は高野山に隠棲している時、この人のように見様見真似でこの邪法を使った。しかし生き返ったモノはでき損ないだった。」 / p.0758
●「鉄鼠の檻」てっそのおり
「所詮漸修で悟入するは難儀なことなのだ。」 / p.0020
「正に頓悟したような気になる。物凄い理屈が浮かぶ(中略)この手の奴は皆妄想だ。幻覚なのだ」 / p.0801
●「絡新婦の理」じょろうぐものことわり
「あなたが――蜘蛛だったのですね」

 低い、落ち着いた声だった。
 一面の桜である。
 満開の桜の只中である。

  / 冒頭。雰囲気が。

 おそらくステージ 5 6 の高難易度、 Ex 以降でもっと関連が見付かるでしょう。

2003.09.08.2154

[082154] おおそうじ

 新本棚に、旧本棚の中身を詰める作業で、一日がっていうか連休が終わりました。
 うー。
 キャパシティが倍になって場所の問題は解決したものの、今度は、どう詰めるか、が問題に。

2003.09.07.2221

[072215] おしらせ

 身長くらいある本棚を、奥行きの浅いのと深いのと、ふたつ注文していて、今日、届いたのです。
 組み立てました。
 それと入れ替える為、旧棚ふたつの中身を全部出し、棚本体を追い出しました。
 新棚を設置。
 今日はそこまでで力尽きました。何しろ部屋の床が見えません。ベッドの上も、布団を別の部屋に置いて物置場にしたのですが、そこも物凄い事に。
 中身を入れ直すのは明日。

 ――えぇと。
 つまり。

 大掃除しました。

 というか、今してます。

 過去数回の大掃除の度、割と天変地異が起きてしまっているのですが、大掃除してます。
 どうか、皆様、お気を付けて。

 いやホントにマジで。

[072221] 上海アリス幻樂団 東方妖々夢

 難易度 Normal 、レーザー魔理沙さんでステージ 5 を練習中。
 道中は、まぁ、何とか。
 ボスさんのスペルカードで詰めが甘いのです。いつもいつも。

 霧雨邸の朝。

れみりゃ「――みずようかん、なくなっちゃった」
魔理沙「そりゃ、食えばなくなるよ。食べちゃったなら、ほら、おうちへ帰れおうちへ」
咲夜「追い出そうというのね。酷いわ」
れみりゃ「ひどいわー」
魔理沙「人聞き悪いな。出掛けるだけだよ今から……いいよ、ここに居たいなら居ろよ。合鍵、渡しておくから、帰りたくなったらちゃんと戸締りして帰れよ」
咲夜「……」
魔理沙「……何だよ、その間は」
咲夜「あ、あのね、あれは魔法のせいであぁなっただけで、一時的なもので、そんな合鍵とかそういう関係はちょっと……」
魔理沙「黙れ」
咲夜「わ、私はお嬢様一筋なんだから!」
魔理沙「頼むから黙ってください」
咲夜「私を、私を迷わせないで!」
魔理沙「迷ってるのか!?」
れみりゃ「ずー」
魔理沙「――そこ、お茶をすすりながら眺めない」
れみりゃ「ぼこぼこぼこ」
魔理沙「吹くのもダメ」
れみりゃ「あはははは」
魔理沙「面白がられても」
れみりゃ「ね、まりさまりさ」
魔理沙「何」
れみりゃ「どこいくの?」
魔理沙「何が」
れみりゃ「さっき、でかけるっていったよ」
魔理沙「……あぁ」
れみりゃ「どこ?」
魔理沙「うん……そうだな、霊夢んとこ」
れみりゃ「なにしに?」
魔理沙「別に用はないけど」
れみりゃ「そっか」
魔理沙「今日は何か、うちに居たらどんどんトラブルが舞い込んで来そうな気がするから」
れみりゃ「?」
魔理沙「いいよいいよ、判んないなら。霊夢のとこに行くの、私は。それだけ」
れみりゃ「じゃあ、れみりゃもいくー」
魔理沙「何が『じゃあ』なんだ」
れみりゃ「ついてくのー」
咲夜「お嬢様がいらっしゃるなら、私も参ります」
魔理沙「本当に付いて来るつもりかい」
咲夜「誰が貴女なんかに。お嬢様と私は、独自に博麗神社に行くんです」
れみりゃ「いくんですー」
魔理沙「レミリアの奴、さっき『ついてくのー』って言ったぞ」
れみりゃ「うん、いったいった」
咲夜「気のせいです」
れみりゃ「うん、きのせいきのせい」
魔理沙「もう、好きにしてくれ」

     ○

【霧雨邸・玄関前】
咲夜<日傘を開いて、レミリアに差し掛ける>
れみりゃ<その陰の中へ>
魔理沙<ほうきを一本持ち、最後に外に出て鍵を掛ける>「じゃあ、行くか……」<ほうきにまたがろうとして>
れみりゃ「じー」
魔理沙<視線に気付く>「今度は、何だ」
れみりゃ「ホウキ、いいなぁ」
魔理沙「は?」
れみりゃ「まりさは、ホウキにのってとべていいなぁ」
咲夜「お乗りになりたいんですか、あんなのに」
れみりゃ「うん」
魔理沙「あんなのって言うな」
咲夜「あのですね、お嬢様。霧雨魔理沙はホウキに乗って飛べるから凄いのではなくて、乗らないと飛べないからダメなんですよ?」
れみりゃ「そうなの?」
魔理沙「ダメって言うな」
咲夜「そうなんです。普通の人間は飛べないんです」
れみりゃ「ふーん」
魔理沙「無視するな」
れみりゃ「でも、さくやはとべるよね」
咲夜「私は完全で瀟洒ですから」
魔理沙「自分で言うなよ」
れみりゃ「ぱちゅりーもとべるよ」
咲夜「パチュリー様は魔女ですから」
魔理沙「悪かったな、私も魔女だけど飛べないよ」
れみりゃ「れーむもとべる」
咲夜「あれは巫女ですから」
魔理沙「それは理由として適切なのか」
れみりゃ「あ、そうだ、めーりんも」
咲夜「……」
魔理沙「……」
れみりゃ「……」
咲夜「…………」
魔理沙「……おい、どうした」
れみりゃ「さくや、だまっちゃったよ」
魔理沙「咲夜ー」
れみりゃ「さくやぁ」
咲夜「……あぁ! 美鈴! 美鈴ね、紅美鈴ですね、あの、門番の!」
れみりゃ「? そうだよ?」
魔理沙(咲夜の奴、忘れてたな……)
咲夜「違うわよ。名前と結びつかなかっただけ。顔とか姿とか職務とかはちゃんと覚えてるわよ」
魔理沙「そういうのも忘れてたって言うんだよっていうかひとの思考を読むな」
れみりゃ「めーりん」
咲夜「は」
れみりゃ「めーりんも、とべるよね」
魔理沙「そういえば、そんな話だったなぁ」
咲夜「あれは、地味ですから」
魔理沙「……巫女以上に理由になってないぜ……」
咲夜「空を飛べるくらい地味だって事よ」
魔理沙「判らん……」
咲夜「とにかく、普通じゃないの。普通の人は飛べない。飛べるのは凄い人だけ」
魔理沙(飛ぶには常人を超えた能力が必要だ……ってのは納得できるが、美鈴の地味さはもはや超能力レベルなのか?)
咲夜「霧雨魔理沙はその点普通ですからね。ホウキがないと飛べないんです。ダメなんです」
魔理沙「ダメって言うなっての」
れみりゃ「でも、ホウキいいなぁ。のりたいなぁ」
咲夜「……仕方ありませんね、お嬢様は」
魔理沙「目尻下がってる、目尻下がってる」
咲夜「そういう訳だから、霧雨魔理沙――」
魔理沙「嫌だ」
咲夜「――そのホウキ、借りるわね」
魔理沙「『貸して』でもなければ『貸してください』でもなく、『借りる』ってもういきなり決定事項か」
咲夜「いいから貸しなさい」
魔理沙「下手に出る気配が全くない? ないね?」
咲夜「いいから!」
魔理沙「良くないよ。貸したら私は、神社までどうやって行けばいいんだ」
咲夜「飛んでいけばいいじゃない」
魔理沙「だから私はホウキがないと飛べないんだよ。今その話をしてたところだろ。パンがなければ菓子を食えと言ったフランス女王かお前は」
咲夜「文句があるなら紅魔館へいらっしゃい!」
魔理沙(割と乗りやすいんだな、コイツ)
れみりゃ「おかし、いいなぁ」
魔理沙「いや、そういう話じゃなくて」

 ぽりにゃっく。

2003.09.05.2351

[052351] おかいもの

 森博嗣「四季・春」講談社ノベルズ
 今日は本屋さんに寄る予定はなかったのですが、何だか胸騒ぎがしたので行ってみると並んでいました。購入。そして読了。
 これまでのシリーズと、もちろん、クロスしてくるのですが、少しイメージの違う人が。
 え、そんな人だったん?

2003.09.03.1207

[031207] 上海アリス幻樂団 東方妖々夢

 難易度 Normal のノーコンティニュークリアに向けて、レーザー魔理沙さんでステージ 5 プラクティスに出撃。
 最初のトライアルでは、死にまくった上に最後の最後で相打ちになってステージクリアにならなかったりして。
 以降は気を付けてプレイ。いくつか掴んだ事があったりなかったり。

 ボスさんはむしろ通常弾幕の方が苦手です。どのステージでもそうだといえばそうなのですが。

 霧雨邸の朝。

魔理沙「――あぁ……酷い目に遭った……」
魔理沙「……」
魔理沙「遭ったんだよ。酷い目だったんだよ。流石に巧いな、とか思ったりしてないよ」
魔理沙「……」
魔理沙「ないって」
れみりゃ<玄関の方から>『まーりーさー』
魔理沙「……何だ?」
れみりゃ『まぁりぃさぁ』
魔理沙「今度はレミリアの奴が来たのか……? アレのくせに、日が昇ってからも活動するなよあいつは」
れみりゃ『まぁありぃいさぁあ』
魔理沙「聞こえてるよ……はいはいはい、はーい」<玄関のドアを開けに行く>
れみりゃ「まりさ、でてきた」
魔理沙「出て来たよ。何だ? 霊夢なら来てないぜ?」
れみりゃ「れーむじゃなくて、まりさ、いる?」
魔理沙「居ない」
れみりゃ「そっか」
魔理沙「神社の方に遊びに行ってるんじゃないかな」
れみりゃ「わかった。いってみる」
魔理沙「気を付けてなー」<ドアを閉める>
魔理沙「……」
魔理沙「…………」
魔理沙「………………」
れみりゃ『まぁありぃいさぁあ』
魔理沙「お、戻って来たな」<ドアを開ける>「何だ?」
れみりゃ「まりさ、ここにいるよ」
魔理沙「居るぜ」
れみりゃ「さっき、いないっていったよ」
魔理沙「さっきは居なかったんだ」
れみりゃ「そっか」
魔理沙「そんな簡単に信用されても」

     ○

れみりゃ「――うわー、きたないへや」
魔理沙「従者と言いその主人と言い、入って来るなり失礼だな」
れみりゃ「ちゃんとかたづけないと、さくやにおこられるよ」
魔理沙「怒られたよ。酷い目に遭ったよ。後で片付けるから、その辺の物には触らないでくれよ? 特にそっちの本とか草とかには。お前に媚薬使ったとなったら、それこそ咲夜に酷い目に……」
れみりゃ「ねー、まりさ」<丸くて透明でカラフルな物が詰まったガラス瓶を抱えて>「これなに? これなに?」
魔理沙「聞けよ」
れみりゃ「きれい」
魔理沙「聞いちゃいないよ」
れみりゃ「ね、これなに?」
魔理沙「そりゃあれだよ」
れみりゃ「どれ?」
魔理沙「……」
れみりゃ「……」
魔理沙「……そういえば、名前がなかったな……」
れみりゃ「?」
魔理沙「えぇと、つまり、レーザーとかミサイルとかを出す奴の、芯だ」
れみりゃ「しん」
魔理沙「芯。魔力の塊を作ってオプションとして連れて行く訳だが、いきなり凝集させるより、そういう芯を用意して、そこに集中させた方が作りやすいからな」
れみりゃ「ふーん。びーだまかとおもった」
魔理沙(……当たり。ビー玉だよ。水晶球で作るのが本来なんだが、高いから、ガラス玉を付与魔法陣 ( エンチャンタ ) の中に一晩置いて作った物だ)
れみりゃ「まりさー」
魔理沙「一個だけだぞ」
れみりゃ「! まだなんにもいってないのに!」
魔理沙「言われなくても判るよ。どれがいい?」
れみりゃ「あかいのがいいなぁ」
魔理沙「紅いのか」
れみりゃ「みどりのもきれい」
魔理沙「緑か」
れみりゃ「くろいのもかっこいいね」
魔理沙「黒か」
れみりゃ「しろいのもあるね」
魔理沙「白か」
れみりゃ「どれがいいかなぁ」
魔理沙「……」
れみりゃ「うーん」
魔理沙「……」
れみりゃ「……」
魔理沙「……いいよ、その四つをやるよ」
れみりゃ「まりさ、だいすきー」
魔理沙「はいはい、ありがとう」

     ○

魔理沙「ところでレミリア」
れみりゃ「なに?」
魔理沙「どっちかというとそれはこっちの台詞なんだが、そもそも何しに来たんだ?」
れみりゃ「あ、そうだったそうだった」
魔理沙「暢気な奴だなぁ」
れみりゃ「さくや、しらない?」
魔理沙「……咲夜なら」
れみりゃ「まりさのとこにいくっていってた。きのう」
魔理沙「……あぁ。確かに居たよ。朝までな……」
れみりゃ「いまは?」
魔理沙「今は知らん。まぁ、紅魔館に戻ってるんだろ」
れみりゃ「うちにはいなかったよ」
魔理沙「じゃあ、入れ違いになったんだな」
れみりゃ「そっか」
魔理沙「あいつの事だから、屋敷ン中にお前が居ないとなれば直ぐ様捜しに出るだろうし、神社に行って、その次にうちに来るだろ。待ってりゃいい。下手に動くとまたすれ違う」
れみりゃ「うん」
魔理沙「まぁ、お茶でも煎れるか」
れみりゃ「おちゃー」
魔理沙「水羊羹もあるぜ。とっときだが提供しよう」
れみりゃ「みずようかんー」
咲夜『霧雨魔理沙ー、霧雨魔理沙ー!』
れみりゃ「あ、さくやだ」
魔理沙「……言ってるそばから来たな」<少し大声>「開いて……」
咲夜「霧雨魔理沙!」
魔理沙「……るぜって言い終わる前に入って来やがった」
咲夜「貴女、貴女って人は……私だけじゃ飽きたらず、まさか今度は私のお嬢様にまで昨日のアレを……っ」
魔理沙「ないないないない。使ってない使ってない。ていうか『飽きたらず』ってそれじゃまるで昨日のは私から罠を張って誘惑したみたいじゃないかっていうか、さりげなくレミリアを私物化してるぜっていうか」
咲夜「そ、そりゃ確かに、ちょっと素敵だったと思った私にも責任がないとは言えないけど!」
魔理沙「何の話だよ」
咲夜「ち、ちょっとだけよ、ちょっと! ほんのちょっとだけ! 私はお嬢様一筋なんだから、他の人に心移りしたりしません!」
魔理沙「いや、ツッコミどころはそこじゃなくて」
れみりゃ「まりさー、みずようかんは?」
魔理沙「お前もこの状況下で何を気にしてるんだ」

2003.09.02.2131

[022131] 上海アリス幻樂団 東方妖々夢

 難易度 Normal 、レーザー魔理沙さんで出撃。
 コンティニュー 1 回でクリア。

 ステージ 3 までは、まぁおっけー。
  4 はもう少し。
  5 ももう少しかな……練習すれば。
  6 は。
 がんばりましょう。

 ボムの撃ち損ねが数度。まず、コレをなくさないと。

 さて、初めて Normal をプレイした時が 3 回コンティニューでクリア。
 昨日が 2 回。
 今日は 1 回。
 もうすぐ、もうすぐ。
 だといいなぁ。

 以前、部屋を広くする為に追い出していたミニコンポを回収、また、ケーブルも捜したら出て来たので、現用スピーカと繋ぎ替えてみました。
 うわ、違うよ。コレは違うよ。素人 ( ) にも違うんだから、かなり違うよ。
 音量を上げても音が割れないのが良い。というよりむしろ、音割れを防ぐ為に音量を下げて、そのせいで切り捨てられてしまっていた小さい音も聞こえるようになったのが良い。
 ただ、 PC スピーカはモニタの両サイドに置けるのでその音は正面から聞こえて来ていたのですが、ミニコンポのは床にしか置けないので足元から聞こえて来る感じ。それだけがちょっと。

 ぺたんこまりささんをかいていましたが、どうも途中から描き方が大味になってしまったので没に。割と良い感じだったのにーん。

 霧雨邸の夜。

咲夜「――汚い部屋ね」
魔理沙「入って来るなり、失礼な奴だな」
咲夜「だって、汚いじゃない。足の踏み場もないわ」
魔理沙「足の踏み場もないのは認めるが、汚いというのは撤回してもらいたいぜ」
咲夜「同じ事よ」
魔理沙「違う。この部屋には、物は多くてもホコリなんかは全くない」
咲夜「ふ……ーん。よく見てみれば、言う通りみたいだけど」
魔理沙「塵ひとつ、くらいの不純物が混じるだけでも失敗する魔法もあるからな。その辺りは気を遣ってるんだ」
咲夜「気を遣いついでに、瓶詰めだの草だの干物だの本だのも片付ければいいのに。――蒐集家 ( コレクタ ) なんでしょ?」
魔理沙「コレクタだぜ」
咲夜「名前順とか種類順とか作成日順とかに整頓したくならないの? 私、なるわ」
魔理沙「いや、これが散らかってるように見えて、どこに何があるかはちゃんと判ってるから。下手に片付けると却って判らなくなるおそれがある」
咲夜「散らかしてる人って、必ずそういうわよね」
魔理沙「嘘じゃないって」
咲夜「だったら、これ出して、って言ったら、すぐに出せる?」
魔理沙「下の方になってる物は、『すぐ』には出せない」
咲夜「あぁ……まぁ、それはそうね」
魔理沙「あと、うちにない物も出せない」
咲夜「そんな意地悪は言わないわよ」
魔理沙「念の為に」
咲夜「じゃあ言うけど」
魔理沙「どんと来い」
咲夜「うちの図書館から持っていった本はどこにあるの?」
魔理沙「窓の左側の本棚の上から三段目、右から二冊目、四、五、六冊目、八冊目、四段目全部、一番下の段の黒い背表紙のは全部、右側の棚に入ってる赤いのは全部シリーズものの奴だ。あ、棚から抜かれてスキ間になってるところの分は、机の上にある。机の下の緑の奴もそうだし、椅子に平積みになってる青いのもそうだ。道具やら材料やらで隠れてて見えないが、部屋の隅には黄色いのが積んであるし。寝室にも枕元に八冊あるし、机にも十三冊、ベッドの下にも……」
咲夜「そんなに!? っていうかベッドの下に置くな。いかがわしい本か」
魔理沙「黒魔術の本というのは、大なり小なりいかがわしい」
咲夜「うーん」
魔理沙「他にも、とりあえず目を通した物は屋根裏に入れてるし……」
咲夜「入れてないで返しなさい」
魔理沙「またいつ読みたくなるか判らない」
咲夜「その時はまた借りに来なさい」
魔理沙「貸してくれないじゃないか。読みたくなる度に力尽くで奪いに行かなきゃならない私の身にもなってくれ」
咲夜「どうして貴女の方が被害者っぽくなってるのよ」
魔理沙「ついでにいうなら、その度に撃墜される門番やパチュリーの身にもなってやれ」
咲夜「あんたね」
魔理沙「何か?」
咲夜「……別に」
魔理沙「そうそう、細かい事をいちいち気にしないのが健康の秘訣だぜ」
咲夜「……」
魔理沙「何か?」
咲夜「べーつーにー」
魔理沙「ともかく、このように、どこに何があるかはきちんと把握してる。恐れ入ったかメイド長」
咲夜「恐れ入ったわよ、色々な意味で。でもね」
魔理沙「何」
咲夜「把握してるのは凄いけど、それは散らかしてるから把握する必要が出て来ただけでしょう? 整頓しない理由にはならないわ」
魔理沙「これでも、ある意味で整頓されてるんだが」
咲夜「どの意味でよ」
魔理沙「マジックアイテムは力を持ってる。逆属性どうしのを近付けて置くと、打ち消し合って力が失われる。同属性だと今度は相乗効果で暴走する場合もある。置き場所には気を遣うんだよ。いわゆる『整理整頓』を基準に置いていくと、パズルゲームでいうところの『詰み』状態になる」
咲夜「うーん」
魔理沙「判りやすい反応ならまだ良いんだが、予想外の効果を出してくれる事もあるしな」
咲夜「……そういうのは、大発見に繋がったりしないの?」
魔理沙「するには、する」
咲夜「なら、良いじゃない」
魔理沙「材料の塊どうしでの反応になるから、量が多すぎて、規模が大きくなりすぎる。危険だ。実験の時は粉末にして少しずつ試すんだよ」
咲夜「そ、そうなんだ?」
魔理沙「そうなの。そんな訳だから、無反応の物どうし、せめて極々緩やかな反応を示す物どうしが並ぶように置いていく事になって、こういう部屋ができあがる」
咲夜「なるほど。……って、あれ? でも、パチュリー様の部屋は綺麗だったわよ? きっちり棚に収まってた」
魔理沙「それはたぶん、魔力にモノを言わせて、棚の一段一段……もしかしたら、ひと瓶ひと瓶、ひと箱ひと箱、ひと束ひと束を封印 ( ロック ) してるんだな。力が他へ漏れ出さないように」
咲夜「貴女にはできないの?」
魔理沙(むっ)「やろうと思えば、できるぜ」
咲夜「思いなさい」
魔理沙「封印棚を作っても、今度はそれを置くところがない。単なる倉庫を作るつもりはない……」
咲夜「そう……」
魔理沙「……」
咲夜「……」
魔理沙「……さくや」
咲夜「……なによ」
魔理沙「おまえ……この部屋のもの、なんかいじったな?」
咲夜「……えっと」
魔理沙「そういえば、さっき、ちょっと挙動不審だったような……」
咲夜「実は、そこの干し草みたいなのがちょっと落ちそうになってたから、こっちの本の上に動かした」
魔理沙「うー……」
咲夜「ごめん……未知の反応?」
魔理沙「既知」
咲夜「よかった……」
魔理沙「あんまりよくない……」
咲夜「なんで?」
魔理沙「その本は『ミイル・イリュージャイ』の写本。読むだけで意識がタイトル通りの幻想世界に飲み込まれるとか、実は予言書とか、最強の魔導書とか、色々いわくのあるもので……並の人間は読んじゃいけないから……アイテムとして使う……」
咲夜「ふぇー」
魔理沙「草の方は、マスタースパークを ( カード ) に封じる時に、魔力を誘導する為に使う……導火線みたいなものなんだが……同属性・下位のマジックアイテム……」
咲夜「えっと……マスタースパークは……」
魔理沙「恋符」
咲夜「……」
魔理沙「……」
咲夜「つまり、まとめると……」
魔理沙「恋で幻覚な魔力が絶賛発生中……」
咲夜「……」
魔理沙「……」
咲夜「……まりさ」
魔理沙「うぁー、まがおでなまえをよぶなー」
咲夜「わたしだって、こころにきめたひとがいるし、こんなのいやだけど、なんかてぢかなところででもすませないと、からだがおさまらないかんじで……」
魔理沙「はっきりきょぜつしながら、にじりよってくるなー」
咲夜「あなた、みためはわるくないから、犬にかまれたとおもってがまんするわ……」
魔理沙「かつて、こんなことをいわれながら迫られた少女がいただろうかー」

 さりげなく蓬莱学園。

2003.09.01.2311

[012311] 上海アリス幻樂団 東方妖々夢

 難易度 Normal 、レーザー魔理沙さんで出撃。
 ステージ 3 まではおっけー。
  4 はもう少し。
  5 以降で死にまくり。

 なのでステージ 4 5 を練習。
 何というかダメ。弾を見てはいるけれど認識していない。テンションが低い。

 今日の新必殺技(たぶん今日一回限り)。

霊夢「はぁくぅれぇいぃ……はりけーんっ!」

「爆雷」と「博麗」は似てるなぁ、というお話。

魔理沙「――ただ語呂が似てるだけじゃないか」
霊夢「ぐるぐるぐるぐる」
魔理沙「回るな回るな」
咲夜「『リミッターカットします』」
魔理沙「いきなり現れるなっていうか確かにメイドという共通点はあるけどアレはどちらかといえば私のマスタースパークだろうっていうかそもそもお前はいつもリミッター解除だ」
咲夜「まぁ、言わせてもらえば、お嬢様を背負って、お嬢様と一緒に、お嬢様の願いを叶える為の戦いに出たいものではあるわね」
魔理沙「そんな事聞いてない」
咲夜「ランドセルのお嬢様(ハァハァ)」
魔理沙「ハァハァ言うな」
チルノ「ついしょおめつりゅーしかそくけんっ」
魔理沙「脈絡なく登場した上に、キャラ的もしくはネタ的関連性を考えず、単にやたら強そうな字面だというだけで技を選んでるんじゃない」
チルノ「ついしょおめつりゅーしかそくけんっ、ついしょおめつりゅーしかそくけんっ」
魔理沙「ひらがなで連発すな」
フランドール「魔界大帝フランドール・ス?」
魔理沙「苦しい上に、『カーレット』はどこへ遣ったんだ」
美鈴「ボーナス君って言うなぁ、いうなぁ! ぅあーん!」
魔理沙「言ってない言ってない」

 いや、好きなんですよ「わくわく 7 」。

霊夢「……しまった、気持ち悪い」
魔理沙「回り続けてたのか?」
霊夢「残念だけど、これじゃあ実戦では使えないわね……『博麗サイクロン』」
魔理沙「……違うゲームになってるぜ」

 ジン・サオトメネタで行くなら、「博麗ダイナマイト」が見たいですね。
「霧雨ダイナマイト」ならもっと見たいですが。

※元ネタ「サオトメダイナマイト」をご存じない方へ:
 その更に元ネタが、葉隠覚悟の秘策『瞬脱装甲弾』だと思われますので、それだと考えてください。

 あぁ何かテンション上がって来た気がするぞ。

咲夜「……十六夜うなよ」
魔理沙「もう何でもアリか」

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