映画の話 2005年版

ここでは私の見た映画の話をしてます。
各作品は私の独断でABC3段階プラス+−でさじ加減をして評価をつけてます。

<2006年分

2005年版
2004年の統括

>2004年分

2005年版

2005年の期待(笑)

今年は57本。

TAXI NYカンフー・ハッスルオペラ座の怪人セルラーローレライアレキサンダーシャーク・テイルオーシャンズ12レーシング・ストライプスロング・エンゲージメントハウルの動く城鉄人28号あずみ2 Death or Love阿修羅城の瞳アビエイターレモニー・スニケットの世にも不幸せな物語コンスタンティンオペレッタ狸御殿交渉人 真下正義フォーガットンキングダム・オブ・ヘブンエレクトラ戦国自衛隊 1549シェルブールの雨傘バットマン ビギンズ逆境ナイン宇宙戦争HINOKIO ヒノキオスター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐姑獲鳥の夏ロボッツ妖怪大戦争皇帝ペンギンアイランド亡国のイージスマダガスカルチャーリーとチョコレート工場魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼容疑者 室井慎次忍 SHINOBIルパンファンタスティック・フォー [超能力ユニット]ステルスセブンソード機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者シン・シティティム・バートンのコープス ブライド仮面ライダー THE FIRST機動戦士ZガンダムII 恋人たちこの胸いっぱいの愛をブラザーズ・グリムハリー・ポッターと炎のゴブレットALWAYS 三丁目の夕日甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち男たちの大和 YAMATO

男たちの大和 YAMATO
女っ気のない、ストレートでしっかりとしたごついいい話でした。しかも、1/1の威力は凄いです。その存在感たるや抜群です。もう少し1/1を活かした引き絵があってもよかった気はしますが。戦闘シーンの激しさや血みどろさは、それだけでも訴えかけるものがあります。いや、本当、これが北京原人と同じ監督のものとは思えない。(笑)その意味でも、いまさらながら製作の角川春樹の力ってのを感じずにはいられない。
今年公開された軍事モノの映画の中では一番右っ気が強くて反戦色が強いっていうのは面白い所。
特撮の方もCGやミニチュアをうまく使って、迫力あるシーンを作ってます。その一方で、かつてミニチュアをプールに浮かべて撮っていた時には普通にあったカットが、逆に今回の技術では撮れないのかどうかは知らないけれども、ないというのは面白い所。後、大和攻撃に参加している航空機がアベンジャーだけってのは残念。しかし、ローレライといい、今のデジタル時代の特撮ってのに関しては、特撮研究所の技術力ってのは侮りがたい。 A 06/01/10

超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち
話的にはくてんくてんでしたが、テンポもよく、ヒーローは主題歌に乗って活躍し、そんな彼らが勢ぞろいし、轟天やユウヒと言った、脇のメカも大活躍。(轟天は本家の海底軍艦の時より活躍してるんじゃないのか?(笑))敵も強大で、実に盛りだくさんで、お祭り色が強くて楽しかったですね。
これを見て私は実はグランセイザーが凄く好きだったことがわかったよ。彼らがいささかおざなりだったのが実に残念。なぁ、リオンってどこにいた?(笑)
ところで、テレビCMにもわざわざ出てた、高田総統ってのは、メインの客層である子供達に対して、どれくらいの訴求性があるんだろうか? B+ 06/01/10

甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道
始まった時は遊戯王かと思ったりしましたが・・・そんな感想を引きずった所為か、前半がしょっぱくてどうしたものかと思いましたが、ブラック博士の登場の辺りから俄然面白くなってきて、素直に楽しめましたね。しかも本当に「グレイテストチャンピオン『への』道」だったし。(笑)
ブラック博士はいつまでもムシキングに関わりあってるよりも、自分で何か作った方が儲かる気がする。(笑)私としてはアイちゃんがしっかり者で嫁に欲しくなりましたが。(苦笑) B 06/01/10

ALWAYS 三丁目の夕日
決して甘くはないけど、柔らかい世界をきちんと丁寧に描き上げていて、好感が持てます。役者陣が総じて好演。鉄人28号に引き続き、お母さん役が素晴らしい薬師丸ひろ子、オペレッタ狸御殿の女官も含め、私的には本年度の最優秀助演女優賞です。吉岡君の文学崩れの駄目人間っぷりもいい。そして子役が実にいい。後、この監督にしては、設定が普通な話の所為か、エピローグがすっきりしていていいですね。(笑)
特撮の方は昭和33年の風景を見事に作り上げていましたね。デジタルエキストラの動きがまだまだ微妙とは言うものの、これだけ大掛かりに世界を作り上げると言う試みは成功していると思います。 A 06/01/10

ハリー・ポッターと炎のゴブレット
シリーズも4作目、物語もちょうど折り返し点ということで、最大の敵の復活はあるものの、恋に友情にと基本的にはすっかりティーンエイジャー映画。シリーズ初のイギリス人監督とは言うものの、クリスマス・パーティー絡みの所なんかはほとんどアメリカの青春映画。なんでそう見えるかと思ったら、ホグワースって共学だからかもしれない。(笑)そして、相変わらず、校長のお手盛りはあるし、お笑い番組のゲームよろしく「最後のゲームの勝者がすべての勝者」だし、まぁ、それはそういうもんと思うしかないのか?(苦笑)
しかしまぁ・・・長い・・・今回は3時間弱です。原作の長さが長さなだけに仕方ないんですが、今後、更に長編化する原作に対して、次回から前後編になると言う噂すらあり、さてどうなる事やら。
ところで・・・親父の正体がハリーに知られた(はず)のドラコはどうなるんでしょうか? B+ 06/01/10

ブラザーズ・グリム
私のギリアムの印象ってバロンが最初だったので、こう言うのもありだなぁ・・・と。雰囲気もらしかったし。ただ盛り上がりのポイントが微妙にずれているのはギリアムっぽいか。(笑)あ、ヒロインに色気がないのもそうか。(笑)
主役の二人の配役は元々逆だったらしいけど、結果これで良かったですわね。(本人たちが「いつもやってるようなキャラだから」と言う理由で交代を申し出たとか。)モニカ・ベルッチが悪い魔女っぽくないかわいい声ってのが、逆に無邪気な危なさが強調されててナイス。 B+ 06/01/10

この胸いっぱいの愛を
主人公達が過去に戻ったことに何のSF的説明もないので、本当にただのファンタジーになってる。過去を変えても主人公の未来が変わらないってのはなんとも微妙。エピローグにヒロインの今を見せるのはいい。でも最後のシーンは蛇足。かえって印象悪くなったよ、私には。これが主人公の未来が変わってたって言うのならこのシーンもありなんだと思うけども、それじゃあ駄目だしねぇ。
ヒロインが隣のお姉さん的な美人なのがいいね。愛川欣也が意外とよかった。普段はあんまり好きじゃないんだが・・・。(苦笑)
舞台が門司という小都市なのがよかったけども、もう少し町としての広がりが見えてもよかったんじゃないかと。ちょっと出てくるところが限定されすぎで町の良さがいまいち出てないか。 B 05/11/20

機動戦士ZガンダムII 恋人たち
1があまりに面白かったんで見てきました。そもそも、Zってテレビでやってた時、あまり面白く思えなくて、ライラが死んだ辺りまでしか見てなくて、あとは飛び飛びに思い出したようにしか見ていないので、大まかな流れがわかってるくらいでしかないんで、これはこれで結構新鮮。さすがに整理されているものの、登場するモビルスーツの種類がぜんぜん減ってなくて(バンダイからのお達し?)、パイロット達の出入りが激しいのも含めて、やっぱり要素がてんこ盛りなんでばたばたしている感は否めない。
内容的には「恋人たち」って言うよりは「恋する人々」って感じ。話の軸がカミーユとサラに整理されてるんで、ジェリドの扱いが哀れ。おかげでマウアー見せ場らしい見せ場無しだったし。マウアー好きだったのに。シャアがレコアさんの要求をあっさり飲んでしまうのを見て、「そうやってあんたは無責任にハマーンやナナイにも・・・」と思ってしまった。(笑)
一部で話題になってたキャストの変更は・・・フォウはあんまり変わってなかったな・・・私は元の島津冴子の声って、このキャラにあってなかった気がしてたんで、ちょっと期待してたんだけども、ほとんど印象が変わってなくて逆に残念。サラの方は危なっかしさが倍増してて、今後の役回りを考えるとこれはこれでいいんじゃないかと。
で、来春公開予定の3ですが、ますます私の知らないところへ向かってるんで、ちょっと楽しみ。もっともテレビん時とは違うオチになるって話なんで、知ってた所で意味ないかも知れんが。(笑)取り合えず、ヘンケンさんが死にかけのエマさんを助ける為に船を乗組員ごと潰す様な事にならないのを希望。(笑) B+ 2005/11/11

仮面ライダー THE FIRST
知人曰く「ジェットマンが冬ソナしたライダー」 ああ・・・・なるほど、そう言われれば確かにその通り。 私的にはライダー云々より、一般向けっぽくしたかった風には取れるもの、逆に脚本、演出含め何もかもが「背伸びしすぎて結局そのまま倒れた」って感がひどくしました。あまりに主観的であれですが、劇場用というよりVシネ臭の方が強く感じるのも「背伸び感」を増長させてるのかも。
恋愛を主軸にするならそれでもいいんだけども、もっと山あり谷ありでもよかった気がするし、蛇カップルももう少し上手く本郷達の話に絡ませて欲しかったし(せっかく水の結晶云々の話があったんだからこっちにも使えばよかったのに・・・・)どうも不徹底な感じ。おまけになんだか設定はいろいろ霧散しちゃってるし、結局特撮ヒーローモノの約束事に乗っかった作りになってしまっているのが残念。その一方でクライマックス、ショッカーのアジトに乗り込む本郷と一文字はやっぱりバイクで行くのが筋でしょう、仮面ライダーなら。そういうところははずしてるし。せっかくの原点回帰の映画なんだから、もっと細かい所をつめて欲しかった。マスクをかぶるのはいいとして、じゃあ服はどうとか、サイクロンにはナンバープレートがあって欲しいとか、どうもいろいろおざなり感がして嫌だったか。
まぁ、なんと言うか。せっかくの劇場用オリジナルの仮面ライダーにもかかわらず、全国で20館程度での公開って事で、東映のこの手のジャンルへの本気度がどの程度かってのは知れたものか。で、金も本気もかけて作ると、デビルマンだったり北京原人だったりする訳で、まったくあの会社ってのは・・・。 B 2005/11/11

ティム・バートンのコープス ブライド
面白かったんですが、なんだか無理やり終わらせた感がありますわね。まぁ、確かに、ヒロインが二人ともいい人物なんで、きっぱり終わりにくいってのはあったかもしれませんが。バートンのこの手の話の定石通り、嫌な大人の描き方はきっぱりと嫌らしい。モノトーンの現実と明るくカラフルな死体の世界って対比はいいのだけれども、そんなくらい現実の中の愛の表現くらいもっとカラフルにしてもよかったのでは・・・と。
ストップモーションアニメのはずなのにあまりに動きが滑らかなので、何か細工でもしてあるのか知らん? B+ 2005/11/11

シン・シティ
コミックのスタイルをほぼそのまま映像化していて、なかなか新鮮。しかも、それを全編にわたって、手抜かりなくやっているのは、執念のようなものを感じる。まぁ、実際、監督のロバート・ロドリゲス、原作者のフランク・ミラーを共同監督に巻き込んだのもそうだし、その為に全米監督協会から脱退してまでやってんだから、そりゃぁ、と言うか。
話は3つの話のオムニバスだけど、時系列は流れのままじゃないのはパルプ・フィクションと一緒。考えようによってはパラレルにも見えるか。で、男はかっこよく、女は色っぽくで3つとも面白く、そしてかっこいい。あぁ、ミッキー・ロークかっこいいよ!レジェンド・オブ・メキシコの時のゆるさは一体・・・?(まぁ、あれはあの峠を過ぎた男のゆるさがよく出てはいたのだけども。)個人的にはイライジャ・ウッドが○。 A 05/10/30

機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者
なんと言う事!?あのグダグダだったZがこれほど面白くなっているとは・・・!星を継ぐ者と言うサブタイトルからも、やろうとしている事が非常にわかりやすく、すっきりと出ているのが印象的。そんな中で、ファーストのキャラ達のエピソードも過不足なく盛り込まれていてうれしい限り。その辺の割り振りにしてもなんにしてもバランスが良くて、実に面白く見れたわね。
一方、話がはしょられているおかげで、カミーユ、凄まじい性格に・・・。(笑)でもレコアさんってこんなに色っぽかったっけ?(と言うか、女性キャラ全般妙に色っぽいのは富野さんの教育の賜物か?(笑))キャスティングはほとんど元の通りだったけども、シロッコの声が「えぇ〜?」っていう感じで。でも島田敏のままなんだよなぁ。
モビルスーツのカットに結構新規作画があって、当時のテレビアニメの作画レベルではまるでカッコよくなかったリック・ディアスや百式がカッコよく見えてちょっとうれしい。Zのメカって描きにくいのに。
うう〜ん、こんなに面白いのでは、2も見なくてはいけないじゃないか。 A 05/10/30

セブンソード
ツイ・ハーグはもう10何年かぶりだったんだけど、映像のテンポはいいけど、話のテンポはいまいちと言う特徴が、ハリウッドに行っても直らなかったのか?登場人物が多い割に初登場シーンの印象付けがいまいちで、各々のキャラがはっきり区別できてくるのは中盤過ぎ、それでも尚、キャラの掘り込みはキャラ毎にばらばらで逆にピンとこなくなったりして、キャラ同士の関係性がどうにもはっきりせず、どうも釈然としないまま終わったと言う感が強いですね。大体、話、終わってないし。
アクションシーンは凄いのだけれども、どうも何やってるのかよくわからないってのも健在。何と言うか・・・各剣の掘り込みも不足気味で、キャラの掘り込み不足と合わせて、ますます何と言うか・・・。
なんか凄く色々ともったいない印象の強い出来でしたわね。 B− 05/10/30

ステルス
自我を持ってコントロールできなくなった無人機との超高機動空戦・・・ターミネーターロボコップ2みたいなノリでマクロスプラスのゴースト対VF-21みたい感じで行くのかと思っていたんだけど、まぁ、確かにそういうのもあった。んが、クライマックスはアイアン・イーグルだった。(苦笑)
まぁ、面白いですよ、空飛んでるところは。合成もきれいで、発艦シーンなんて本当に発艦してるみたいだし。でも、キャラも弱いし、ドラマも取って付けたようだし、話も含め全体に上滑り感がすごくて、ちっとも話に入っていけないのはしんどい。
有人機の方はなんとも不思議なデザイン。無人機の方はかつてのF-19。(笑)どちらも垂直尾翼が無くて、なんとなくステルスっぽい。(笑)ただ、いろいろ出っ張りもあるし、エンジン排気の減熱もぜんぜんしてなさそうなので、実際のステルス性は謎。つうか、どうも何らかの装置を使ってステルス性を確保しているらしい。(理屈はともかく)・・・まぁ、ハリウッド映画ではそんなもんだわね。(苦笑)しかし、こいつら一体どこをどう飛んでるんだ?つうか、航続距離どんだけあるんだ?インド洋(おそらく)からタジキスタン、ロシア国境沿いをうろるろして一機は帰還途中北朝鮮に墜落(どこに帰るつもりだったのか・・・)、もう一機はそのまま給油(無人のガソリンスタンドのごとく飛行船・・・アメリカ人の発想って・・・大体無人機の方って燃料メタンって言ってたじゃん・・・)、その後バイカル湖近辺で空戦、損傷してアラスカっていくらなんでも飛びすぎだと思うんだけど。 B 2005/10/11 。

ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
私にとってファンタスティック・フォーってのは、宇宙怪人ゴーストで、ハンナ・バーベラのアニメであり、ヒューマン・トーチじゃなくてファイヤーボーイだし、岩石人間はムッシュメラメラなんだけれども、まぁ、そんな感じの映画でしたね。(笑)昨今のシリアス一辺倒のアメコミ映画化に比べると、根はシリアスなんだけれども、明るく、楽しく見れます。とは言えやっぱり地味。悪役が活躍しだすのも、いい加減後になってからなんで、超能力対決はほとんど無いし。いかんせん超能力のほとんどをMr.インクレディブルに先にやられてしまったのでは厳しいところ。(実際、追加でゴム人間の描写が増やされたらしい。)そんな中でヒロインのジェシカ・アルバ、すっかりお色気要員。若いんで、いい加減おっさんな主人公とちょっとアンバランス。
まぁ、悪くは無いですわね。 B 2005/10/11

ルパン
私はルパンってぜんぜん知らないんだけども、まぁ、親父は根っからの犯罪者だわ、当のルパンは翻弄されてばかりだわで、中盤まで退屈でどうしようかと思ったんですが、その後は俄然面白くなって、ほっとしました。(笑)悪役がやたらと人を殺すので、そこは人は殺さないルパンとの対比と言うことなのか?正直、もう少し「なぜ盗むのか?」を描いて欲しかったですが。 B 2005/10/11

忍 SHINOBI
ゆるい・・・ゆるすぎる!!EDの浜崎あゆみの歌よりもゆるい。恋愛ドラマに特化するのもいい、だが、ロミオとジュリエットがやりたかったら、敵同士の戦いは激しく、恋人達の想いをも吹き消してしまうほど激しくあるべきでは?ましてをや忍者だ。アニメ版の「それは忍者じゃなくてX−メン」と突っ込みたくなるのに比べれば普通の忍者とは言え、そこはそれ、特殊能力を駆使してのアクションが展開されるべきでは?確かにアクション自体は結構いい。しかし少ない上にドラマ性が無さすぎる。個々の見せ場がない、瞬殺される奴までいる始末。違うだろ?戦いを望まない主人公達に対して、連中は戦いの中でしか生きられないと言ってるんだぞ?だからこそ、戦いは激しく、彼らの生の喜びに満ちた姿と意義のないその死が主人公達の悲劇性をより増すのではないのか?その辺りが完全に欠如しているこれは駄目だろう。おまけにヒロイン役の仲間由紀恵は乙女度が足りん。もっと儚げな役者でいいのに。隠れ里のセットなんてもっとちまくていいんだ。もっとアクションに金と知恵を使え。
そんな不満だらけの中で面白かった事と言えば、隠れ里への攻撃が大砲や弓といった遠距離攻撃だけだった事。近接戦闘だと勝ち目が無いからか?(笑) C+ 05/09/26

容疑者 室井慎次
友人宅で無理やり恋人はスナイパー劇場版を見せられたときには、君塚良一の脚本にものすごい不安を覚えたのだけども、いや、面白かったですね。室井のキャラクターや他の管理官達といったシリーズで積み上げてきた部分ってのが結構大きかったですね。その他のキャラもよかったし。灰島事務所の面々の人間味の無さも面白かったけれども、室井の過去を暴いて詰め寄られた奴にはもう少し人間的なリアクションがあれば、冷徹な「法」に対して「情」の熱さがどれほどのものかをわからせるためにも欲しかった。後、OPとエピローグ長すぎ。
田中麗奈はあんなに魅力的だと思わなかった。情を欠片も感じずに法で遊ぶ姿がはまりすぎの八嶋智人もよかった。最高だったのは重要参考人の娘。あれは怪演。
しかし交渉人 真下正義といい、青島が出ないほうが面白いというのはどうよ?(笑)それに室井さん・・・また出世が遅れたんじゃ・・・(苦笑)つーか、潜水艦事件の詳細をいい加減希望。 B+ 05/09/26

仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼
あ〜、クウガ以降で一番「仮面ライダー」してたんじゃないでしょうか?(笑)その分まるで「響鬼」してなかったですが。(苦笑)各キャラクターの匂いもそうだし、各ご当地ライダー達のデザインからして、テレビ版を受けてって部分は皆無なんで、同じ役者が同じ名前の役で出てくる全く別の話ですわね。そういう見方をするのであるのなら、結構面白かったです。テレビの方のファンの方にはそれこそ不満だらけな事でしょうが。まぁ、時代劇部分はスーパー時代劇、つーよりはファンタジー。設定としては明日夢君の脳内妄想なので、明日夢君の思う戦国時代って事で。(笑)しかし、歌舞鬼の行動はあれが偽歌舞鬼だったら本当に昭和の脚本。井上敏樹、本当にお父上の書く脚本に似てきてないか?ちょっと不安。 B 05/09/24

魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁
いいんじゃないですか、まさにスペシャル版と言う感じで。テンポもよく、見せ場もたっぷりで、なんといっても青春していて楽しめました。でもマジシャイン咬ませ犬・・・。(苦笑)んでもって、最大の見せ場と言えば、東映特撮で魔女と言ったらこの方、曽我町子さんの雄姿ですわね。でも白い魔女って事で微妙に違和感。(笑)
例年通りのダンスのエンディングですが、できれば敵方の方々にも踊ってほしかったかなぁ。そしてまたここでヒカル先生のダンスが・・・。(笑) B 05/09/24

チャーリーとチョコレート工場
嫌味なキャラの扱いも上手い具合に料理して、原作にはないらしい家族の話も含め、ゴージャスかつ、細かな所まで手の行き届いたファンタジーで、最後までいい感じに楽しめましたね。もっとも、イギリス的&バートン的いやらしさはありましたが。(笑)それこそ、絵に描いたような貧乏ってのも笑って済ませれるくらいにはなってますが。まぁ、「ここはどこだ?」と思う日本描写もあったりしましたが、(・・・わざと・・・だろうなぁ(苦笑))ファンタジーだから。(笑)正直な所、、チャーリーがチケットを手に入れる経緯ってのはそれでいいのか?って感がなくはないですが。
役者陣は子役も含めてよかった。相変わらずこの手の年齢不詳、正体不明のキャラを演じているジョニー・デップは楽しそう。しかしクリストファー・リー、はやってんなぁ。
しかし、ティム・バートンって昔の作品見ると、子供あんまり好きじゃなさそうだったけども、自身が親になると変わってくもんなんだねぇ。と言うか、バートンの人間描写って本当、丸くなった。嫌な大人の描き方をとってみても、シザー・ハンズのそれと比べて、リアルさやファンタジー色の差は確かにあるんだけど、ぎすぎすする嫌らしさはかなり緩和されてる。・・・バートンってば大人になったんだねぇ・・・。(笑)・・・年寄りに好感度が高いってのはあまり変わってないか? B+ 05/09/24

マダガスカル
今までのドリームワークス・PDIのものとは随分と違った造形で、個人的にはこういう感じの方がお気に入り。ただ全体に妙なバランスの悪さが気になりましたね。笑いの部分はいいのに、どうもドラマ部分がいまいち盛り上がらないのはどうしたものか・・・。キツネザル達の悪辣さ、身勝手さがもっとあってもよかったのでは・・・。もしかしたら変にはしょった感も含めて、私が締め切り前で軽くうつらうつらしてたからかもしれん。(苦笑)ペンギン達のテロリストっぷりがイカス。(笑) B 05/09/09

亡国のイージス
原作の長さを考えれば、さすがにはしょり感はありますわね。若干の説明不足は気になりましたが、しっかりまとめてあってなかなかよかったですね。個人的には日本の国家論なんて青臭い話なだけなんですが、(だから士官連中がぎりぎりで躊躇しちゃうのはちょっと滑稽だった)んなこと知った事かと言う主人公の態度が好感が持てました。つうか、あの要求内容だと、副長の私怨じゃないのか? B+ 05/09/09

アイランド
あ〜、これはひどかった・・。アクションシーンはよくても、キャラの描き方、物語を詰んでいく構成等、まるで駄目。脚本の甘さもあるんだろうけれども、やっぱり監督の腕が悪いんだろう、これは。ブラッカイマーの首輪のないマイケル・ベイはこうもだめなのか?逆に役者陣は結構よかった。ユアン・マクレガーはなかなか面白かった。ネタ自体は結構面白いところをついているだけに、この体たらくはいただけない。 C 05/09/09

皇帝ペンギン
昔から動物の生態を擬人化するってのはあまり好きではないんですが、これのカップルと子供に声優を振り分けて語らせると言う手法もやっぱりなんかなじめなかったですね。感情移入しやすい反面、世界観がコンパクトになりすぎて、ペンギンたちの生態がひどく矮小にされた感が無きにしもあらず。まぁ、カップルの成立から子育てまでと言う、非常に人間に置き換えても成り立ちやすい部分だけを取り上げてるんだから良いんだろうけど。ただ、普通のナレーションよりも説教くさく聞こえるのは私の気のせいなのか?絵もきれいだし、丁寧ではあったんですがね。 B 05/09/09

妖怪大戦争
事の大きさの割りに土着であるが故に他事にあまり関心のない妖怪たちのユルユルさ加減が実にいい。清志郎のぬらりひょんなんて最高なゆるさだ。(笑)そのゆるさが最後の決め手になると言うのも、作り手側の妖怪と言うものを見る目を示していて面白いところ。その一方でエピローグの現実の痛々しさはなんともきついものがある。また、もう少し加藤に協力するアギのドラマが欲しかったところだけれども。もっとも、御大が出てきてあんな一言を言ってる時点で、もう、この映画には勝てないのかもしれん。(笑) B+ 05/09/09

ロボッツ
アイス・エイジのFOX-ブルー・スカイ・スタジオの新作ですが、アイス・エイジの成功を受けて制作費大幅増を反映して、絵的な作りこみや表現力はずっとよくなっていますね。ただ相変わらず話に水増し感があるのも事実。スリリングなシーンで盛り上げたり、コメディリリーフなキャラで笑いをとっていくのも重要だとは思うのだけれど、ビッグウェルドの再生や悪役母子の出自等、主人公以外のドラマ部分ももう少し掘り下げて欲しかった。なまじ根がしっかりしている分、もったいなかったと言う印象あり。 B 05/09/09

姑獲鳥の夏
私は原作読んでないんだけども、まぁ、面白かったですね。怪奇な事件を扱ってる割にはえらく理尽くめなのが面白いところでしたね。時代設定の割に今風の説明がつくのは、他に表現の仕方とかなかったのかとも思いましたが。夏の暑さとそこから来る幻想性もいい感じでしたし。ただ終わってみると、つい「すべてお前が悪いんじゃないか!!」と叫びたくなるのはご愛嬌か?(笑)そして京極堂はアニメのジャイアント・ロボの諸葛孔明のごとくなんでも予測道り。(笑) B 05/09/09

スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
よかったですよ。見所も多くて、前2作に比べれば冗長なところも少なくて、テンポよく最後まで楽しめます。が、相変わらずドラマの重要な部分の描き方に釈然としないものがありますね。特にアナキンがシスに帰依する決断のところが弱くて、その後のアナキンの、人が変わったかのような行動に駆り立てる理由をうまく説明できていない感があります。クローン兵の行動も説明不足だし。(理由は大体想像がつくんだけども。)個人的にはもう少しあの格好になった後のベイダーのエピソードが欲しかったけども。後、オビ−ワンは実は強かったんだね、とか、宇宙船内の重力は衛星軌道上では星の重力方向に設定されてるんだね、とか。(笑) A− 05/09/09

HINOKIO ヒノキオ
悪くはなかったですが、バランスが悪いと言うかなんと言うか。ロボットを仲介としたコミュニケーションと言うのはいいネタなんだから、そこに徹してほしかった。なによりも、主人公が最後まで自分の力で事態を打開しなかったのは、問題ではないかと。ゲームと現実がリンクすると言うネタは『どうして?』に回答がないので、クライマックスでのああいった使い方は無理がありすぎで、どうかなぁ、と言う感じ。それとヒロインやその友達に性的虐待を受けていたと匂わせる部分があって、げんなりなんですが、そうであるなら、ヒロインが母親の再婚相手を許容する場面はいるだろうし、何より自分を女性として肯定していく様をもっとしっかり見せてくれないと、ラストの彼女の姿はいささか唐突に映るんではと。そしてそのラストシーンも主人公はもっとしっかりしててもらいたかったし、あそこで何らかの身体接触はテーマ的にも絶対必要だったのではなかろうか・・・と。他にもほかりっぱなしのネタがいくつもあったりして、監督としては自分で脚本も書いてたりしてるんだから、いろいろと思い入れもあるんだろうけれども、もうすこし、取捨選択は必要だったのではという気が。
まぁ、CGの出来やその合成はすばらしく、監督が特撮畑出身って事もあって使い方も上手かったんで、次があったら、今度は全体のバランスにもう少し気を使ってくれればな・・・と言うことで、少しばかり期待をして。 B 05/09/09

宇宙戦争
まぁ、悪くはないんですが、これは俺の見たい宇宙戦争じゃあないわね。いかんせん逃げる主人公の一人称で話が展開するんで、宇宙人対人類のドンパチがなくて実に不満です。物語としては、父親になりきれなかった男が子供たちを守っていく事で、いっぱしの父親になっていくと言うのは良いんだけど、それを宇宙戦争でやられても・・・という感じ。 B 05/07/10

逆境ナイン
至って普通でしたね。(まぁ、島本和彦的なところはそれなりに変だったけども)気がつくとさわやかな青春映画で終わってます。玉鉄は意外にこういう馬鹿がよく似合う。後、ヒロインの無邪気なかわいさがまぶしい。・・・炎尾先生、空回りしてますよ。(笑) B 05/07/10

バットマン ビギンズ
話的には地味ですが、バットマンとは何か?を問う物語としては、よかったです。孤独でありながら皆に支えられているヒーローのありようはなかなか泣かせます。
主人公が自分でコスチュームやら武器やらをこそこそ作ってる姿はなかなかほほえましい。(笑)ヒロインも魅力的でよし。敵が影の軍団で見た目忍者軍団と言う事で、タランティーノ辺りだったら躊躇なくラーズ・アル・グールは千葉真一だっただろう。(笑)実際の所、渡辺謙ではちょっと迫力不足だったかなぁ。主人公にとって、師匠の師匠なんで、出番的にあまりなかったこともあるんだけども、やっぱりキャラとして弱い。
ラストに次の敵としてジョーカーが示されていたけれども、これってティム・バートン版に続くと言う意味なのかどうか・・・?(と思ってたら一応このキャスティングで続編の企画が進行中(ヒロインだけ契約されなかったらしいが)だそうなので、そう意味に結果的にならなさそう・・・。) A 05/07/10

シェルブールの雨傘
市民上映会でやってたんで見てきました。大学時代、フランス語の授業で話には聞いていたが・・・やっぱり馬鹿女って印象が・・・。(苦笑)ラストがあまり感傷的にならずすっきりとしているのが好印象。台詞が全編、歌ってのも効果としていまいち生きてない気もしなくはない。で、舞台がシェルブールである意味は?雨傘は話に絡まないし・・・ちょっと謎。 B 05/07/10

戦国自衛隊 1549
・・・まぁ、設定的に元ネタみたいに自衛隊対鎧武者達って訳に行かないし、メカ達に活躍の場すら与えられてないんでんで、見たいものが見れないストレスはあります。歴史のキャスティングを使った反撃も、文章ならば面白いんだろうけれども、絵として見せていく場合の勢いやテンポが中途半端で盛り上がりきれないのもちょっとつらい。エピローグがえらく駆け足で、おまけにエピローグが妙に絞られすぎていて、過去での出来事がどう歴史に作用したのかには言及されてないのは時間旅行ものとしては片手落ちでは? B 05/07/10

エレクトラ
デアデビルのスピンオフですが、それには一切触れられていないのが気になります。同じようなスピンオフもののキャットウーマンの場合、出生がバットマンとは無関係なので触れられないのもわかるんですが、エレクトラが一度死んじゃうってのはデアデビルの関与なしにはありえない訳で、なんだかひどく片手落ちな感じ。極論すると別にエレクトラじゃなくても良いんじゃ・・・?話の鍵となる『宝』もグダグダな設定になってたし。まぁ、アクションはよかったし、楽しめはするんだけども・・・。 B 05/07/10

キングダム・オブ・ヘブン
十字軍側よりサラセン帝国側の方が良い描かれ方をしているのが今風か。(まぁ、十字軍がろくでもなかったのは、今となっては半ば当たり前なんでなんですが。)きっちり描かれている攻城戦が迫力満点でよかったですね。が、それを招いてしまった主人公の決断って言うのは、騎士として正しいと言って良いものなのかと・・・。結果、多大な犠牲を払った上、エルサレムも楽園の王国も失ったんでは、騎士としての目的意識がどっかいってるぞ。でもまぁ、長かったけど、堪能できますわね。 B 05/07/10

フォーガットン
いやぁ〜、すごいですよ、これは。ショウビズ・カウントダウンで見たときはただのサスペンスだと思ってたんですが・・・まさかムーやたま出版の本になるとは・・・。知人のところの日記でネタばれされててむかついたんですが、そんな事どうでもよくなるくらい衝撃的でしたね。(笑)結局「母の愛情」と言うテーマをやりたかったと言うのはよくわかるし、役者陣もそれによく応えているものの、あのタネはないだろう。(笑)ぶち壊しじゃん。逆にこのタネならそれで国家保安局なんて絡めなきゃよかったのに。
・・・テレビCMのラストに、あの『ドッキャーン』が入ってたのって、やっぱり宣伝の人もサスペンスでだけで売ったら、後で何言われるかわかんないと思ったんだろうなぁ。(苦笑) B− 05/07/02

交渉人 真下正義
いやいや、よかったですね、面白いですよ。あからさまに頼りなげな真下が周囲や観客をはらはらさせつつも、気がつけば、エンディングにかかる威風堂々(第九やLet it Snowなんかかかったらどうしようかと思ったんですが、かからなくてほっとした。(笑))ともあいまって、「真下、よくやった、おめでとう!」と言える気分にさせてくれます。まぁ、犯人の最後の扱いが私的には納得いきませんが。
話の核となるフリーゲージトレイン、クモE4-600はデザインも性能も変すぎて、こんなのありかと言う気分。伝説の線引き屋のネタは、鉄の趣味の人以外にはいまいちどうすごいのかが伝わらないのが残念か。
何はともあれ、私的には踊る大捜査線シリーズでは一番好きだな。すでに続編の構想もあるようなのでちょっと期待。 A 05/07/02

オペレッタ狸御殿
鈴木清順の映画ってのは始めて見たんでなんとも言えんですが、まぁ、舞台的というか、見世物小屋的と言うか。逆に見世物小屋の出し物と割り切って見れれば、結構面白かったです。脇の平幹二郎や由紀さおり、薬師丸ひろ子のベテラン勢の怪演が輝いていますが、逆に主役はキャラクター的に弱い事もあって、パッとしてない。ラストがちょっと曖昧で、私としてはもっと爽快感あふれる大団円にしてほしかった・・・と言うかもっとはじけててもよかったのに。こじんまりとまとまってしまった感あり。ちょっともったいないかな。 B 05/07/02

コンスタンティン
テンポも良くて、飽きさせないで見せてくれるんだけれども、キャラの事も含め全体に説明不足だし、なんとも盛り上りに欠けてるし、最後も主人公、自分で解決しないし、黒幕の正体も含めて「いいのかそれで」と言う感じ。エンドクレジットの後にもちょこっとあるけど、思わず突っ伏してしまったよ。(苦笑)ちなみにやさぐれたキアヌ・リーブスに一票。(笑) B― 05/05/17

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
ちなみに、私は不幸続きのな話ってのがあまり好きじゃない。根が短気な所為か、すぐ耐えられなくなるのだけれども、幸いにもこの映画は2時間で終わるし、ファンタジー色が強い事もあってなんとか大丈夫でしたね。アリーテ姫同様、持ち得るスキルを駆使して局面を切り抜けていく様はなかなか痛快。(でも妹の『なんにでも噛み付く』はあまり活かされてなかったか)とは言え、物語の開始時に回復不可能な不幸せをしょってしまっているので、映画が終わった時点では必ずしも「めでたしめでたし」とはなってないのだけれども、そこに意味があるので好感が持てます。エンドクレジット中も楽しく見せてくれて、最後の最後まで楽しませてくれます。
姉役の子がなかなかかわいくて良し。ただ見たのが日本語版だったので地声が聞けなくて残念。ナレーションもジュード・ロウがやってるけども、それも聞けなくてやっぱり残念。 B+ 05/05/17

アビエイター
ハワード・ヒューズって人物が私には世界最大の木製飛行艇スプールグース(まぁ、『アレはハーキュリーズだ!!』と熱弁なさってたんで以後ハーキュリーズと(笑))を作った人だとか、ロケッティアにロケットパックの開発者として出て来たりという程度でしか知らなかったんで、大人物っぷりに感心する事しきり。潔癖症のエピソードも、その気のある私としては大いに共感する部分もあります。まぁ、晩年、隠遁生活を送ってしまうんですが、映画はそれ以前の若く精力的だった時期を中心にハーキュリーズの初飛行(と言っても結局この1回しか飛ばなかったんだが・・・)で終わるので、割と後味もよくて良かったですね。
ディカプリオは企画の立ち上げからかかわって製作総指揮までしているだけあって熱演してますが、やっぱりちょっとまだ若いかなぁ。ただ全体的にキャラクターの説明が不足気味で話に入りこみにくい気も。まぁ、映画がえらく傍観的な視点で描かれているのもそう見える理由の一つかと。
しかし、まぁ、3時間の長尺を感じさせず、なおかつ終わった時に堪能したと実感させてくれるだけ面白さは十分にあります。 B+ 05/05/07

阿修羅城の瞳
原作が舞台劇って事で、それっぽい台詞もいっぱいあったりしてますが、主人公が役者と言う設定のおかげで違和感なく見れます。(おまけに演じてるの歌舞伎役者だし。)ただ、舞台劇が持っている、イメージ上でのスケール感というのが、実際のセットだったり特撮を使った映像になった時にひどく窮屈に見えてしまうのが残念。
宮沢りえはなんとも魅力的。悪役、樋口可南子は迫力満点なんで、是非ともこういう役をまたやってもらいたいもの。ちなみに・・・市川染五郎の青ひげに引いてしまったのは私だけ?(笑) B 05/05/07

あずみ2 Death or Love
・・・金子修介らしからぬぬるぬるとした出来で・・・山田村ワルツの頃に逆戻りしたんじゃないかと思ったり・・・。つーか、何、北村龍平を意識してるのかと・・・。キネ旬のインタビューでも妙に意識してるよな感じだったけども。逆にアクションの切れの鈍さを露呈してるだけにも見えなくも無い。個人的には前作の方が金子修介向きな気がするし、逆に今回の方が北村龍平向きかもと思ったり。
各キャラはなんと言うか、役者の魅力で持っている感じ。相変わらず主人公の格好が小奇麗で浮き気味だし。最初からマント姿じゃダメなのかなぁ?そう言えば阪口拓の声が矢尾一樹に吹きかえられてたのってのはやっぱり、拓ちゃん台詞下手だからか?(笑) B― 05/04/16

鉄人28号
まぁ、鉄人らしさはほとんど無いけど、ジュブナイル映画と見れば面白かったし、そういう面での良さは充分あり、私自身、薬師丸ひろ子のお母さんっぷりや、正太郎を励ましに駆けつける友達とかにかなりうれしくってニヤニヤしながら見ていた。
がしかし、この映画の一番の欠点はクライマックスの鉄人対ブラック・オックスがどうにも盛り上らない事だ。特に音楽がきれいなんだけど、力強さに著しく欠けているんで、ただでさえリアクションの薄いド突き合いをやたらとまたーりさせてしまっているのは痛すぎる。エンドクレジットの途中からそのクライマックスを背景に主題歌が流れるんだけども、なぜそれを本編中にやらない!?太陽の使者鉄人28号を鉄人の原体験とする私には、「あの主題歌と正太郎君の「がんばれ!鉄人!」の掛け声さえあれば鉄人は無敵」と言う番組プロデューサーの言葉は真実そのもので、鉄人がやられそうになり、正太郎君がくじけそうになった時に、皆の励ましを受けた正太郎君の勇気と「行け!鉄人!!」の一言が主題歌を伴って逆襲に転じなくてはならないのだと信じてやみません。その点、この映画はあまりにも弱い。正太郎君の強さと鉄人の強さがリンクしきらない為、どうにも煮え切らないクライマックスになったのは悔やまれてなりません。
また、脚本の煮詰め方がかなり弱く、ほとんどの大人の役割があいまいで、いる必要性が薄いし、科学者少女の心の内も台詞で語るだけで、正太郎君の成長を脇が支えると言う作りに全然なってないのが、あまりにもあんまり。私のジュブナイル的嗜好を見事に捕らえてくれてるだけに、もったいなくってかなわん。
ところで、私ゃ、悪役の香川照之と父親役の阿部寛は逆の配役の方が良かったんじゃないかと言う気がしてならない。演技がどうとかじゃなくて、片腕役の川原亜矢子と並んで映ってると、どうしてもボリューム的に弱いのが気になって・・・。後、原作に忠実なデザインにするのなら、鉄人の瞳は入れて欲しかったですわ、はい。 B+ 05/03/28

ハウルの動く城
ようやく見たんですが・・・背景の説明がまるで無い為、一見なんだかよくわからない話になっちゃってますが、主役の二人に絞ってみれば、ただのラブロマンスですわね。(笑)宮崎さんこの歳になって、なんでこうストレートで甘々なラブロマンスをやる気になったんでしょうか?(笑)ロング・エンゲージメントとこれを二日で続けて見たら、なんだか甘々な恋愛ドラマにちょっと食傷気味になったわ。(苦笑)んでやっぱりヒロインにかけられた呪いも明確な説明が無いんで、ラストで解けたのかどうかすらわからないんだけど・・・。ハウルのキャラクターもなぁ、説明が無いと言うか、説明の裏付けが無いと言うか。とにかくヒロインと炎の悪魔意外のキャラは掘り込みも説明もないよなぁ。
倍賞千恵子は素晴らしく上手いんだけれども、さすがに19歳はちと無理があったようにも・・・。
ところで・・・宮崎さんそろそろ悪役1号をアニメ化してくれないのかしらん・・・。 B+ 05/03/28

ロング・エンゲージメント
戦場で消えた恋人を探す・・・ってネタはひまわりなんだけど、色彩設計等も含めてファンタジー色が強いのと、ラストでの彼女の姿に象徴されているヒロインの力強さと逞しさが、全く違うラストを引き寄せて来ると言うのは面白いところ。
なんかこれ見てると、あまり、露骨なシーンがあるわけでもないのにとてもHでなんともぞくぞくさせてくれます。一方で、あまり壮絶な戦闘シーンがあるわけでもないのに、厭戦気分にはたっぷりさせてくれます。徴兵制の無い国に生まれてよかったと思いましたとも、ええ。ジャン・ピエール・ジュネはいままでエイリアン4しか見れてなかったんだけど、やっぱりデリカッセンロスト・チルドレンも見たくなるなぁ。 B+ 05/03/28

レーシング・ストライプス
まぁ、よくできてましたねぇ。モノがレースなだけに人間側のドラマもきちんと描かれ、その相乗効果もあります。印象としてはベスト・キッドかなぁ。理由は『おめでとう。ストライプス!君の勝ちだ!』。(笑)
実際の所、シマウマがサラブレッドに勝てるのかってのは、どうなんだろう。映画の中でもそうなんだけど、シマウマってサラブレッドより小ぶりだし、速く走る事に特化したサラブレッドにどこまで対抗できるのかって言うのは・・・。 B 05/03/22

オーシャンズ12
前作以上に個々のキャラが目立ってないってのは無きにしもあらずですが、今回新登場のキャスリン・ゼタ・ジョーンズがかわいいんだ、これが。あまりのかわいさに私ゃメロメロよ。(笑)マット・デイモンの半人前っぷりも楽しいですが、ヴァン・サン・カッセルが金持ちの役ってのは似合わねぇ〜。(笑)にしたってジュリア・ロバーツのあの役は反則だろう。(笑)まぁ、ヨーロッパが舞台って事で全体に小洒落た雰囲気で楽しく見れます。・・・誰が世界一の泥棒かって・・・あの展開じゃああのお父さんでしょう。(笑) B 05/03/20

シャーク・テイル
よくできていて面白いし、大団円なオチもいいんですが、中盤いまいち急ぎすぎてて、主人公の『本当に大切なもの』に気付くくだりにちょっと説得力がないのが残念。と言うか、中盤以外は割とゆるい展開しているんで、逆に中盤の急ぎ過ぎがテーマの補強と言う意味で凄くもったいない気がする。
絵的な部分では、質感表現は更によくなってますが、表現として舞台が水中であると言う事はあまり意識させない方向で表現されています。まぁ、魚の擬人化とは言っても、あちらに比べると、相当に俗っぽいんで(まぁ、俗っぽさってのはドリームワークス・PDIの作品の特徴なんだけども)水中が舞台って部分をとりたてて意識させなくてもいいと言う事なのかもしれんけども。
ヒロインの凡人ぶりが素敵なんだけども、声をやってるレニー・ゼーヴィルガーの魅力故と言うか。日本語吹き替え版見てないんだけど、水野美紀が声ってイメージではないなぁ。 A― 05/03/20

アレキサンダー
まぁ、大作です。3時間越えてます。が、それほど長さは感じないのは大したもんです。一方で、あんまり戦ってるシーンないですね。でもガウガメラの戦いは戦術をきちんと見せてくれて、戦いの局面をわかりやすく見せてくれているのはありがたいですね。その昔、天と地とがそれぞれの陣形まで再現しておきながら、それがどう機能しているのかは全く見せないで、ただ乱戦を映すだけだったのに比べると、まぁ、それは、と言う具合で。一方で、話の方は割とわかりやすかったんですが、アレキサンダーの野望の源泉と家臣団を虜にするバビロンの魔力をもっと見せて欲しかったですね。それとアレキサンダーの死後エジプトに王朝を開いたプトレマイオスの昔語りと言う形をとってる割には当のプトレマイオスが家臣団の中であまり目立ってないので、ちょっと語り手としてどうかなぁ・・・と。もっともアレキサンダーの記録をプトレマイオスが書いてたりしてるんじゃないかと思うんで、その辺は仕方ないのかも。 B 05/03/20

ローレライ
うう〜ん・・・正直しょっぱい。やろうとしたい事を網羅しているんだけど、どうにもこうにも軸が不鮮明で、結局何を描きたいのかがよくわからなくなってるのは残念。おそらくその煽りでだと思うけど、キャラの役割が中途半端で、行動原因やら思想やらに裏付けが見えないのでキャラに深みがなくて、ますます何が描きたかったのかがわからなくなってると言う・・・。艦長の苦悩でもいいし、妻夫木聡演じる特攻隊員と艦長の交流と成長譚でもいいし、特攻隊員とヒロインとのラブロマンスでもいいんで、軸をはっきりさせてあればもっとストレートで訴えかけるものがあるものになったんじゃないかと思った。
また特撮もがんばってはいるんだけども、クライマックスなんかだと、アニメや漫画なら十分面白く描けるネタなんだけども、それを実写でやると途端に漫画臭くなって、それを説き伏せるだけの説得力のある絵を作れなかったってのも痛い。
後、うるさすぎる音楽(前半は特にかかりすぎでうざい)もそうだし、いまいち緊迫感の薄い演出も含めて、監督の力量も含めどうかなぁ・・・と言った具合。 B― 05/03/20

セルラー
良かったですねぇ。いきなり事件が始まって、速いながらもいいテンポで展開して、飽きさせずに最後まで面白く見れます。すっぱりと小気味良く終わるラストも好印象です。ただ、テンポの良さの反面、人物の彫りこみが弱めなので、主人公が「自己中で無責任」と言われても、それほど裏づけとなるエピソードがある訳でもないので、そういう人物が事件に巻き込まれてマジになっていく快感がちょっとないのが残念です。
事件にかかわっていくウィリアム・H・メイシーの警官がなかなか面白い。ただ彼が犯人達に気付くシーンはちょっとご都合主義的が過ぎなくもないか。でもまぁ、話そのものが結構ご都合主義的な部分を天の差配として快感としていく話なので、それほど気にならないかも。 A― 05/03/02

オペラ座の怪人
ミュージカルって言うか・・・歌じゃない台詞がほとんどないんで、オペラだったかと何回か錯覚を・・・。(笑)まぁ、ゴージャスだし、絵的な魅力もあっていいんじゃないかと。音響的にはもっとサラウンド感を強くして、舞台の中にいる感が欲しかったけども。
話的には、オリジナルの通りなんだろうけど、怪人の正体がちょっとなんかなぁ。ラストの主人公の友人の行方とかも微妙にあいまいだし。まぁ、私的にはやっぱりファントム・オブ・パラダイスの方が好きな訳だし。(笑) B 05/02/07

カンフー・ハッスル
うん、面白かったですね。コミカルなシーンも多々ありますが、基本的にはシリアス。原題の『功夫』の名の通り、カンフーの達人達の様々な技を見せて「カンフーって凄いだろ!?な?なッ!??」と言う、チャウ・シンチーの魂の叫びとカンフーへの愛がほとばしっています。(笑)そう言う話ですんで主人公はクライマックスまでちょっと影薄め。ドラマの作りとしても、微妙に添え物風か。だからなのか?美人を美人として扱っていたのは。(笑)いずれにせよ、チャウ・シンチーの力の入れ具合は半端じゃないです。街の中心部や豚小屋砦のセットなんかいくらかかってるのかと思うくらい巨大だし。
まぁ、あれよ、これを見ると、同じようにデジタル技術を使った100人組み手だって、本場モノの使い手がいるか否かって事も含め、あんなのは所詮、本場モノには太刀打ちなんてできないって事はわかりますわね。(笑)ただ、この作品や、チャン・イーモウの英雄 HEROLOVERSみたいなデジタル技術の使い方ってのを、もっと日本でも取り入れて欲しい所だねぇ・・・。 B+ 05/01/25

TAXI NY
今年一発目は、リュック・ベンソン製作の仏映画TAXiのアメリカ製リメイク。まぁ、多少の差はあるけど、ほとんど「誤差(笑)」と言っていいくらいの差しかないですわね。ただ、主人公の刑事が輪をかけてアホになってたり、色気の部分が大幅にダウンしてたりして、いまいちだったかねぇ。タクシードライバーを黒人のおばちゃんにしたのはいいんだけども、もう少し上手く扱えなかったのかが疑問。ニューヨークではオリジナルのぽかぽかとした南仏マルセイユでのラテン的なテイストの代わりになるものがなかったのかなぁ。 B― 05/01/20


2005年の期待(笑)

一応今年の目玉作品ではありますが、スター・ウォーズ エピソード3。もうラストで赤ん坊のルークを抱いてタートウィーンの砂漠にたたずむオビワンの姿が目に浮かんでますが、さてどうなることやら。
対抗馬として、トム・クルーズ主演、スピルバーグ監督でH・G・ウェルズ原作の宇宙戦争.最初、原作通り19世紀が舞台らしいと聞いてたんで、ロンドン、テムズ川河畔でのイギリス海軍対火星人の三脚戦車が見れると喜んでたんですが、結局、舞台は現代と言うことで、がっかりしてます。
そして何度目かの正直(笑)と言うか、バットマンの新作バットマン ビギンズ。 相変わらず人気の高いフル3DCCGアニメは今年は3社揃い踏み。アイス・エイジのFOX-ブルー・スカイ・スタジオのロボッツ。ディズニー―ピクサーへの対抗心バリバリな感じで、ドリームワークスPDIの海モノシャーク・テイル。一方で、当のディズニーとピクサーの組み合わせはこれが最後らしいCarsとなってます。
他にはティム・バートンの新作チャーリーとチョコレート工場。ジム・キャリーも出ないのになんで今更作るのかよくわからないんですがマスク2。あの豪華メンバーをまた集めただけでも結構驚きのオーシャンズ12デアデビルのスピン・オフ企画のエレクトラ。レイ・ブラットベリ原作、ピーター・ハイアムズ監督と言うどうにもしっくりこない組み合わせ(笑)のサウンド・オブ・サンダーベイブの系列の動物モノレーシング・ストライプス。ハワード・ヒューズの伝記の映画化アビエイター。なんか流行ってるのか知らんがまた歴史大作のアレキサンダー。ミュージカルの映画化、オペラ座の怪人。年末にはシリーズ4作目となるハリー・ポッターと炎のゴブレットがあります。おまけに、日本では年内に公開されるか不明ですが、ついにと言うかピーター・ジャクソンのキング・コングがアメリカでクリスマスシーズンに公開予定となっています。
邦画の方は同じ原作者の戦争モノの大作が立て続けに3本、ローレライは第2次大戦末が舞台の潜水艦モノ。監督の樋口真治の技量も未知数ですが、特撮の方がちょっと・・・あの特撮監督、技術はともかく絵作りのセンスに疑問大有りなんだけども・・・。亡国のイージスKTの阪本順治監督。テロリストに占拠されたイージス艦が舞台。戦国自衛隊 1549はかつての戦国自衛隊の翻案の映画化。監督が近年のゴジラを監督した手塚昌明。この人、掴みの部分は抜群に上手いので期待してます。(笑)
一方で、漫画原作のものが結構あって、去年からの流れの鉄人28号。今度は金子修介監督であずみ2。本当にこんなものを実写映画化ってのはアリなのかわからんですが島本和彦原作逆境ナイン魁!!クロマティ高校。西岸良平原作のALWAYS 三丁目の夕日ジュブナイルリターナーの監督で。SFモノじゃないのが残念です。
他、踊る大捜査線からのスピンオフ企画の交渉人 真下正義容疑者 室井慎次の2本。三池崇史監督の妖怪大戦争。ネタ的にかつての石井竜也の映画の匂いのする(笑)HINOKIO。謎と言えば、ゴジラ亡き後の東宝の正月映画幻星神ジャスティライザー.これってテレビシリーズ、公開時期には終わってると思うんですが。(笑) 05/01/20


2004年の統括 >2004年分

2004年中は56本見ましたね。さて、例年通りベスト10というような感じで上げると、

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
スパイダーマン2
Mr.インクレディブル
下妻物語
ゴジラ FINAL WARS
ゼブラーマン
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
マッハ!!!!!!!!
ビッグ・フィッシュ
アイ,ロボット
まぁ、全体として並な評価な映画が多かった年でした。番外としてCASSHERN。面白い云々と言うよりも、よくあの絵を作ったと言う点で評価してます。ただこれが割といい数字を出したからと言って監督が変に勘違いしないで次に精進して欲しいだけですね。
一方、ワーストは当然と言えば当然のデビルマンですね。(笑)まぁ、正直、酷過ぎでしたわな。そして次点と言う事でゴッド・ディーバ。絵以外に何か見れるようにしといて欲しかったですね。 05/01/20

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