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1:パクリの勧め −話の作り方− 98/10/01
いきなりこれは何だって言う声もあろうかと思いますが、まぁ、とりあえずは聞いてください。
さぁ、漫画を描こうかと言う時、まず、何を考えます?あれもしたい、これもしたいと遠大で壮大な話になったりもするでしょうが、んな事、簡単にできる訳ありません。私だってできません。大体まともにやったらどんだけページを食うか・・・。ページの長さは労力、気力に比例します。出来上がりの喜びのない作業なんて長続きする訳がありません。そしてそんな話をまとめ上げるには、やはり、訓練とか、なれ、テクニックがいります。そういうのを得るには短めの話を重ねるのが一番です。で、そんな話を作る為にも利用でき、その後ページを縮めたり、伸ばしたりするノウハウを得るにも役に立つ方法と思います。
で、前置きが長くなりましたが、皆さん、漫画とかドラマとかを見ていて、色々不満に思った事があるでしょう。で、その時どうします?それです。その時の「こうだったらよかったのに」とか「俺だったらこうするのに」と言うのを自分で描く訳です。これがここで言う「パクリ」です。
さて、そう思ったはいいが、どうするか。元となる話には、それ自身の設定とそこにいたるまでの過程がある訳で、それと同じ状況をこっちが作り出すのはまず無理です。そこで何をするかと言うと、
1・自分がそれのどこが不満なのかを考える。
これがもっとも重要。これができなかったら話になりません。どこのどういう部分が不満なのか、話の展開、キャラの役割、、台詞、態度、シチュエーション等々、それを突き止める訳です。できる限り明確にしておくと後で役に立ちます。
2・不要な部分を削る。
で、ここからその不満に思った部分を自分流に手直しする為の作業に入るんですが、その部分だけを抽出する為に不要な部分を削る訳です。この時、1でその不満部分をはっきりさせておけば、自ずと関係無い物を見つけ、削る事がたやすくなります。これは、どんな話でもまとめていく際に重要な事です。
3・話を組み上げる。
色々削って、出てきた部分をテーマ・核として、話を組み上げていきます。もう既に自分がやりたい事はできてますから、それに前後をつけたり肉付けするだけですんで、そんなに考えず、その核にたどり着くように気をつけて好きに作って行けばいいわけです。
とまぁ、簡単ではありますがこんな所です。
この外道とも思える手の根底には、人間、十人十色といいまして、ひとつのネタでも、各人がそれぞれ考えれば、その人数分だけ別の話ができてくるという、私の考えがあります。そして更に反則としては登場人物の考え方や性格を変えただけでかなり違ったものができると言う手がある事を言っておきましょう。こういう手がどれくらい有効かはわかりかねますが、自分が何を言いたいのかと言った部分を整理し、まとめ上げる為の訓練となる事は確かです。後ネタに詰まった時とかね。(笑)
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