インターネットのホームページが縁で、名古屋テレビのディレクターの目に留まり、テレビ
出演することになった。放映は98年5月6日午前7時40分からであった。朝の忙しい時間で見
逃した方もあると思いますので、その模様を紹介します。
ゴールデンウィークも明けて、さわやかな新緑の季節です
が、その後には梅雨が待っています。
そこで、今回はこちらの疑問です。西区にお住まいのペ
ンネーム、フィティックさんです。
これから湿気が多くなって来ると、家の中にできるカビが
心配です。その対策を教えて下さいということなんです。
そこで、今回はカビについて調べます。
(家の中に存在するカビは、不快だけではありません。 健康にも大きな影響を与えているんです。家の中でカビが 健康にどんな影響を及ぼしているのか、国立名古屋病院で 聞きました。)
<深谷先生にインタビュー>
アナ:「カビが原因になる病気にはどんなものあるでしょうか?」
深谷:「皮膚の表面に寄生する足のカビなんかもカビが原因となる病気です。また、食中毒の
一部にカビが産生するマイコトキシンなんかもあります。室内での話になりますと、最近問題
となっているのは、アレルギー疾患ですね。カビによって引き起こされるぜんそくとかアトピ
ー疾患もあるようです」
(家の中が、カビの繁殖しやすい環境になっているんでしょうか?名古屋市東保健所を訪ねま
した。)
<湯浅にインタビュー>
湯浅:「現在の住宅は気密化が進み、換気が不足していま
す。そのために室内の湿度が上昇し、カビがふえていると
思います」
(一般の住宅を見ながらカビの発生を防ぐためのアドバイ
スを伺いました。)
<一般住宅にて>
アナ:「まずは、よく水を使う場所なんですが、どんなこ
とに注意したらよいでしょうか?」
湯浅:「浴室はカビが一番発生しやすい場所です。入浴の際には、カビがついた水滴とか 石
鹸カスがカビの栄養分となりますので、 シャワー等でよく洗い流して下さい。 入浴後は乾
燥したタオルでよくふき取って下さい」
(その後、換気扇を回します。天井の水滴がなくなる1時間程度が目安です。)
アナ:「台所もよく水を使いますよね」
湯浅:「台所は火とか水を使いますから水蒸気が発生し、カビが発生しやすい場所です。
壁面についた食べ物カスや水滴をふき取って下さい。それから換気扇を使うわけですが、
換気扇は調理の時以外、水洗いの時も使用して下さい」
アナ:「当然、窓は開けて換気をすることは大切ですね」
湯浅:「はい、窓を開けることは湿度を下げるために重要なことです。注意としては、窓は2
カ所以上、対角線上に開け、風の道を作ることが大切です」
アナ:「押入について注意することはありますか?」
湯浅:「ふとんは人間の汗等を吸いますから、カビの発生しやすい場所です。ふとんはギッシ
リ詰めないで横とか縦に空間を開けましょう。それから下の方にスノコを敷くと効果的です」
(市販の除湿剤を置くことで、さらにカビの発生を防ぐことができます。その他室内に干した
洗濯物や植木鉢も湿気の発生源となりますから、換気に注意することが必要です。)
アナ:「除湿のためによくエアコンを使いますよね」
湯浅:「除湿にはエアコンは有効ですが、管理が不十分ですとカビの胞子を部屋中にまき散ら
すことになります」
(名古屋市の南保健所が一般家庭を対象とした調査によると、エアコン使用開始10分後に平
均250個、最大1000個ものカビの胞子が部屋に吹き出すことが分かっています。)
アナ:「エアコンによるカビ汚染を防ぐためには、どうすればいいでしょうか?」
湯浅:「まず、エアコンのフィルターを少なくても月1回以上は掃除をして下さい。それから、
エアコンの運転開始の時はカビの胞子が飛びやすいですから、運転後30分は窓を開けて送風
運転して下さい。最後に、エアコンのスイッチ切る前にエアコンの中を乾燥させるために1時
間は送風運転して下さい」
<スタジオにて>
アナ:「よくエアコンをつけると、プーンといやなにおいがしますが、カビの胞子だったんで
すね」
アナ2:「それを我々は吸っているんですね」
アナ:「エアコンを切るときにタイマーで1時間、エアコンの中を乾燥させることは我々は簡
単にできますから実践してほしいと思います。一般的に言えることは、住宅の気密性が良くな
って我々の生活は快適な室温を得るようになりましたが、それはカビにとってもいい環境にな
っているんですね。
気密性が高くなったのですから、換気をきちんとしないといけません。それからカビの栄養
となるものを残さない。掃除をきちんとするということです。予防が一番なんです。
でも、カビがはえてしまったらどうするかといいますと、カビを取り除くために市販のカビ
取り剤とか漂白剤を使うということになります。カビを取り除く際の注意点として、ここにま
とめました。
1.まず、市販の塩素系カビ取り剤と酸性の洗浄剤を同時に使用しますと有毒な塩素ガスが
発生しますから気を付けて下さい。使用上の注意をよく読んでから使いましょう。
2.カビをいきなり掃除機で取ろうとしますと、胞子をまき散らすことになりますから、や
らない方がいいです。
以前は、このようにお話ししていましたが、今の掃除機は違っています。現在市販されている「ヘパフィルター」がついた掃除機は0.3ミクロンのチリまで集塵可能です。カビの胞子は、普通3〜2ミクロンと言われますから、カビの胞子は掃除機で取り除くことができます。
3.一般の塗料をカビの上に塗ってはいけません。一時的に効果があるように見えますが、
塗料の中の有機物を栄養にして、またカビが出てきますからやらない方がいいです。
梅雨に入ってカビの対策をやろうと思ってもダメで、今のうちにカビの生えない環境にする
ことが大事です」
アナ2:「カビを取ろうと思いますと、1日がかりになってしまいますからね」
コメンテーター:「カビというのは、本当に生き物なんですね」
アナ:「換気をすること。除湿をすること。掃除をすること。これに気を付けていただきたい
ですね」
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