作品解説(一水社/光彩書房編)
ビアりん/光彩書房) 最初はB5判だったが、A5判になった後、今はなくなってる。(苦笑)出版社の忘年会ってここが始めてだった。なお、ここでの紹介文はAdult Comicsというサイトにあげられていたものを流用、又は一部改定したものがあります。 |
| 56*ひまわり/16ページ ピアりん97年12月号 :水木に未練を残しているような海美。そんな彼に真琴は・・・ これは、「c.2」(続き、2の意)と呼んでいた。57で海美が気に入ってたというのもあるが、実はやまざき貴子さんの「っポイ!」の何巻かをネームを描く前に読んで相模をえらく気に入っていたからで、つまりは真琴を描きたかったのだ。ちなみに海美が落ち込んでいるのは、水木に本気だったからではなく、今までフラれた事がなかったので、フラれたのがショックだっただけです。つまり真琴は勘違いしてるんですね。にしても、これの直前のページに葦原将軍さんのスキーの漫画が載ってんのは頭が痛かった。ちなみに物語中では、9月の頭から末ぐらいのつもり。 98/04/18 |
| 58*試してGATTEN!/18ページ ピアりん98年1・2月号 「青春18禁きっぷ」に収録
:一人の女の子を巡って、彼女に想いを寄せる女と恋人候補の男が争う。三人仲良くを願う女の子が一計を案じた結果、争っていた二人はいつの間にか・・・ さらだまさきって方の「IRO IRO」と言う単行本にあった「二等辺三角形」という16ページの短編の、登場人物の3人の関係の極一部を元ネタにしています。ですから中身は全然似てません。 扉のあおりに「レズ友達(恋人?)」と書いてありますが、向の由架に対する気持ちは確かに恋愛感情なんですが、由架の方はただの友達としか思っていません。この話の大失敗はもう遊園地です。遊園地自体もう7年ほど入ってないし、モデルの後楽園ゆうえんちもここ1・2年見ていなかった。したがってスケール感が全然つかめずひどい観覧車ができてしまいました。ちなみにHOTEL NeWせらみっくと言う名前は、愛知県瀬戸市にあるHOTEL セラミックから。 98/04/18 |
| 59*青空/18ページ ピアりん98年3月号 「女教師の悦び」に収録 :大学入試に失敗し絶望した二人の男女が学校の屋上で出逢い・・・ 友人は「山本直樹の漫画みたい」といってました。鹿野の髪型が描き難くて仕方なかった。もう下書きの辺りで「失敗した、失敗した。」と悔やむ事しきりでした。まぁ、できちゃえば気にならなくなってましたけどね。個人的にはこういった逃げの姿勢の話っていうのは好みじゃないんですけどね。でも、読者の中にはポジティブに写った人もいるんで、そこはこっちの力不足ですね。こっちは最初から60と並べて考えているからどうしても二人のやってる事を「救われた」ではなく「こいつらは逃げてる」って感じちゃいますが、(だから山本直樹なわけだね。)読む側は考えませんものね。何か編集部に他の雑誌で描いた私の漫画に似てるという電話があったらしいんですが、51の事なのかしらね。確かにヒロインの髪型も似てるし、そう言われても仕方ないか。結果からいえば51もこの59・60の派生だともいえるね。こいつらの方がネーム描いたの先だったし。 98/04/18 |
| 61*フォトジェニックス/16ページ ピアりん98年4月号 「青春18禁きっぷ」「女教師の悦び」に収録
:好きな女の子の真正面の姿だけを撮る男の子。不思議に思った女の子は彼の家を訪ね理由を問い詰めるが・・・ 55同様、体感がテーマである。忍野しのぶさんの「ハートセレクション」と言う短編集中の「バーチャリティー199X」が元ネタ。それを読んだとき「どうしてこういう展開になったんだ。」と思い、自分が想像していた展開を元にしています。(もっともタイトルからすればその通りな内容だったんですがね。)これも何回も手直しをした挙げ句最初の構想と違う物となった。ヒロインの新井は好きだが、話をスポイルしていく過程であまりに「とんだ」女になってしまったのは残念。写真の中の彼女の表情が少しずつ違うのは、撮られているうちに、ただカメラに向かわされている事に疑念を持って行っているからです。真正面の姿だけ撮る理由が、そんな事思いつかない言われたが・・・。そうなのかな?相手を眺めるだけじゃなくて、相手に見てほしいって思うのはそんなに変ではないのではと思うけど・・・。でもだからって写真でそれを代用しようってのはやっぱりおかしいよな。だから私はあんな事してる田原は嫌い。(笑) 98/04/18 |
「ピアりん」の後番。読者コーナーなどほとんどそのまま続いてる。毎回テーマが決まっている。 |
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64*物忘想−ぶっぽうそう−/18ページ マンガ完熟選科 VOL.2 「セーラー服ときかん坊」に収録 :喫茶店でバイトをする圭。そこの常連、長家は彼女にエプロンを送る。 テーマが「エプロンの似合う女の子」だと言う事。(笑) こういうテーマだと、掲示板で指摘されたように、「エプロン+えっちまんが→おばかなはなし」と言う図式が真っ先に浮かぶ。実際自分でもそういうネタになりそうなのも合ったが、そこの中には、明らかに男女の分業の思想が見え隠れして、それを肯定する事だけは避けたいと思った結果こうなった。 東京行くついでに原稿を直接持って行ったが、そこでまだ締切りまで間があるので若干の手直しをする事になって、影のトーンの追加、3ページ目の全身像を描き直した。 ヒロインの圭ちゃんは久しぶりにはまった。エプロンがああいうのなので、胸が気持ち大きめだったのが、ペン入れ直前に読んだ大暮維人の「バーンナップエクセス&W」の影響で更にでかくなった。ちなみに「長家」は「ながや」と読む。ところが自分がよく「家永」と間違えていた。なんか教科書裁判の話があってそれが頭に残ってたのか?喫茶店のモデルは大元は「きまぐれオレンジロード」のアブカブだが、実際は岩明均の「風子がいる店」のロドス。それにデニーズ市ヶ谷店。(笑)喫茶店ってもうずっと行ってないし、これのモデルになるような所も知らなかったのでこうなった。タイトルの「物忘想」は当て字。漢文としても間違ってる。最後までタイトルが決まらず、苦肉の策。本物のぶっぽうそう(仏法僧)は鳥なんだが2種類いる。片方はフクロウの仲間のコノハズク。愛知県の鳳来寺山のが有名だね。これが「ぶっぽうそう」ときれいな声で鳴く。ところがフクロウなので夜鳴く為に姿が見えず、あんなにきれいに鳴くのなら美しいに違いないと見栄えのいい鳥に「ぶっぽうそう」との名がつけられている。これがもう一方のぶっぽうそう。しかしこの鳥の鳴き声はかなり汚いらしい。 ちなみに最終ページの最後のコマで次の台詞がぬけてる。「今でもあのエプロンをしています」 98/09/01 追記 「巨乳通信」(松文館) 04/06/30に再録。 |
「完熟選科」から本のタイトルが変わった。読者コーナーなどほとんどそのまま続いてる。今回のテーマはタイトルの通り「初めてのH」(笑)。 |
| 66*蝉時雨−せみしぐれ−/18ページ 処女体験(アンソロジー) 「青春18禁きっぷ」「女教師の悦び」に収録
:5年ぶりに田舎に帰った一也。そこにはある思い出とともにある彼女がいた。 最初は違うネタで行くつもりだったんだが、考えているうちに時間がなくなって、すでにあったネームで行った。真夏の話なんで季節はずれなネタになったのが残念。 話のイメージは山本正之の曲「ぼくの夏」。最初はもっとそういう少年の日の思い出みたいな話だったのだが、そこに清原なつのの「私の保健室においで」の生理の話が混じった。本当はオチもシックな話にするつもりだったんだが、ネームを切っている最中、ヒグラシの「カ〜ナカナカナカナカナ」という鳴き声を書いていた時、高校時代の美術部の合宿で三重県大王町の波切で1日中絵を描かされていた時、炎天下の中油絵を描いているとその「カ〜ナカナカナカナカナ」が「死〜ね死ね死ね死ね死ね」と聞こえてムカついた事を思い出し、オチをそうしたら、途端にお間抜けな感じになってその辺りは怪我の功名とでも言うか、何と言うか。(笑) 絵的には、自分でどうしたものか悩んだ挙げ句、失敗の数々。私の絵では特殊効果トーンは使うのは控えた方が吉だわ。どうも手抜きにしか見えない。現に手抜きとして使ったからなぁ。 98/10/30 |
「完熟選科」の流れの4冊目。今回のテーマはタイトルの通り「メイド物」(笑)。他の作家さん達は案の定、いわゆる「メイド物」やってるんで浮きまくってますわ。(笑) |
| 70
*レディ・メイド/18ページ ご主人様、お願い・・・(アンソロジー ) 「ご主人様、お願い。」「セーラー服ときかん坊」に収録 :メイドとして雇われたエリアは、盲の青年ユキトの面倒を見させられる。 最初、メイド物と言われた時は一体どうしようかと考えたんですが、ああなりました。(笑)とにかくいわゆる単純な「メイド物」にしたくなかったんで、メイドがいて、そこにHが入る条件付けを考えました。で、舞台は1920年代辺りの第一次大戦後の好景気から大恐慌の辺りまでのアメリカの人種差別的な色彩の強い田舎です。ユキトはこの家の娘が日系人と駆け落ちしてできたのが、両親の死後引き取られたという設定です。自分でもここまでやらないと、メイドって言う物を肯定的に話の中に取り入れる事ができなかったです。話はともかく、ディテールとかはいつも通りいいかげんしたね。(苦笑)後で考えたら、この当時はブラジャーじゃなくてコルセットではなかったのかとかね。まぁ、後で何とかブラジャーはあったらしいとわかったんですが、あんなデザインなのかどーかは・・・。一応アールデコ調を気分的に入れたんだけど。(笑) 2ページ目の「目が見えないくせに」は、最初「盲のくせに」でした。打ち合わせで「「盲」はなんて読むんですか?」と聞かれたので「好きに読んでください。(笑)」と言って「ふりがなをつけない」と言う事で合意(大笑)したんですが、結局変わってましたね。個人的には「盲」の方が正しいと思ってます。でもこれって出版コードに引っかかるんですかね? エリアは結構好きなキャラでしたね。同情しちゃう。(笑)これも結局締め切りが伸びて、仕上げだけ後にやって年越したんだよなぁ。 99/04/09 |
「完熟選科」の流れの5冊目。今回のテーマはタイトルの通り「看護婦さん」。(笑)最初に話聞いた時笑っちゃって、担当さんに「そんなに笑わないでください」って言われたけど、今まで、エプロンとかメイドってあれば順当だよね。(笑)にしても、このタイトルはちょっとなぁ。(笑) 作者コメントで私の入院歴が「10ヶ月+2ヶ月+1週間」となってますが、「10日+2ヶ月+1週間」の間違いです。申し訳ないです、私の送ったコメントを書き間違えてました。(苦笑)10ヶ月も入院してたら留年してるよな。(苦笑) |
| 71 *我想う故に君有り/18ページ ナースの裏汁(アンソロジー) 「ご主人様、お願い。」「セーラー服ときかん坊」に収録 :生死に関わる手術を控えた早方は看護婦のさゆりに不安な面を見せる。 先に書いたように私には入院歴がありまして、その時に入ってきたばかりだった同室の人が急変して、あわただしく個室に移り二度と戻ってこなくなるという事がありました。その時のその個室の前でたたずむ人達の姿が記憶に残ってます。この「死」は、死体を見るよりもはるかに生々しいものでした。この記憶がこの話の下地になってます。 病院内の事は大体記憶に頼りましたが、色々と参考にしたのが「おたんこナース」でして、服装なんかはそこからまんま流用。病棟看護婦は持ち物多いからあれくらいポケットの多い奴の方が正しいと思う訳よ。 物としては恋愛ドラマというより、さゆりの看護婦としての成長物語と捉えていました。う〜む、なんか残酷な気もするけど、やっぱり病棟看護婦には必要な過程な気がするんだよなぁ。でも、なんだか70と話が似た感じになったのが何か・・・芸が無いっつーか何と言うか・・・。(苦笑) 早方の病気は色々考えたんですが、一応心肺の疾患を考えていたものの、心臓だと、手術を近くに控えているような奴が心臓のモニターもつけずにいられるだろうかという疑問があって、まぁ、そんなに深く考えても仕方ないので結局「何度も手術が必要で生死に関わる病気」という事で。(笑) 知人に「ラストに謎を残す」と言われて「はて・・・?」と思ってます。そんなに謎か? 99/08/21 |
再び、メイドです。(笑)やっぱり浮いてるか?(笑) |
| 74*MAID−今日と明日−/18ページ 御主人様、お願い2(アンソロジー ) 「ご主人様、お願い。」「セーラー服ときかん坊」に収録 (『私のご主人様▽』に改題) :ドジで失敗ばかりしているメイドのエミリ。そんな彼女を気にかける執事のパーカーだが・・・ 結構、重大な誤植があります。P125の6コマ目「考えさせてくれ」は「考えておいてくれ」の間違いです。これじゃあ、パーカーやな奴です。(苦笑)(単行本では直ってます。) 明るく、かわいい話を目指したんですが・・・ちょっと暗いかな。(苦笑)話の作りがどうにも何か無理矢理な気がしますねぇ・・・。ちょうど結構まいってた頃のだし・・・。このタイトルは、私がつけたものではなく担当さんがつけたもので、センスは私のとちょっとノリが違う、第一、「MAID」を「まいど」と呼んでしまう事自体もうアウトだね。(笑)原因は私が知らせ忘れてたらしいです。(笑)元々は「私の御主人サマ」。 元ネタは遠藤淑子さんの「マダムとミスター」。かなり露骨にまんまだね。(苦笑)だから舞台は現代のイギリスです。パーカーっていうのは散々名前を考えて、イギリスな名前を・・・と考えてたんですが、最後は「執事なんだからパーカーだ!」と言う乱暴な決め方でした。だって他に執事な名前なんてギャリソンしか知らない。(大笑)ギャリソンっつったらダイターン3のギャリソンしか浮かばないもの。(笑)とはいうものの、パーカーってのは実はサンダーバードのペネロープの執事から取ったのだ。(笑)エミリってのは中山、辺見、両エミリから。たまたま万物創成記とか見てて。実はこの二人、まだきちんと名前と顔が一致してないのだよ。(笑)この二人は結構気に入ってるんで、機会があったらまた描いてみたいですね。(メイド物って決められないとやらんかなぁ、やっぱり。(笑)) この漫画での最大の主張は「メイドは奴隷ではない」という至極当たり前な事をわざわざ行った事ですね。(笑)メイド物のエロ漫画のくせに。(笑) 実はこれ、一度原稿を出した後、リテイクを出されて少し手を入れている。やっぱり慌てると駄目だねぇ・・・。 99/11/22 |
今度は女教師です。また浮いてます。(笑)なんたってアオリが「ちょっとアブない話の中で、ちょっぴり甘々なラブストーリー」ですから。(笑) |
| 75*ボクの好きな先生/18ページ 女教師愛液授業 「青春18禁きっぷ」「女教師の悦び」に収録
:卒業が危ないというのに井方は教師の坂下に夢中。ようやくまじめに取り組むものの、坂下に見合いの話があって・・・。 最初は外伝に載ってた東京堂えるえるさんの漫画のイメージがあったものの、なんだかやってるうちに違ったものになってしまいましたね。なんか描いてるうちにどんどん馬鹿な感じになっていったのが自分でもわかったし。(笑)坂下はサラリーマン教師のつもりで作ってるので、「生徒を卒業させるのが教師の仕事」というのは乱暴な意見を言うし、不祥事による失業も嫌だと言ったりと、おおよそ一般的な教師像らしくないのが気に入ってます。教師だって人間だしねぇ。ラストの「責任とってね」は「うる星やつら2」から。だから井方はドツボにはまるのだ。(笑) こいつらは気に入っているので機会があったらまた描いてみたいですね。 00/01/31 追記 「秘密の扉31」(松文館) 08/09/30に再録。 |