きょうの特集「湿気・カビを防いで快適に」

梅雨の訪れとともに気になるのが湿気、最近の住宅は機密性が高く、湿気がこもりやすい構造になっています。湿気がこもった住宅はカビの楽園です。

−「カビによって健康被害が起ることもあります。カビの胞子を吸い込むことによってアレルギーの症状としてアトピー性皮膚炎や気管支炎などが起ります」

今日の納得生活百科では、梅雨を快適に過ごすコツやカビの撃退法を紹介します。

湿気を快適に過ごす「湿気・カビ対策」

「ジメジメとした季節が近づいて来ましたね。湿気対策は、この時期からバッチリと」
−「これから湿気対策は大事です」
「今日は、こちらのお米屋やさんの奥様にご協力をいただいて、部屋の中をくまなく拝見します。生活の中でどのような湿気対策をすればよいのでしょうか」

湿気・カビ対策「玄関編」

「早速玄関から見せてもらいました。外気と接する玄関は、意外にカビの発生場所になるんですね」
−「特に雨の日は、濡れた傘や靴がそのまま入ってしまいますから、玄関は注意する必要がありますね」

カビ対策@濡れたままの傘や靴を持ち込まない 家に入る前に水分を拭く
 玄関には濡れたままの傘や靴を持ち込まないことがポイントです。家に入る前に水分をよく拭きとること。

カビ対策A濡れた靴は玄関に入れない。新聞紙を入れて乾かしてから
濡れた靴は、中に新聞紙を入れて乾かしてから下駄箱に入れてください。

カビ対策B下駄箱に新聞紙を敷く。下駄箱の湿気も吸収
新聞紙を敷くと、下駄箱の中の湿気も吸収してくれて、より効果的です。

湿気・カビ対策「キッチン編

キッチンのカビ対策で、まずどんなことに気をつければいいですか?」
−「台所は火を使ったり、水を使うところです。換気をすることが大切です」

キッチンのカビ対策@水気を拭き取る
常に水気のあるキッチンのカビを予防するには、まず水気を拭き取ることがポイントです。水蒸気は、調理以外でも意外に発生しているんです。

キッチンのカビ対策A食器洗いの時も換気扇を回す
食器洗いの時も換気扇を回して湿気を外に追い出しましょう。常に回していると部屋の中の換気にもなります。

湿気・カビ対策「リビング編

「こちらのお宅は、キッチンとくつろいでいるところが一緒になっているリビング・ダイニングですね」
−「こういうところは、最近増えてきました。キッチンで使っている湿気がリビングに入り込んでしまって、カビが発生しやすくなります」

「ここでのポイントは?」
―「窓等には注意を払うんですが、意外に気が付かないのがタンスなど家具の裏側ですね」

意外なカビの発生場所は、家具の裏側。家具の裏側にたまったホコリは湿気と結びつきカビの温床になります。

「家具の裏側はジメっとしていますね。これを防ぐ方法は?」
−「家具の裏側を5p以上開けることです」

リビングのカビ対策@家具を壁から5p以上離す
家具を壁から5p以上離すことがポイントです。

リビングのカビ対策Aスノコを敷くと更に効果的 空気の通り道を作る
また、家具の下にスノコを敷くと、空気の通り道ができ、更にカビの予防ができます。

湿気・カビ対策「浴室編

「天井のポツポツは、もしかして?」
−「カビだと思います。毎日やる必要はありませんが、時々は天井の隅も掃除をすることが必要です」

浴室のカビ対策@入浴後お湯をかける 石けんやアカを洗い流す
浴室のカビ対策のポイントは、こまめな掃除と水分をなくすこと。熱めのお湯をかけて、石けんやアカなどカビの栄養源を洗い流します。

浴室のカビ対策Aそのあと水を必ずかける 室温を下げ、カビの繁殖を抑える
その後、水をかけて浴室の温度を下げます。この一手間でカビの繁殖を抑えることができます。

浴室のカビ対策Bタオルで水分を拭き取る
タオルなどで水気を拭き取ると、更に効果的です。

「浴槽にお水が張ってありますね。いつもなんですか?」
−「子供が小さいので、汚れ物を洗うためにいつも少し残しておきます。まずいですか?」
−「カビからいうと良くないですね」

浴室のカビ対策C浴槽に残り湯を残さない
浴槽の残り湯は湿度を上げ、カビを発生させる原因になります。早めに抜くのがカビ予防のコツです。

出来てしまったカビの撃退法

カビを取るには、市販の塩素系のカビ取り剤が効果的です。酸性タイプのものと混ぜると塩素ガスが発生しますので決して混ぜないでください。
カビ取り剤を使うときは、十分換気してください。
カビ取り剤は、かけたらこすらずにカビに浸透するまでおくのがコツです。こすってしまうと効果がなくなってしまいます。
流すときもこすらないでシャワーでよく洗い流してください。

湿気・カビ対策「寝室編

「お布団が敷きっぱなしになっていますね。いつもなんですか?」
−毎朝忙しいでしょう。
「先生、これは?」
−「ちょっと問題ですね」

寝室のカビ対策@布団を敷いたままにしない 布団の中の湿気が逃げない
布団を敷きっぱなしにすると、布団の中の湿気が逃げずカビの原因にもなります。

寝室のカビ対策A天日干しは10時〜昼2時に 日差しが強く湿度も低い
布団の中の湿気を逃がすには天日干しが効果的。日差しの強い午前10時から午後2時までに干してください。

寝室のカビ対策B雨が降った翌日は干さない 布団が湿気を吸収し、逆効果
しかし、雨が降った翌日は干さないでください。布団が湿気を吸ってしまい逆効果です。

寝室のカビ対策C雨の日は、エアコンと扇風機を活用 湿気を効果的に逃がすことができる
雨の日はエアコンをつけて、扇風機を使うと湿気を効果的に逃がすことができます。

寝室のカビ対策D水がたまった除湿剤はすぐ取り替える 湿気を増やし逆効果
水が一杯になった除湿剤を入れておくと逆効果、すぐに取り替えましょう。使用期限の目安は3ヶ月から5ヶ月です。梅雨は湿気が多いのでこまめに状態を見て交換しましょう。

「除湿剤、水がたまっていますね。この押入れの収納の状況はどうですか?」
−「整理整頓が悪いのと、押入れの中も風通しをよくするためにスノコを敷くことが必要です。木製のスノコが良いですね」
「これで風通しよくなりますね」
−「これでは、まだ不十分です。完全に空気が入れ替わらないものですから、スノコは下だけでなく横や奥にも敷き、空気の通り道をつくることです」

寝室のカビ対策Eスノコは下・横・奥に敷く
スノコは下に敷くだけなく、横・奥にも敷きましょう。押入れのカビ対策のポイントは布団と押入れの間に空気の通り道を作ることです。天気の良い日は、扇風機で風を送ると更にカビの予防になります。

エアコンお手入れ&部屋干しのコツ

雨や湿度の高い日に部屋の湿気を効果的に減らすエアコン 手入れを怠るとカビの温床になってしまいます。

エアコンのカビ対策@月に一度は掃除する
月に1度は、エアコンのフィルターや吹き出し口を掃除しましょう。また、フィルターを洗った後、消毒用アルコールを吹きつければ更にカビを抑えられます。次は運転の時の一工夫。

エアコンのカビ対策A窓を開けて30分間は送風にする。運転前エアコン内のカビを追い出すため 切る前にエアコンの結露を防ぐため
エアコンを使う前に窓を開けて初めの30分は送風にします。 エアコン内のカビを追い出すことができます。また、切る前にも同じように窓を開けて30分は送風運転にしてください。エアコンの中の結露を防ぎ、雑菌を減らすことができます。

除湿器のカビ対策 タンクの中の水をこまめに捨てる
除湿器はタンクの中を清潔に保つことが大切です。タンクの中の水をこまめに捨てるようにしましょう。

そして、梅雨の頃、雨が続くと部屋の中で洗濯物を干すことが多くなります。この洗濯物が部屋の湿度を上げる原因になります

洗濯物を部屋に干すポイント エアコンや除湿器の活用する
洗濯物を干すときは、除湿器やエアコンを使いましょう。

洗濯物を部屋に干すポイント 部屋を閉め切って使う
ポイントは部屋を閉め切って使うことです。他の部屋に湿気を逃がすことなく、洗濯物が早く乾きます。

洗濯物を部屋に干すポイント 浴室に干す  換気扇を回し閉め切る
また、浴室に干すのもとても良い方法です。換気扇を回し、浴室を閉め切るのがコツです。

潜んでいる洗濯槽のカビ

最近、問題となっているのが洗濯槽の裏側のカビ。 知らないうちにカビだらけの洗濯槽で洗っていたという事態になりかねません。

洗濯槽のカビ対策 洗濯時以外はフタを開けておく 洗った洗濯物はすぐに出す
カビを防ぐポイントは洗濯以外の時はフタを開けておくことです。 洗った洗濯物はすぐに取り出しましょう。

洗濯槽のカビ対策 定期的にカビ取り剤でお手入れ
また、洗濯槽用のカビ取り剤を使うこともおすすめします。

早め早めの対策で、湿気・カビを徹底的に防いで快適に過ごしましょう。

           (東海TV「スーパーニュース」《今日の特集・湿気》03.06.11より)