映画の話 2004年版

ここでは私の見た映画の話をしてます。
各作品は私の独断でABC3段階プラス+−でさじ加減をして評価をつけてます。

<2005年分

2004年版
2003年の統括

>2003年分

2004年版

2004年の期待(笑)

2004年は56本。

ファインディング・ニモタイムラインゼブラーマンロード・オブ・ザ・リング 王の帰還レジェンド・オブ・メキシコ デスペラードイノセンスペイチェック 消された記憶マスター・アンド・コマンダーアップルシードオーシャン・オブ・ファイヤーCASSHERNゴッド・ディーバピーター・パンビッグ・フィッシュキル・ビル Vol.2 ザ・ラブ・ストーリートロイデイ・アフター・トゥモローキューティーハニー下妻物語ハリー・ポッターとアズカバンの囚人ロスト・メモリーズドラムライン海猿スパイダーマン2スチームボーイマッハ!!!!!!!!サンダーバードキング・アーサー血と砂日本のいちばん長い日肉弾激動の昭和史 沖縄決戦シュレック2華氏911リディックLOVERSNIN NIN 忍者ハットリくん THE MOVIEスターシップトゥルーパーズ2ヴァン・ヘルシング特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE-フルブラスト・アクション-仮面ライダー剣(ブレイド)-MISSING ACE-ヴィレッジバイオハザードII アポカリプス隣のヒットマンズ 全弾発射アイ,ロボットヘルボーイデビルマンスウィングガールズエイリアン ディレクターズ・カット版キャットウーマンスカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモローゴジラ FINAL WARSポーラー・エクスプレスMr.インクレディブルエイリアンVS.プレデターULTRAMAN

ULTRAMAN
まぁ、面白かったけれども、やっぱり食い足りないかなぁと。もっと主人公の横のつながりを強調して、ウルトラマンになってしまった主人公に対する支援とかがもっと明確な形で出てくれればよかったかなぁ・・・と。なんかいろんな方向に手を出して、どれも決まりきらなかった感が強いね。それは物語だけじゃなくて特撮アクションでもそんな感じで、最初の中途半端なサイズでの戦いもいまいち大きさがつかめなかったし、売りっぽかった空中戦ももっと地上と絡めたりして、キャラクター性やらを出すか、パイロットである主人公の特性を生かした航空機的なアクションをとったりしてもよかったのではないかと思う。現実世界にウルトラマンを出したり、主人公を妻子持ち(この設定凄い好き(笑))にしたりする試みは意欲的だけども、消化しきれてなかったかな、と。
久しぶりに見た裕木奈江がなかなかいい奥さんでよかった。それと冒頭のF―15Jのシーンは音楽も含め、もうどう見てもベストガイの冒頭にしか見えない。(笑)しかし、音楽は全体的にかなりいまいちな感じで、どうも中途半端で耳障りの悪い曲ばかりに感じられるのがひどく残念。
ところで映画の最後に続編の予告がついてたんだけども、2005年冬公開って一体いつよ?(笑) B 05/01/16

エイリアンVS.プレデター
まぁ、ある程度わかってたはいたけど、やっぱ食い足りないねぇ。エイリアンとプレデターの対決と言う、無茶な設定を成立させて、なおかつ人間を絡める事に時間がかかって、肝心要の対決がこじんまりとしてしまったのはもったいない。プレデター3人なんてケチな事言わないで5人6人と出して、バスバスとエイリアン倒して、バスバスとやられてくれないと。それとプレデターのガタイがよすぎて、細身のエイリアンがどうしても小さく見えてしまうのが残念。
とは言え、プレデターと主人公1対1で残った辺りから、恐ろしい勢いでバカ展開していくのは凄く面白い。主人公の左手に装着された装備ってのはなんだあれは?(笑) B 05/01/16

Mr.インクレディブル
アイアン・ジャイアントの監督ブラット・バートの新作です。いや、いいですね。まぁ、設定なりエピソードなりは、ファンタスティック・フォーだったりトゥルー・ライズだったりスパイ・キッズシリーズだったり実写版サンダーバードだったりと、割と定番的なものの寄せ集めだったりするのだけど、それでもアメリカのファミリー向けとしては長めの2時間の長さを、終始楽しませてくれます。
主人公を人間にした為、主人公の悩みや夫婦関係、思春期の娘と言ったキャラクターの生々しさは今までのピクサー作品にはなかったものですが、その辺、社外からの企画故と言った所で、新鮮味がありますね。一方で、それらの生々しさを表現して作品を支えているピクサーの技術力と言うのは他の追随を全く寄せ付けない凄さですわね。布や肌といった物の質感表現や空気感等、見事としか言う他ないですわね。(まぁ、業界標準的なレンダリングソフトの開発元でもあるしねぇ) A 05/01/16

ポーラー・エクスプレス
うう〜ん・・・私にはこう言う話を楽しめる感覚が薄いのかもしれんのだけど、微妙・・・。なんかアイマックスシアター用の3D版があるようなんだけど、その所為か奥行き方向を強調した絵が多くて、3Dで見れないと、単調な絵ばかりになっているのが気になる。その3D版がある故だと思うけど、話の掘り込みより、ジェットコースター的な絵の表現に終始している為、どうも全体にピンぼけに見えなくもない。
新しく採用された動きのほか表情までも取り込むパフォーマンス・キャプチャーはまだまだこなれていないと言う感じ。それ以上に3DCGが苦手とする布のしわや指先の動きと言った部分での甘さを乗り越えないとファイナルファンタジー同様、よくできたスーパー・マリオネーションと言う印象をぬぐえない。
まぁ、技術試験として見れば、まぁこんなものかなぁと言う感じ。(元々そのつもりで見たんだし。)一方で原作がそうなのか技術的な制約からか、あるいはアイマックスでの3D版製作の為はわからないけど、話がかなり荒削り感が強くて、サンタやクリスマスを信じる事の意味がどうにも中途半端に思えてしまうのが残念だった。エピローグに皆のその後的なものでもちらりと見せてくれれば違ったんだろうけども。 B― 05/01/16

ゴジラ FINAL WARS
いいですねぇ、面白いじゃないですか。・・・すっごいバカ映画だけど。(笑)最後の大花火大会と言うか。勢いとカッコ付けでだれることなく一気に見せてくれててイカシます。やっぱ北村龍平は物語を語るより勢いだよな。(笑)
しかし、怪獣大戦争の土屋嘉男といい今回の伊武雅人や北村一輝と言いX星人と言う役はこうも役者のテンションを上げるものなのか?主役より目立ってるぞ!(笑)そして北村龍平は「タイトスカートから生足!」がいいらしい。(笑)にしても、宝田明で100発100中に反応するのってのは相当マニアックだと思うぞ。(笑)
チャンピオン祭り臭・・・と言うか、東映まんが祭りのマジンガーZ対デビルマンとかグレートマジンガー対ゲッターロボGとか、そう言う昭和40年代臭を感じるね。(出てくる怪獣も半分が昭和40年代のだしなぁ。)南海の大決闘からゴジラ対ガイガンの関沢新一脚本がそのまま進んでいったらこういうのになったかもなぁ・・・と。言っちゃあ悪いが、多分昭和30年代 の怪獣映画を見て育った監督にはには作れなかったかもしれない。
個人的には瞬殺されるヘドラがもったいなかったり、カマキラスよりメガロに出て欲しかったり、エンドクレジットに佐藤勝の名がないとかするけれども、休止前の最後を飾るにふさわしいお祭り怪獣映画だと思います。お勧め。 A 04/12/05

スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
2〜30年代のパルプSFをそのままで「今」にってのが見事。メカもそれなりに生きてた(アメリカ映画としてはよくやってる)し、細部まできっちり作りこまれた世界観もよかったです。
主役のヒーローをイギリス人のジュード・ロウがやってるのでヤンキー的いやらしさがないのがいいですね。グウィネス・パルトロウも微妙に今風なテイストを保ってパルプSFのヒロインを好演しててナイス。アンジェリーナ・ジョリーはもっと出番があればよかったなぁ。
しかしまぁ、監督が自宅のパソコンで作った6分の映像が、こんなスターをそろえた大作になるんだから、アメリカの映画界ってのはやっぱり侮れない。なんにせよ、キャラも世界観も魅力的なんで、ぜひ続編を希望。 A 04/12/03

キャットウーマン
バットマン リターンズのスピンオフと企画されてから、主役のミシェル・ファイファーの妊娠やら、監督するはずだったティム・バートンが降りたりと、すっかり立ち消えになったもんだとばっかり思ってましたが、なんだか何時の間にか出来てたんですね。主役のハル・ベリーはまぁ、今だったら一番『らしい』キャスティングでしょうねぇ。キャットウーマンになる前の自信なさげな所も、なった後の大胆さもはまってていい感じ。敵役のシャロン・ストーンもなかなか存在感あったし、キャラ的にもはまり役。ただ、やはり年をとったからなのかトータル・リコールで見せてくれたようなアクションの切れがなくて残念。しかし、よくこんな役受けたなぁ。(笑) 監督はヴィドックのピトフ。相変わらず面白い絵で見せてくれますが、やっぱり凝り過ぎて何がなんだかってところも。脚本も小気味よい会話が登場人物の日常感を出していてなかなかいい感じ。ただ、キャットウーマンに女の二面性を象徴させるってのは悪くはないと思うんだけど、今回、それがちょっと極端な感じでどうもしっくりきてない感じがしてもったいない。 B 04/11/09

エイリアン ディレクターズ・カット版
通しで見たのが最初のテレビ放映の時が最初で最後だったんで、劇場公開版を知らないんでそれと比べられないんですが、星に降りたったノストロモ号の遠景と異星人の宇宙船の入り口のカットが無かったなぁ・・・。まぁ、79年の映画ですんで、作画合成が微妙な感じだとか、意外とエイリアンのスーツの作りこみが甘いとか、どうしようもなくダン・オバノン脚本だとか(笑)ありますが、やっぱりおもしろいですねぇ。
エイリアンシリーズって、結局2の時の設定に大きく依存してるんで、この第1作を見ると、逆に違和感ありまくりですわね。実際、1の時には設定されていても映画の中には表されなかった設定は、2ではほとんど採用されて無いようですし。そう言う意味でも本当にこの第1作って、ダン・オバノンのものって気がする。(実際、2以降ダン・オバノン全然かかわってないし。) A 04/10/30

スウィングガールズ
面白いんだけど、かなりの薄味。別に惚れたはれたがあるで無し、友情話があるで無し、ジャズへの烈情があるで無し・・・。ドラマ的にもいまいち山が無くて、非常に食い足りない印象ですね。竹中直人演じる先生の秘密も放ったらかしだし・・・。まぁ、女の子達が元気なのはいいことだし(だからと言って、冒頭の無責任体質ってのは許容できなかったが・・・。)、竹中直人もうざく無かったし。やっぱりトロンボーンの眼鏡っ娘いいねぇ。(笑)でもドラムの娘がドラムたたいてる時の太ももにちょっとときめいてしまったのは内緒だ!(笑)
しかし・・・矢口史靖ってばすっかり青春映画の大家みたいに扱われてて、裸足のピクニック秘密の花園の頃の芸風を知っている身としては、どうもしっくりこないですね。(苦笑) B 04/10/30

デビルマン
長い原作を2時間にまとめるのは大変だと思う。色々とやりたい事もわかるし、言わんとする事があるのもわかる。だけどその為の裏付けとなるエピソードが足りないので、実際には何が言いたいのかさっぱりわからない。おそらく原作通りなんだろうけれども、要素の取捨選択が全くできてなく、要素を詰め込みすぎている上に、そのどれもが未消化、結局メリハリもテンポも無く、2時間で収まってるのにただただ長く退屈なだけ。破滅に向かう世界やそこに置かれたキャラの緊張感も無く(役者陣が余り上手くない事や、よくわからないゲストやらのキャスティングの悪さも一因だが)、これなら戦隊モノやらのパニックシーンの方がよっぽど危機感が煽られる演出だわな。原作を知らない私でさえそう思うのだから、ましてや原作ファンならどうかと。キャラクターにしても無駄に沢山出てるし、そもそもシレーヌなんてキャラ、人気があるキャラらしいのだけれども、全く役割が与えられていないので、果たして必要だったのか?もっともっとテーマやキャラクターの絞込みをして、そのテーマに沿った再構成を大胆にしないと映画としてまとまらないだろうに。その辺もっとハリウッドのアメコミの映画化手法を学んでもらわないと。デーモンにしても、せっかくCGI製のキャラクターに絵として存在感を持たせるのには、それなりに上手く行ってるものの、その登場シーンが何体も出てるものの、キャラとしても弱いし、その活躍シーンも見せ場としてはあっという間に終わってしまうので、短いし弱いので、もったいない事この上ない
。 特撮はがんばってるものの、とにもかくにも脚本が酷すぎるし、それに加えて演出のセンスの古さが、取り返しのつかないものにしている。どうせなら、明と了と美樹の三角関係の話にしてくれればよかったのになぁ。もっともそれだと男女の性愛を強調しない訳にはいかないのでR15とかになりそうだけど。(そもそもPG―12だし) C 04/10/13

ヘルボーイ
テンポもよくそつ無くまとめられていて、2時間を超える長さがあるものの飽きずに楽しめます。(ただし、プロローグは長すぎ。面白いけど、あれほど描き込む必要ないだろうに)ただ全体に薄味で若干説明不足、加えて今一つキャラが弱いのが難点。新人捜査員なんかただの狂言回しだし。ヘルボーイの恋物語としてはともかく、もう少し彼の小市民的生活を強調した方が、ラストにもつながってよかったんじゃないかなぁ。 B+ 04/10/13

アイ,ロボット
もっとぐだぐだになってるかと思ってたら、予想外にしっかりとした話つくりで面白かったです。ロボット三原則が事件の根幹にあると言うのがアシモフ原作としてはうれしいところ。CGI製のキャラは生き生きしてたけれども、カーアクションのシーンで車の動きに重みが無いのが悲しい。ともあれ、事件の真相がちょっととってつけたような感じだったけれども、アクションの見せ場も多く、テンポもいいので楽しく見れます。いや、本当に最近のハリウッドの脚本って一時期に比べたらずいぶんとよくなったよ、うん。 A― 04/10/13

隣のヒットマンズ 全弾発射
良作コメディ隣のヒットマンの続編で、主要キャストも皆再登場して、相変わらず騙したり、はめられたりで面白いのですが、新キャラの悪役達がお馬鹿の事もあって、コメディ色が強くなってお馬鹿度が激増してて、ちょっと前作と毛色が違うかなぁと言う感じ。なんというか・・・調子に乗りすぎたと言うか、悪乗りのし過ぎと言うか。まぁ、楽しく見れて、面白いんですけどね。B 04/10/13

バイオハザードII アポカリプス
前作に比べ、なんだか本当にゲームみたいなノリで、各キャラがステージに放り出されて「とりあえず行動しろ」ってバイオハザードってゲームの出だしそのまんまじゃない。(笑)監督がポール・アンダーソンから代わった所為か、品の無いグロは押さえ気味で、よりアクションを重視した見せ場作りで飽きさせず見れます。
気がつけばエイリアン4のリプリーよりも強くなってるような気のする主人公アリスですが、ミラ・ジョボビッチがそのスーパー振りを存分に見せてくれてます。ゲームのキャラ、ジル・バレンタインの登場もうれしいところ。似てるんだこれが。特に遠目で銃構えてると本とゲーム中のポリゴンのキャラみたいで面白い。(笑)しかし、警察署内に貼ってあった紙の「警察官の星、ジル・バレンタイン」って訳は「スターズ所属の警察官ジル・バレンタイン」の間違いじゃないかと思うのだけれども・・・。でも他のシーンでは「スターズ」ってちゃんと訳されてるんだから、もう???
なんにせよ、まだ続きを作る気満々っぽいんですが、どうなることやら。 B+ 04/10/13

ヴィレッジ
M,ナイト・シャマランの新作ですが、まぁ、系列としてはシックス・センスと同類なんですが、始まって最初のカットから誘導されてるんで、あのオチは一種反則と言うか・・・。でもそのタネの為にありとあらゆる事例を緻密に計算されているのは好感が持てます。(と言うか、むしろあざといくらいだね)物語としてはラブストーリーなんだけれども、いかんせん、フェニックス・ホアキンのキャラがちょっと弱いのが難点か。彼に村の秘密と若者の好奇心の兼ね合いで話をひぱってってもよかった気もするけども。
ところで、なんとなくシャラマンとティム・バートンって似ているのかとも思ったのだけれども、キャラクター主体のバートンに対して、仕掛け重視のシャラマンとでは、似たネタでもアプローチの仕方が違うんで、実際のところ全然違うなぁ・・・と、思ってみたり。 B 04/10/13

仮面ライダー剣(ブレイド)-MISSING ACE-
まぁ、面白かったですね。アクションシーンもふんだんで、その分キャラの掘り込みが不足気味なのがなんですが、まぁ、元のテレビシリーズもキャラの掘り込みはかなり大雑把なんで、その延長上にあるこの映画で改善できるとも思えないんですがね。(笑)んでもって、始さん怖すぎ。(笑)
ところで、クライマックスのところで軽いデジャヴが・・・。あれって、キングダーク対5人のライダーと言うかストロンガーの最終回と言うか。(笑)トータルで見ると、旧シリーズの最終回近辺って話に見えなくもなく、なるほど、井上敏樹は確かに旧ライダーのメインの脚本家の伊上勝の息子なんだとつくづく思った次第。(笑)
エピローグで、天音ちゃんの改心が唐突過ぎて、もうちょっとわだかまりがあってもよかったかなぁ、と。はじけまくりのエンディングにあわせるのであるのならばあのままでもいいんだけど、あのエンディング自体場違いな感じするから・・・。 B 04/10/13

特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE-フルブラスト・アクション-
今までの戦隊シリーズの映画に比べると、まさにテレビシリーズの拡大版なんで、いまいち勢い不足な気はしますが、きっちり作ってあるし、それなりに面白かったですね。デカマスターの登場シーンには大笑いさせてもらったんだけど、考えてみれば今回の話のノリって確かにあれは西部警察のそれだわ。(笑) B 04/10/13

ヴァン・ヘルシング
ハムナプトラシリーズに引き続き相変わらずクラシックなモンスター映画をリスペクトしているスティーブン・ソマーズですが、うう〜ん・・・面白いんだけど、どうもいまいちかなぁ・・・。ドラキュラ、狼男、フランケンシュタインと、大物をそろえたはいいけれども、上手くかみ合ってるようには見えないし、逆にその分窮屈になって、主人公たちも含めてそれぞれの魅力が出し切れてないって感じ。主人公の謎はあいまいなままだし、オチも余り爽快感の無いオチだし、やっぱり雪のトランシルバニアって舞台がまずいのか?(笑)
音楽をアラン・シルベストリがやってて、相変わらずうなりまくっているんだけども、だからと言ってうるさいわけではないいいスコア。同じうなりまくりでもスターシップトゥルーパーズ2とは大違い。うーん、トップクラスの作曲家との差って大きいなぁ。 B 04/10/13

スターシップトゥルーパーズ2
う〜んと・・・普通。(笑)まぁ、前作が1億ドルの制作費をかけた超大作なのに比べたら、1/5ぐらいしかかかってなさそうな安さってのもあるけど、「人間に寄生して操るバグ」と言うモノが出てきたところで遊星からの物体Xみたいな心理ドラマがある訳でもなく、やたらと服を脱いで男を誘惑する女が出てきた所でスピーシーズシリーズのようにそこが売りになる訳でもなく、アクションもグロも特撮も何もかもが中途半端で、それこそ世間にあふれるB級SF映画の1本である事には違いないかと。そしてB級である最たる部分である、『敵の考えをばらす』と言う事までやってくれる。(どうせ人間の考えの及ばない虫なんだから人間殺す理由なんて要らないよなぁ)それと音楽がやたらとなっていてうるさい・・・。
で、そんなしょっぱいこの作品だけど、おもしろかったのがエピローグのオチが日本的だった事。やっぱりあれは愛国イケイケのブッシュに対する反発なんだろうか。 B― 04/09/24

NIN NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE
うう〜ん・・・まぁ、おもしろかったんだけど、あれはハットリくんじゃなくて香取くんだろう・・・。主役のハットリくんのパーソナリティがハットリくんのそれじゃなくて演じている香取慎吾のそれに近いと言う時点でハットリくんとして駄目だろ。(SMAPだったら五郎ちゃんの方がハットリくん向きかも(笑))
それともう一つ致命的なのはハットリくんが掟を破って皆の前に姿を現す事の必然性が弱く、更にはその決断の瞬間も弱い、その為、主人公の葛藤も無ければ、その決断に対するカタルシスも無いので、クライマックスへの導入として、全然盛りあがらない事だね。クライマックスにしても、閉鎖空間の中での決戦になっている為、皆が一堂に会している意味がなく、敵側の目的ですら達成できていない、むしろそれを達成する瞬間こそハットリくんの決断の時であり、決断のカタルシスが最高になるときだと思うのだけども、ご丁寧にその辺り、はずしまくってる。おかげで刑事の2人の役回りがコメディリリーフでしかなくなってて最後まで役割を与えられてないんで、存在の意義が見えなくなってるのは勿体無い。(おもしろく扱われてたのに)
まぁ、流してみる分にはおもしろいけれども、もっともっとおもしろくできる要素があるだけに実に勿体無い出来ではありました。 B― 04/09/24

LOVERS
展開もいいし、絵もきれいで面白いんですが、ちょっと話をひねりすぎたかなぁ・・・という感じですね。なんで金城武を陥れたのかがよくわからないし。一方で、キャラの数を押さえ贅肉を落としてシャープにして、複雑な話をわかりやすくしてます。
絵は相変わらずきれいで、見事な色使い。アクションは英雄の時のような超人じゃないのでずいぶんとおとなしい分、逆に生々しい戦いで、生身の人間の愛憎劇の面を強調してていいですね。 B+ 04/09/24

リディック
ピッチ ブラックの続編・・・確かに本編中でもそうなってるけど、話のスケールが違いすぎて続編っぽくない。(笑)が、敵のスケールはでっかいけど、対する主人公のやってる事がどうにもパッとしてないのが難点。正直、監獄惑星のところが長すぎ。しかもヒロインの登場以外意味ないんだし。んな事より、もっとネクロモンガーと戦ってくれって感じ。せっかく敵、ネクロモンガーの凄さを美術やら物量やらでいっぱい見せ付けてくれてるんだから、それに1人で対峙するリディックの凄さもネクロモンガーと戦うことで示して欲しかった。
さて、この話、最初から三部作ぐらいになることを予定しているんだそうですが、果たしてあのオチで続きがあるのか?期待していいんでしょうか?(笑) B 04/09/24

華氏911
相当に恣意的な内容なので、その点は留意する必要はあると思いますが、面白かったです。特に前半のビンラディン一族とブッシュ家の関係のくだりは個人的には結構ドキッとしました。石油利権絡みの話は知っていたけど、金融分野でのビンラディン一族のアメリカ経済への食い込みの大きさは確かの無視できない規模だというのはちょっとショックでしたね。
まぁ、アメリカの連邦議員や現閣僚のほとんどにまともな軍歴がなかったり、その子弟にも軍歴のある人間がほとんどいない(ちなみにアメリカでは軍出身者のほうが厭戦派が多い。ただし「売られたけんかは買う」という姿勢は一緒)中で、戦争に対してのアレルギーのなさは、愛国心の一言で何もかもOKにしてしまう事とあいまって、アメリカの戦争したがる体質があるのに加え、9.11のショックの過剰な愛国心で、戦争に反対する声を上げにくくなったり、それまで戦争に対する抑止となっていた米兵が死ぬことに対する恐れが大幅に薄れた事で、戦争に対しての歯止めがなくなっている状態で、こういう映画が人気が出るってのはアメリカってのもまだまだ捨てたもんじゃないのかもしれんですね。もっとも、この映画が11月の大統領選に影響があるかというのは難しいらしい。ブッシュの支持派ってはこんな映画最初から見ないからだそうだ。(笑)
ちなみに今回の大統領選、私ゃブッシュを支持できないのでケリーになってほしいですが、なかなか微妙ですねぇ。4年前の時はゴアにも色々問題(環境派だったんで京都議定書は守りそうだったけど、同時に反捕鯨で日本が調査捕鯨を止めなければ経済制裁をするだなんて言ってた)があったんで、どっちも困り者だったんだけども。 B+ 04/09/24

シュレック2
おもしろかったですね。もっとも内容的にはしゃびしゃびですけど。(苦笑)結局、テーマ的には前作のラストでフィオナ姫の決断を受けているのだけれども、当のフィオナ姫が基本的にぶれてないので、シュレックの一人相撲な感が否めない。シュレックの悩みと王様の秘密のリンクってのはいいんだけども、妖精のゴッドマザーの野望も最終目的がいまいちはっきりしない為に、悪役としていまいち弱い。(その辺はチャーミング王子も一緒)結果、魔法薬工場のシーンもシュレックが魔法薬を得る以上の意味がない、ただのどたばたアクションのシーンになっていない。新キャラの長靴をはいた猫も魅力的ではあるけれども、ドラマも役割もないので、なんかいてもいなくても一緒な感じでもったいなかったですね。とにかく、いい話だし面白いんだけど、全体に薄味で食い足りないってのが個人的な感想。
後、王妃様の声がジュディー・アンドリュースだったんで、せっかくだから歌って欲しかったかなぁ・・・と。ドラゴンには薬飲んでる最中に出てきて活躍して欲しかったし。全然関係ないが劇中に流れる「HERO」って曲のさびの部分が、ちょうど少し前にタモリ倶楽部の空耳アワーでやってた、「アホを殴るヒロちゃんに遠慮がない」としか聞こえなくて困った。(笑) B+ 04/09/24

激動の昭和史 沖縄決戦
岡本喜八特集のオールナイト4本目。人はやたら死ぬけど、凄惨さは今からすれば抑え気味。左気も強くないし、無駄に反戦を大きくうたってない所が、逆に反戦的でいい。
しかし中野昭慶さんの特撮ってば色気無いのね。 B+ 04/09/24

肉弾
岡本喜八特集のオールナイト3本目。ほかの3本に比べると、かなりの低予算(ATG作品だし)で、それを上手く使って、等身大の戦争を様々な面を照らし出しながら、意味深く見せてくれます。とは言うものの、登場人物達のどこか浮世離れした姿が、明るくどこかファンタジックで、エンターテイメントとして楽しませてくれます。面白かったよ、これは。 A 04/09/24

日本のいちばん長い日
岡本喜八特集のオールナイト2本目。ものすごい数の登場人物が出ているというのに女性は一人しか出てこないというのがちょっとおもしろかった。
黒沢年男が演じていた将校達の、思い込みと見込みだけで行動した挙句、にっちもさっちも行かなくなってしまうというのが、こんな感じで太平洋戦争を始めたんだろうなと思わせてくれて、感慨深い。反乱将校達の生々しさに比べ、他の政府関係者の微妙なよそよそしさっていうのは、戦争をやめると言う事の理性性の表現なのかなと思ってみたり。反軍でアナーキストの天本英夫さんを狂信的な軍、報国主義者に配してるってのは・・・わざとだろうなぁ。(笑)
しかし『しっかりしてそうで、どうにもダメな偉いさん』をやらせたら藤田進は絶品だなぁ(笑)ちなみに私が気に入ったのは小林桂樹演じる侍従。本当に天皇の事しか考えてないところが面白かった。(笑) A 04/09/24

血と砂
コミケのついでで浅草東宝での岡本喜八特集のオールナイトの1本目。軍楽隊のお話ですが、タイトルの重さとは対照的に、全体に明るいトーンで楽しく見せてくれますが、それでいて戦争のもつ暗雲もきっちり描いています。後、性に対してあっけらかんとしているのがなかなかおもしろい所。
ラストの日付に付いては、その直前にその日付近辺だというのはわかるし、戦争の無常も十分出てるんで、個人的に要らないんじゃないかとも思うんだけども、やっぱり従軍経験のある岡本喜八としては、そこまでやらないと気がすまなかったのかなぁ・・・。
残念だったのは、フィルムが古い所為か一部カットされていて、話的に重要な補給トラックが来るシーンが全カットされていて、話が繋がらなかった事。一緒に見た友人が教えてくれなかったら、私ゃ知らんまんまだったろうね。そう言えば以前、ストリート・オブ・ファイヤーをリバイバルで見た時、フィルム傷がひどかった上に、クライマックスで街の住人達が銃を構えるシーンがカットされていて、ひどく落胆した事があったなぁ・・・。こういう事はリバイバルだとままあるんだけど、重要なシーンをカットするのはどうかなぁ・・・と。 B+ 04/09/24

キング・アーサー
なかなかおもしろかったですけど・・・地味かなぁ・・・。(笑)アーサー王伝説を扱ってるものの、知られているアーサー王伝説とは結構違います。なんせ5世紀の話ですから、騎士がどうこうと言った所で、我々が持つ騎士のイメージとは違う時代のものなので、違和感はあると思います。
惜しむらくはキャラの比重のかけ方が散漫で重要であるはずのランスロットの役回りがよくわからなくなってるのは残念。それも含め、アーサーが現地人と共闘する過程等、あいまいで今一つ高揚感につながらないのは勿体無いですね。
まぁ、スケールはでかいし、迫力もあるんで、男臭も味わえて、結構いいかなと思います。 B 04/08/10

サンダーバード
まぁ、普通におもしろくはありましたね。ただしサンダーバードだと思ったら失敗します。(笑)正直、サンダーバードらしさはメカデザイン以外ほぼ皆無です。なんせ、救助作業のシーンほとんど無いし、それに伴って様々なメカの描写もほとんどありません。各メカの発進シークエンスも無ければ、2号に至ってはオリジナルのようなコンテナの交換自体できないデザインになったうえ、それに類するシーンもありません。だからサンダーバードの魅力がメカ描写だと思う人には全くお勧めできません。メイキング本を読むと各メカ、いろいろ良く考えられた設定になっているのに、やっぱりアメリカ人にメカ描写ってのはできないものらしい。元々オリジナルのサンダーバード自体アメリカではほとんど知名度がなくて、アメリカ市場向けにわかりやすい話にした為に、それがサンダーバード本来が持っている魅力を失わせてしまっているような感じです。
先に述べたように、アメリカでのオリジナルの知名度不足から、今回のこの映画の成否は日本にかかってるそうですが、正直、サンダーバードに思い入れのある日本で受け入れられるかは甚だ疑問。つうか、私ゃ、今回の物語を知った時点で、ある種の諦めがあったんで、割とおもしろいと感じたんかもしれませんが。 B 04/08/10

マッハ!!!!!!!!
いやぁ、凄いですよ。人間鍛えれば結構何でもできるもんなんですねぇ。(笑)ムエタイの膝はなんでも防げるようです。そしてどう見たって当たってます。蹴り一発でバイクのヘルメットが真っ二つとか、脳天に肘打ちとか、かなり危なそうで見ていてはらはらします。(笑)タイ映画らしく、仏を敬わない奴には仏罰が下ります。(笑)そしてやっぱりキャラの生き死にやらそのタイミングってのは日本人感覚ではよくわからないものがあったりもします。
まぁ、結構重要そうな師匠によるムエタイの使用禁止令がうやむやになったりと、物語の作りこみは甘いですが、そんな事を忘れさせてくれるアクションの力強さがまぶしい映画です B+ 04/08/10

スチームボーイ
なかなか良かったですね。伊達に時間と金をかけてませんわね。(笑)絵的な面では見事としか言い様の無い高いレベルでできてます。また敵味方がハリウッド的なシンプルさでないのがらしくていいですね。特にヒロインがわがままな兵器商の娘であっても特段改心する訳で無いのが妙に印象的です。ただスチームボーイと銘打ってある割には、主人公とヒロインのキャラ立ちがいまいち弱いと言うのもあって、主人公の父親と祖父の対立の方がメイン臭くなってるのはいかがなものかと言う感じ。
エンドクレジットの最中、物語のその後をやっているようなんだけど、どうもいまいちハッキリしてなくて、もうちょっとわかりやすくしてもらえなかったものかとも思います。(ヒロインが特に改心してる訳でもないってのがよりわかりにくくしているか。) B+ 04/08/10

スパイダーマン2
いや、すばらしかったですね。ヒーローの孤独とあり様を丁寧に描いて、濃密なおもしろい映画になってます。私ゃ思わず涙ぐんでしまったよ。サム・ライミならではのB級風味(史上最高の制作費かかってると言うのに・・・(笑))もヒーローの日常の描写にいい感じに作用してます。ただ、ヒーローモノの定番のネタをやりまくっているので、こんなにやって、次回(2007年5月4日全米公開と日取りまで決定済み)のネタが残っているのかちょっと心配になります。(笑) A+ 04/07/13

海猿
おもしろかったですね。まぁ、一言で言ってしまうとトップ・ガンな中身なんだけど、話も絞ってあるし、恋愛部分もうるさくない程度に抑えて、すっきりとまとまっていて、王道をきっちりと描いて好感が持てます。
伊藤英明って白い巨塔クロスファイアみたいな「やさしいだけの役立たず」的な役ばっかりの印象があったんだけど、今回は多少ふらつく事はあっても精神的にも肉体的にもタフな役を好演していてよかったです。共演者達もしっかりと訓練を受けてリアリティのある体を作っているのもうれしい所。
エンドクレジットの後で一ネタあって、続編を作るつもりがあるみたいですが、あれだとなんか大事になるみたいでちょっと心配。 B+ 04/07/06

ドラムライン
いや、おもしろかったですね。主人公の天才ゆえの思いあがりと、ドラムリーダーのライバル心を最終的に「バンドは一つ、音も一つ」で昇華させてしまう展開は王道ですがおもしろく見せてくれます。ただバンドの演奏シーンが今一つ弱い事か。もっと『音楽のどつき合い』っぽい演出の方がドラムライン対決として燃えたかも。あれだとプロレスのリングアピール程度にしか見えん。それと音楽も日常シーンならいざ知らず、主人公がバンドのメンバーとして立って行く所くらい、ちゃんとバンドマーチ使ってシンクロさせて欲しかった。そう言う点では、ちょっと勿体無かったかも。 B 04/07/02

ロスト・メモリーズ
うーん・・・どーせ、しょっぱいとは思っていたんだが想像以上にしょっぱかった・・・。(笑)実際の所、途中までは結構面白かったんだけども、主人公が物語の鍵を握る井上財団に迫った挙句、はめられる辺りから急激にぐだぐだになっていき、最期はそれを韓国映画お得意の「男泣き」で無理やり感動的な振りしてごまかしているんだもの。タイムマシンの設定もかなりおざなり(説明がほぼ皆無なので、高句麗人がそんな凄いものを作ったように思わせてしまってる。)だし、それ以外にも主人公の所属する組織とか、劇中の世界での朝鮮の地位と言った世界へのディテールが甘いので、ほぼ完全に日本化された朝鮮で、主人公を含めた朝鮮独立を叫ぶ連中の主張(妄想と言ってもいい)に、共感できないのはいかがなものか。(韓国内では日本の統治は『人類史上もっとも苛烈で残虐』とされているので、韓国人にはオールOKなのかもしれんが。もっとも、本当に『人類史上もっとも苛烈で残虐』な支配が100年も続いたら劇中の2006年のソウルがあんな大都市(実景映像は東京)になってる訳無いと思うが。)
ところで、こんなしょっぱいこの話のおもしろいのは、韓国人のなんとも屈折した腹の内が丸見えなところで、伊藤博文を暗殺した安重根の英雄視とか、ソウル市内にそびえる秀吉の像とか、88年のオリンピックが名古屋だったりとか、日本人にとっては結構どうでもいい(むしろこだわらないような)ところに妙にこだわりがあったり、(仮に、もし朝鮮が併合されたままだったら、88年のオリンピックはやっぱりソウル(この場合京城か)だったと思う。どう考えたって、あっちの方が名古屋よりは大都市になってるだろうし。ちなみに、2002年のW杯も日本単独開催になってたけど、劇中では朝鮮も満州も日本になってんだから当然のようにソウルとかピョンヤンとかでも試合はやってたと思うんだが。)そして更に、劇中の世界での『正しい』歴史では『2006年には南北が統一して目覚しい発展をしてアジアのリーダーに』(この映画が作られた2000年当時でも貧しい北を、統一した際に韓国が支えきれるか疑問。だけども韓国人の中には「北の安価な労働力で韓国製品の競争力が上がる」と北を植民地にでもするつもりのような事を言う連中はいる。)なり、高句麗だった事もある満州を『失われた国土奪回』を目指して中国に手を出そうと画策(それをやったらイラクのクェート侵攻と一緒じゃん)してたりと、かなり妙な妄想をさも当然のようにのたまってたりと、お前ら大丈夫かと心配になるくらいだ。それと、劇中何度も日本人が朝鮮人を不信の目で見ているのをあらわにしているし、『人類史上もっとも苛烈で残虐』な日本の統治の下でソウルは東京のような大都市として成功している、すなわち日本の統治が『人類史上もっとも苛烈で残虐』では無かったと暗に認めてしまっていたりと、韓国人の日本に対する思いが、あらゆる面で剥き出しになっているという点で評価するのであれば、価値はあるのではないかと。 C+ 04/07/02

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
うーん、おもしろかったですねぇ。コンパクトによくまとまってるって感じで。(もっともそれでも2時間半あるんだけど)今までのに比べるとクライマックスが弱いってのもコンパクトに見えるのに関係してるのかもしれません。
今回、主役の3人の私服が多い事もあって、子供から思春期に成っていく感が強く出ています。しかしまぁ、皆おっきくなっちゃって、頭小さい小さい。(笑)んでもって、相変わらずエマ・ワトソンはかわいいし〜。(笑)しかし、マクマフォイって、これからもずっとあんな主人公のライバルになり得ない小者のままなのかなぁ・・・。
今回、エンドクレジットがなかなか凝っていて、その仕掛けの所為か若干長く感じますが、そこの流れる曲がまたいいので、最後の最後まで見るのをお勧め。 B+ 04/07/01

下妻物語
知人に『早く見に行け』とせかされたんで見に行ってきました。いや、侮ってました、予想以上におもしろかったです。シンプルな友情話を基本にしつつ、高いテンションとスピード感のある演出で、一気に楽しませてくれます。まぁ、伝説の女ヒミコの正体にはどうも釈然としないところもあったけど。妙に絵画的な色味の絵作りになってると思ったら、考えてみたら主人公の趣味が『ロココ』なんでロココ調絵画の色味なのね。24Pハイビジョン撮影だから、より絵っポイ絵になってるし。
キャスティングが非常によくて、どれもこれもハマリ役。私的には篠原涼子に1票。(なにを?(笑))それと小池栄子の特攻服と引き気味のキスシーンにも1票(笑)深田恭子ってなんかどんな役をやってても現実感がないような印象(リング2を除く)だったんだけど、この映画では現実感のないキャラにもかかわらず、逆に地に足のついた現実感のあるキャラに仕上がってるのがおもしろい所。そして金属バットが思いの外似合うと言うのも発見。(笑) A 04/06/26

キューティーハニー
いたって普通に楽しめたんだけど、よくよく考えると全然キューティーハニーらしくないわね。ハニーは如月ハニーとキューティーハニーしか基本的に出てこないし、星児さんはできる奴だし、パンサークローに男の幹部いるし。多分OPのアニメが一番キューティーハニーらしいと言うか・・・。本編の方がハニーの七変化を抑えて如月ハニーの物語と言う切り口であるのなら、逆にあのOPは合わないんじゃないかと・・・。と言うか、なんか今やってる実写版セーラームーンを思い出しちゃいましたね。「社会にいまいちなじめない人達が仲間を得る事によって社会性を得ていく」って感じが。もっとも今回のハニーはうさぎのキャラクターではあるけど、うさぎの社会性は持ち合わせてないけど。それに最終的に社会性を得ている訳でもないからねぇ。(苦笑)
メインの二人はよかったんだけど、敵の方はやっぱり中ボスが4人もいるとキャラを濃くしてもちょっと存在が弱くなりますわね。スカーレット・クローなんてあまりに哀れ。ブラック・クローのミッチィーもイカスんだけども、歌って登場したりする割にはいまいちパッとしてなくて、こう言うところでケレン味つけるのって、庵野監督得意だったんじゃないかと思ったんだけど・・・。京本正樹もどうも影薄かったし・・・。(役割自体あいまいだったし)
庵野監督「芸風を変えた」って言ってたけど、なんか、ナディアトップをねらえ!の頃に戻ってるんじゃないかと言う気がしなくもない。むしろケレン味とかって言う点では地味になったんじゃないかと・・・。まぁ、実写としての制約ってのはあるんだろうけど・・・。何にせよ、もっとハメをはずして欲しかったなぁ・・・と。 B 04/06/19

デイ・アフター・トゥモロー
よくまとまってたし、見せ所も色々用意してあって、それらも上手い具合に配してあるし、ドラマの方も結構きちん描かれていて、きっちりと楽しめます。エメリッヒってばいつの間に人物描くの上手くなったんでしょうか?(笑)(脚本にディーン・デブリンの代わりに別の人が参加してるからか?(笑))ただ、やっぱり、スペクタクルの連続の前半に比べ、後半多少話がこじんまりしてくる感は否めないけど。
さて、この話、温暖化による氷河期の到来の話なんですが、まぁ、事態の進展のスピードはともかく、寒冷化のメカニズム自体の考証的にはなくもないかな・・・と。ただ、これ見て思ったのは、やっぱり話をつくっるてのは誇張なり、はったりをかまさんと駄目なんだなぁ・・・と。実際問題まともに考えれば、ホンの1週間とかで氷河期の到来ってのはさすがに極端なんだけども、エンターテイメントとしてのサスペンスなり、アクションなりとしてこれくらい極端に事態を進めるのは決して間違ってはいない事なのだな・・・と。(まぁ、私の大好きなボルケーノだってそうだったんだが・・・。)
しかし、インデペンデンス・ディスター・ゲートなんかと合わせて考えると、やっぱ、80mのオオトカゲでは、エメリッヒには小さすぎたのね。(笑)あの人に合う怪獣ってのはそれこそ、巨神トリスメジスタン位のサイズじゃないと・・・。(誰が判るって言うんだ、そんなネタ(笑)) A― 04/06/10

トロイ
3時間もありますが、話の流れがよくて、キャラの立ち位置もしっかりしてるし、役者陣の好演もあって、だれる事もなくおもしろく見れました。絵はスケール感はあるけどちょっとおとなしいかなぁ。(そう考えると、リドリー・スコットってば凄惨な絵をきれいに見せるの上手いなぁ。)
役者陣は総じて好演で、個人的に気に入ったのはいい人なんだけど王としては「?」のつくトロイ王が見事だったピーター・オトゥール。ブラッド・ピットってばやっぱり魅力的だねぇ・・・。エリック・バナもハルクよりよっぽどよかったなぁ。オーランド・ブルームが弓を構えるの見ると、つい「おおっ」と思ったりぃ。(笑) A 04/06/02

キル・ビル Vol.2 ザ・ラブ・ストーリー
なんだか普通・・・(笑)果たして本当にVol.1とまとめて一本にするはずだった脚本なんだろうか?まるっきり別な色の脚本なんですが。(つかやっぱVol.1のオーレン・イシイ編が異質なんだろうなぁ)で、両方合わせて4時間もある割にはキャラの厚みはあまり感じない。ブライドの本名も、ビルがブライドを殺した訳もどうにもあっさりしていて、ちょっと食い足りない。(ネタ映画風味なVol.1のくどさと合わせて、中和するつもりだったのか?)
まぁ、よく出来ていておもしろいんだけどもね。やっぱVol.1が吹っ飛び過ぎだよ。(笑)そしてもう一つ。ペイチェックでユマ・サーマンが魅力的に見えなかったのって、ジョン・ウーが女きれいに撮れないってのがでかかったんだなぁ・・と痛感。(笑) B+ 04/05/25

ビッグ・フィッシュ
おもしろかったですね。スティーブ・プシェミが爽やかな役をやってたのが新鮮。(笑)ファンタジー風味ではあるけれども、話そのものはしっかりとした現実の話で、父と子の物語としていい話です。
正直、去年、実際に父を亡くしてる身としてはつい自分の事として考えちゃて、冷静に評価できないんだけども、なんかね、親の話は聞いとくもんだなぁ・・・と。この物語では、父親が自分の人生をホラ混じりに話すんだけども、私自身は父親の若い頃の話ってあまり聞いた事がなくて、亡くなってから母から聞いた事の方が多いくらいで、死んでからでは思い出を懐かしむしか出来ないんで勿体無くもあるし、この話の芯である『語り継がれる人生』と言うのを得なかった自分を思い知らされて若干の悔しさを感じずに入られない。そう言う事ってのは、亡くなった直後よりも、時間がたってから思うもので、もう、今、このタイミングでこの映画に出会ってしまったってのは、いいのか悪いのかさっぱりわからないけれど、今の自分には、涙無しには見れなかった事は確か。 Aー 04/05/26

ピーター・パン
ないない島前話なんて話を描いたくらい、私はピーター・パンと言うキャラが嫌いなんだけど、今回はピーターとウェンディの恋愛映画だと聴いたんで見たんだけど・・・ちょっと食い足りないかなぁ。フックとウェンディの父親を一緒の役者がやってるんだけど、その割にはあまりそれが効果的に使われていたようには見えず、思春期の少女にとっての父親とフックとをダブらせる事によって描けるような事ももっといっぱいあったんじゃないかと不満。挙句エピローグがない。ピーターとウェンディの恋愛ドラマとして成り立たせるのならば、大人に、本当の母親となったウェンディが窓を開けてピーターをいつでも迎え入れれるようになってるくらいやらないと、決して一緒になる事のないウェンディとピーターの永遠の愛の物語として成り立たないんじゃないかと思うんだけども。(そうすると原作と違ってしまうけども。)ティンカー・ベルのキャラが弱かったのも惜しいか。おかげで中盤の山場、ティンクの復活がいまいち弱くなってしまってたし。(もっともあのシーンは舞台でやるからこそ効果のあるシーンなんで、それを映画でやること自体若干無理があるとも言えるけども)それと全体にファンタジックな色の強いおもちゃのような美術なんだけど、ネバーランドはそれでいいんだけど、現実のロンドンまでそれでは違うんじゃないかと思うんだけど・・・。
まぁ、悪くはないけど、原作の持つ暗い面が弱く、中途半端に甘い映画になってしまったのは残念。もっともディズニーアニメ版と言うある意味もっとも原作と縁遠い代物に比べたらまだましか。ピ−ター役の男の子かわいいし。(笑) B 04/05/19

ゴッド・ディーバ
・・・何と言うか・・・一体何がしたかったのか・・・。「神様だって子供が欲しい」とでも言いたかったのだろうか?実写のキャラとCG製のキャラとが混在してるけど、その意味は?神様達のように人の形をしていないキャラはともかく、他のCGキャラ達はなんでCGで描かなきゃいけなかったのかと。その辺の必然性はさっぱりだし、主人公がどう言う人物なのかとか神様達のピラミッドやら宇宙人の作ったとか言う穴とか重要そうな設定に説明もほぼ皆無で、何となく始まって何となく終わってしまうと言うさっぱりな話で、あまりに不親切で、見た後悔ばかり残った作品でした。 C 04/05/19

CASSHERN
トータルな出来としてはかなり難あり(一緒に見た友人は『学芸会レベル』とまで言ったが)ですが、私は気に入りました。感じとしては、「やりたい事や言いたい事を詰め込もうとして箱ごと壊れた」とでも言うか。実際、監督の熱意は充分過ぎるほど伝わってきて(ただしかなり空回りしている(笑))、それだけでも好感が持てます。
正直な話、私にはこの映画からは演出的なセンスってものはほとんど感じない。ただ、日本でこれだけの絵が作れたって事を誉めてやりたいと。しかも6億と言う結構安い値段で。(この脚本で、且つ監督経験がない人物によく6億円もの金を皆出したなと・・・。いや、むしろそれだけの金を出させた紀里谷という人物を尊敬すらするな。(笑))ヴァーチャル・セットやデジタルマットの利用でスケール感のある絵や、より多くの場所、アングルを撮る事ができるという事を、これほど大々的にやった邦画はないのだし、(千年の恋でやって欲しかったんだが・・・結局、半端なサイズのセットを作って窮屈な絵作りに終始してたなぁ)これがきっかけになってセットに縛られない自由なカメラを邦画でももっと作れるようになってくれればとも思ってます。
まぁ、映画としての出来はともかく、熱意とチャレンジは評価したいと思いますね。絵作りって点では絵はきれいだし、美術もいいし。 B 04/05/19

オーシャン・オブ・ファイヤー
ハムナプトラシリーズみたいな売りをしてましたが、実際は馬と馬をめぐる人々の話で、冒険活劇としては弱いですが、いい映画でした。アラブに対しても、ハリウッド的なアメリカ万歳な風ではなく、それなりに相手を認めた描き方が好感が持てます。でもまぁ、基本は馬映画。馬と主人公の熱い友情が素敵。 B+ 04/05/19

アップルシード
原作ちゃんと読んでないんでなんですが、なんだかえらくウェットで、なんだか全然士郎正宗っぽくなかったですが、ただのアクション映画と思えば見所もあって、なかなかおもしろかったですね。
フル3Dアニメなんですが、人物とメカがセルシェーディングでセルアニメ調、一方でその他はリアル調な絵なんで最初ちょっと違和感がありますが、すぐなれます。むしろ、主要な舞台であるオリュンポスみたいな都市はゲームにムービーに見えなくもないですが、廃墟なんかだとボーン・フリーとかみたいな感もあってちょっとおもしろい。(笑)考えようだけど、こういう処理の仕方ってのは、リアルなキャラにしたところでよく出来た人形が演技してるようにしかならないことが多いので、アニメ調のデザインと処理を使う事によって、そう言うマイナス面を帳消しに出来るのではないかとも思ったり。一方、動きもモーション・キャプチャーによくあるうにょうにょした動きじゃなくて、結構きびきびした動きで好印象。
ところで、ブリアレオスって、一体体重いくらなんでしょうか?水に浮くんでしょうか?あの全身サイボーグな状態で。まぁ、ほっといてもいいネタなんだけど、その辺のこだわりがちょっと弱いのが士郎正宗らしさをそいでいる一因なのかとも思ったり。
まぁ、実際、主人公の感情の流れが弱くて、どうにも感情移入しにくい面もあって映画としての評価は弱くなっちゃうんだけれども、この辺の表現は3Dアニメの不得意な部分なんでまだまだと言う所で、脚本段階でオミットされた部分もあるのかもしれないけれども、技術テスト作品としてみれば、これからの可能性も充分感じれるんで、それなりに評価は出来ますわね。 B 04/04/24

マスター・アンド・コマンダー
ナポレオン戦争時代の軍艦での生活を丹念に描いててなかなかおもしろいですが・・・地味だわ、これは。(笑)いんちき予告事件も、担当者がどう売ろうかと迷った挙句と考えればわからないでもない。(苦笑)(だからと言ってあの予告の煽り文句が嘘である事は疑い様がないんだが・・・。なんせ女性は数カットしか出ないし「母」と言う言葉も一回しか出ない。)激しいアクションシーンもあるものの、18世紀の軍艦内の生活と乗組員のドラマ中心の作りで、じんわりいい感動で終わってくれます。・・・でもやっぱり商業的には地味で、アメリカ本国で制作費が回収できなかったってのはわからんでもないかと。 B+ 04/04/16

ペイチェック 消された記憶
フィリップ・K・ディックの原作とは言うものの、ブレ−ド・ランナー等の今までのディック原作のもののような『駄目未来色』はなく(監督の意向らしい)、今よりほんの少し技術の進んだだけと言う感じで、SF色はかなり薄めで、まぁ、基本設定として馬鹿映画ではあるものの、脚本もそつなくよく出来ていて、アクション映画としておもしろく出来てますね。
惜しむらくは敵のキャラが弱い事。二人出てくるけど、二人で一人ぐらいの感じで、死に方にせよどうもいまいち対抗できてないのが残念。それとヒロインのユマ・サーマンがちょっとなぁ・・・、キャラとしては魅力的なんだけど、どうもなぁ・・・なんか痩せぎすで。ユマ・サーマンがきれいだったのってガタカアベンジャーズの頃までって気がするんだよなぁ。
そんでもってジョン・ウーの意匠と言えばそうなんだろうけど、鳩が飛んできた時は笑わそうとしてるのかと思った。(笑) B+ 04/04/16

イノセンス
いや、わかりやすくていいんじゃないですか?(笑)色々小難しい事言ってたりしますが、その辺は監督の押井さんの思想だと割り切ってしまえば、そう話の筋自体と絡まないですし。大体ちゃんと原作のエピソード使ってて、キチンと攻殻機動隊らしかったでしたし。絵的にも見事だったし(この辺りの技術や予算的な差が前作との一番の差か?)ただ私は原作がかなり好きなんで、バドーが草薙素子に持っている感情ってのが、この映画のシリーズではどうにも釈然としないのでなんですが。 B+ 04/04/16

レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード
デスペラードの続編です。前作同様、メキシカンな男臭(笑)と派手ですでにファンタジーの領域のアクションも健在。とは言うものの、回想シーン多めで、あまり前受け的な部分はないんで、見てなくても楽しめると思います。
(まぁ、これはこれでそれなりに魅力的ではあるんだけども) 相変わらず、脚本から、音楽からとなんでもやってるロバート。ロドリゲスですが、今回はジョニー・デップやバンデラスも自身のキャラのテーマを書いて歌ってたりしてて、妙な内輪色が上手く作用してるように思えますね。
スパイキッズシリーズとは違って、男臭満載のバンデラスやらジョニー・デップは相変わらず胡散臭い魅力爆発、(笑)ウィレム・デフォーの髭面がイカス。(笑)レインメーカー以来に見たミッキー・ロークは更にただのおっさん化してて、いや、かつての輝きってばどこへ行ったんでしょうねぇ。(笑)
原題がONCE UPON A TIME IN MEXICOなんだけど、出てくる物は皆基本的に今のものなんだけど、話の中身は本当に一昔、二昔前のメキシコみたいで、なんだか不思議な感じ。まぁ、確かにメキシコもかつてはちょくちょくクーデターやらの政変が起きてたりしてたものねぇ。 B+ 04/04/16

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
いや〜、凄いですよ。次から次へと、まだ来るか、まだ来るかと言う感じで飽きる事無く、たっぷり3時間半(笑)堪能させてもらいました。正直、この長尺をよくもこんなに上手くまとめられたものだと感動すらしました。多少エピローグが長い気もしますが、まあ、シリーズ総計9時間の大作のエピローグと思えばこんなものかなぁと。(笑)でも個人的には指輪を捨てる場面ってのはゴラムの最期も合わせてあれでいいのかどうか気になりますが、原作ではどうなんでしょう?
いや、しかし、ここまで見るのに覚悟のいる映画もないでしょう。いくらおもしろいとは言え、途中に休憩もなく3時間半ですよ、3時間半。私ゃ事前に水分とるの控えて行きましたよ。(笑)次にこういう覚悟がいる映画はハリー・ポッターか?
さて、今年の米アカデミー賞を総なめの本作でしたが、3年続けてノミネートされて今回もらえなかったらそらないだろうって気にならんですかね?(笑)しかし、この映画のチラシ見たら『巨匠ピーター・ジャクソン』なんて書いてあったりして、いつの間に『巨匠』になったんだと思ったり・・・。(笑)まぁ、ブレイン・デッドを見た時の衝撃は凄かったが、あんなものを作った人間がまさか『巨匠』と呼ばれるようになるとは思いもよらなかったぞ。(笑)ジャクソンの次回作はキングコングだそうですが、考えてみればこのロード・オブ・ザ・リングは当のキングコングの企画が流れた事からその代打の企画だったんだよなぁ。まぁ、代打と言うには大きすぎる企画だけど。 A+ 04/03/04

ゼブラーマン
いやぁ、傑作ですよ。ネタ的にはアンブレイカブル同様、一介のおっさんがヒーローになるって話だけれども、あっちみたく生まれついての特殊能力じゃなくて、ヒーローにあこがれ、努力してそれになり、最期にはそれすらも越えてしまうと言うのがすばらしいです。そして同時にヒーローものって言うのは父と息子の物語なんだと思わせてくれたり。最初笑って見てはいるものの、ゼブラーマンが学校に突入する辺りからの盛り上がりは、泣けてさえ来ます。個人的に残念なのは敵や最期のキメ技がCG製なところ。せっかくヒーロー物なんだからキメ技まできっちりスーツでやって欲しかったなぁ、「ゼブラーマンのうた」BGMにして。(それでも充分盛りあがったんだが)
役者陣は総じて好演、主役の哀川翔がヒーローっポイ立ち振る舞いで決めてくれますし、鈴木京香がまぁ、とっても素敵なコスチューム(笑)してくれたりもします。渡部篤朗が微妙な役をいい感じに演じてくれてます。そしてやっぱり渡洋史のヒーローは様になるなぁ。
テレビドラマ、ゼブラーマンの真実ってのは、そんなのありかと突っ込みたくなりますが、実はあの辺が70年代風なのかも。(笑)でもムーが出てきた時にはさすがに笑ってしまった。(笑)
でも最初のうちは宇宙人に取り付かれた人と戦って、その結果が『あの』やられた姿ってのは、ありゃ犯罪なんじゃないんだろうか?(笑) 劇中歌の『ゼブラーマンのうた』もいい感じに70年代してんだけども、いくらなんでも「今日がお前の命日だ」なんて歌詞は当時でだって無いって。(笑)しかし、あの『当時の映像』っての見ると、ゼブラーマンって東映じゃなくてPプロとかの独立プロ製作臭いよなぁ。(笑)放射能戦隊アレクサンダーは妙に東映臭いんだけど。(笑) A 04/02/17

タイムライン
いたって普通におもしろかったです。いや、全く。(笑)まあ、過去へのタイムスリップ物のやる事は一通り網羅して、それ以上の事も無ければそれ以下の部分も無く、娯楽作品としてよくまとまってると言う感じです。
舞台が14世紀、百年戦争時のフランスってのはなかなか野蛮でいいいチョイス。何となくおもしろかったのはアメリカ人の主人公の側がフランス寄りだって事で、今のこのご時世にそれってちょっとおもしろい。まぁ、イメージ的に百年戦争って侵略者イギリス(まぁ、実際の所イングランドなんだが・・・)からフランスが祖国を解放するってイメージがあるからなんだろうけど。ジャンヌ・ダルクとか。でももうちょっと言葉とかでネタつくって欲しかったかなぁ。今のフランス語や英語がまんま通じる訳は無いんだし。その辺の行き違いでサスペンスやらスリルってのもありだったんではないんだろうか?『私はスパイです』じゃないだろ・・・と言う事で。 B 04/02/13

ファインディング・ニモ
字幕版が終わってしまうので慌てて見に行きました。(ちなみに字幕版が見たかった理由は、ツノダシのギルの声がウィレム・デフォーだったから。(笑))まぁ、出来としてはいいんですけど、なんだか色々エピソード入れて、テンポアップした挙句、緩急がなくて余裕のない感じに見えたのは残念。そのくせ大事なところはちょっとはしょってたりして、ドリーの告白に説得力をほとんど感じなかったし。(私がドリーというキャラが好きになれなかった事もあるんだろうけど。)サメや深海魚のエピソードっているのかなぁ・・?
一方、絵のほうはスンバらしいもんで、質感表現なんか見事なもんでしたし、デザイン的にも魚らしさをいい感じに残しながら、人間的な演技や表情を作ってます。人間をああいう風に造形したのはどうも納得イカンのだけども・・・。個人的におもしろかったのがカモメ。個性を殺したデザインと性格付けが魅力的。
まぁ、いいファミリー・ピクチャーだとは思うけど今までのピクザーのと比べると出来としては見劣りするかなぁ・・・と。 B 04/01/20


2004年の期待(笑)

今年の目玉はやはりロード・オブ・ザ・リング 王の帰還ですね。夏にはスパイダーマン2ハリー・ポッターとアズカバンの囚人と言った大物も控えてます。一方、邦画の方ではアニメの実写化がCASSHERNデビルマンキューティーハニー鉄人28号忍者ハットリくんと目白押し。哀川翔のヒーロー物ゼブラーマンも期待です。
他にはマイケル・クライトン原作、リチャード・ドナー監督のタイムライン。vol.1を越えられるのかキル・ビル Vol.2。期待よりも不安が先行してるサンダーバードの実写版、宮崎さんの新作ハウルの動く城、ゲームの映画化がバイオハザード2ハウス・オブ・デッドフレディVSジェイソンの成功に味をしめたかエイリアンVSプレデターもついにやるようです。士郎正宗モノでアップルシード攻殻機動隊からの派生の押井守監督のイノセンスもあるようです。そして、ついにと言うんでしょうか?ロスト・メモリーズもとうとうやるみたいです。待ってたぜぇ〜。(笑) 04/01/02


2003年の統括 >2003年分

2002年中は51本見ましたね。金がなかったとか、名古屋の映画館減少の煽りで公開期間が短くてすぐ終わってしまったり(リベリオン)、郊外のシネコンでしかやらなくて見に行きにくくなったり(ROBOCONバリスティック)と言った理由もあるんですが、全体にいまいち気をそそらせるものがなかったってのもありますわね。で、例年通りベスト10というような感じで上げると、

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔
英雄 HERO
リロ・アンド・スティッチ
サンダーパンツ!
ミニミニ大作戦
ザ・コア
パイレーツ・オブ・カリビアン-呪われた海賊たち
キル・ビル Vol.1
仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
シモーヌ
でしょうか。
他にも短い時間で緊張感あふれるフォーン・ブース、ゴジラシリーズに一応の決着をつけたと言う点で、ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOSもよかったですね。
一方、ワーストは、
Mr.ディーズ
まあ、アダム・サンドラーに旧作の品を求めた私が間違いだったと・・・。 04/01/02

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