住環境におけるねずみ・衛生害虫対策ガイドライン(ネズミ編)


[ネズミは少なくなったわけではありません]
 ネズミは人問生活のもっとも身近に住んでいる野生動物のーつであり、多く の点で人間と生活を共有しています。屋内に定着するネズミは、人間に対する 依存度が非常に高いので、それだけで人間生活が脅かされることになります。 被害は衛生面や経済面の広くに及び、快適な生活の妨げになっています。特に 過密化した都市環境の中では、まきちらされる病原菌が多数の人々の健康を脅 かすおそれを持ち、ひと齧りしたケーブルが切断されて地域社会に混乱をもた らすというように、問題が大型化する傾向があります。

 我が国では居住環境が著しく向上した反面、ビルの内部や不特定多数の人々 が集まる繁華街、飲食店、地下街、人目に触れにくい地下の下水や地下鉄のト ンネルの中などに、多数のネズミが生息しているようです。
 そのような場所で工事や建物の建て替えなどが行われると、ネズミは退避し て周辺に分散し、下水溝を利用して個々の住宅に侵入します。さらに、各自が 発生を放置すれば被害は近隣に及んでやがては地域全体に影響を広げることに  なるのです.

種類と習性


[屋内に定着するのは、ドブ・クマ・ハツカの3種類です]
 我が国に生息するネズミの種類は多いですが、屋内に定着しているネズミは ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類です。
 ドブネズミ:もっとも普遍的に生息し、どう猛で大胆な活動をします。3種 の中では体がもっとも大きく、成長すると体長22〜26cm、体重200〜 300gに達します。台所、厨房、浴室など主に地上周辺で活動し、下水管な どを通しても建物に侵入します。
 クマネズミ:都会の中心地の大型ビル、農村地帯に多く、かなり警戒心が強 い種類です。体よりも長い尾と大きな耳を持っています。垂直行動が得意で、 パイプや電線を伝わることができますので、天井裏での活動も盛んです。
 ハツカネズミ:背面が灰褐色、15〜20gの小型のネズミで、クマネズミ と同じような場所に生息しますが活動性は低く、あまり目立ちません。
 以上の3種類のネズミは、行動面でいくつかの共通の習性を持っています。 必ずこの習性のとおりに打動するとは限りませんが、何か痕跡があればよく 観察してみることが大切です。

(1)夜間行動します
ネズミは多くの場合、夜間に活動しますが、人の活動がみられない場合には 昼問でも活動して出没することがあります。
(2)隅を行動し、通り道は一定しています
ネズミの通り道には体の脂と汚れで黒光りした跡ができます。このような跡 は一般にラットサインといい、ドブネズミとクマネズミとでは異なった特徴 を示します。
(3)あちこち鳴りまわります 齧り跡はネズミの存在を示す証拠です。ネズミは歯が伸び続けるので、絶え ず何かを齧って、歯を削っていなければなりません。 (4)強い警戒心を持っています 新しいものや状況には特に警戒心が強いものです。ちよっとした環境の変化 も察知すると言われています。

発生要因と被害

 ネズミが発生したり、屋内に侵入してくる理由は、基本的には餌があり、通 路があり、巣が作れる場所があるという条件が満たされているからです。しか し、この3条件のすべてが揃っていなければ発生がみられないというわけでも ありません。
 ネコなどのペットの存在は、餌やニオイがあってかえってネズミを招きやす くする場合があります。また、冬季には夏期よりも屋内に侵入しやすくなりま す。
 屋内の発生要因としては、食物の管理状態がもっとも大きく影響します。近 200〜300gに達します。台所、厨房、浴室など主に地上周辺で活動し、  下水管などを通しても建物に侵入します。

クマネズミ:都会の中心地の大型ビル、農村地帯に多く、かなり警戒心が強 い種類です。体よりも長い尾と大きな耳を持っています。垂直行動が得意で、 パイプや電線を伝わることができますので、天井裏での活動も盛んです。
ハツカネズミ:背面が灰褐色、15〜20gの小型のネズミで、クマネズミ と同じような場所に生息しますが活動性は低く、あまり目立ちません。
 以上の3種類のネズミは、行動面でいくつかの共通の習性を持っています。 必ずこの習性のとおりに打動するとは限りませんが、何か痕跡があればよく 観察してみることが大切です。

(1)夜間行動します
ネズミは多くの場合、夜間に活動しますが、人の活動がみられない場合には 昼問でも活動して出没することがあります。
(2)隅を行動し、通り道は一定しています
ネズミの通り道には体の脂と汚れで黒光りした跡ができます。このような跡 は一般にラットサインといい、ドブネズミとクマネズミとでは異なった特徴 を示します。
(3)あちこち鳴りまわります
齧り跡はネズミの存在を示す証拠です。ネズミは歯が伸び続けるので、絶え ず何かを齧って、歯を削っていなければなりません。
(4)強い警戒心を持っています
新しいものや状況には特に警戒心が強いものです。ちよっとした環境の変化 も察知すると言われています。

発生要因と被害

 ネズミが発生したり、屋内に侵入してくる理由は、基本的には餌があり、通 路があり、巣が作れる場所があるという条件が満たされているからです。しか し、この3条件のすべてが揃っていなければ発生がみられないというわけでも ありません。
 ネコなどのペットの存在は、餌やニオイがあってかえってネズミを招きやす くする場合があります。また、冬季には夏期よりも屋内に侵入しやすくなりま す。
                   屋内の発生要因としては、食物の管理状態がもっとも大きく影響します。近 くに畜鶏舎、雑草地、ビル、飲食店などがあればさらに侵入しやすくなってし まいます。
 ネズミは病原菌の巣と考えた方がよいでしよう。ノミやダニの発生源ともな りますし、線虫や吸虫など、人との共通の寄生虫を体内に持つています。この ような病原菌や有害な生物が糞尿の排泄や活動を通じてばらまかれるので、食 品を扱うような場所では特に注意が必要です。

ネズミがいない環境への対策

[ネズミが出たら、まずしっかりと観察することが大切です]
 ネズミが出たと思ったら、次のことをしっかりと観察して下さい。どのよう な場所でよく活動するか、どのような食品が被害を受けるか、糞の形や、喫り 跡の特徴などです。そうしてどのような手段で退治するかは対象種、子供やペ ットの有無などの状況をみて判断しなければなりません。また、周辺からの侵 入がある場合は、近所の協力を得なければならないこともあります。

[整理整頓はネズミ対策の第一歩です]
 乱雑な環境はネズミの発生に関して最も都合がよいのです。餌になるような 食材、調理屑、残飯残菜はしっかりと扉が閉まる戸棚、蓋がきちんとした容器 などに収納し、床面の落ちこぼれも清掃してきれいにしておくことが必要です。
また、巣の材料になりやすい布きれ、紙、ビニルなども整理しましよう。

 その上で、次のような物理的対策を考えます。
(1)粘着シート
 厚紙上にとりもちが処理されたわな (粘着トラップ) です。一枚だけでなく、 数枚用いた方がよいでしよう。捕獲されたネズミをそのまま捨てられる便利さ があります。
(2)生け捕りかご
 網かごとボックス型(シャーマントラップ)があります。どちらも内部に餌 を付けて誘い込みますが、捕れたネズミは水などに浸けて殺してから捨てなけ ればならない厄介な面もあります。
(3)パチンコ
 厚手の板にバネが付けられ、餌に引き寄せられたネズミが弾いたバネに挟ま れて圧死します。圧殺式わな、はじきわなともいいます。バネが強力ですので、 手を挟まないように注意して使います。
(4)超音波撃退器
 ネズミが嫌う19〜21kHzの超音波を発生きせる製置で、ネズミが出没する場 所に設置しておくものです。しかし、未だに有効性が確立したとは言えません。 

[ワナは安心させることが肝心。配置場所にも工夫が必要です]
          ワナを仕掛けたからといってすぐにネオミが捕れるわけではありません。警 戒心が強いネズミに対しては、それなりの工夫が必要です。
 第1はネズミをワナに慣れさせることです。このためには初めの数日間はセ ットしたバネを縛り付けて落ちないようにし、餌だけ取り付けて餌が取られる ようにようになったらはじめてバネをセットすることです。
 次に配置する場所ですが、ネズミが出入りする穴に密着して設置するのは避 けた方がよく、壁際などに配置して、できれば広めの板などを立てかけてワナ が隠れるようにしましよう。

[殺鼠剤は種類と性質を知って使い分けましよう]
 殺鼠剤には2つのタイプがあります。一つは急性タイプ(急性殺鼠剤)で 摂取してから1〜2日以内にネズミが致死します。もうーつは抗凝血性殺鼠剤 と呼ばれ、数日間連続して摂取する必要があり、致死までに数日かかるタイプ です。このタイプの殺鼠剤は摂取の中断があると効果があがりません。
急性タイプにはシロリシド、ノボルマイドなどがあり、数目タイプのものに はワルファリン、クマテトラリル、クマリンなどがあります。後者は総称して クマリン系殺鼠剤といいます。
 ネズミはもともと味覚が鋭く、特にクマネズミは嗜好性が偏っているのでな かなか食べてくれないことが多いようです。このような場合には食用油や砂糖 を塗布したり被害の多い食品と混合したりする工夫により喫食を高めるよう にする必要があります。毎日場所を変えると、かえって全く食べないこともあ りますので注意して下さい。

[毒餌がなくなる間は、十分な量を配置し続けましよう]
 毒餌は余るほど配置するのが基本です。少しでも食われる間は配置し続ける 必要があります。一般に、急性タイプのものは3〜5日、数日タイプでは7〜 10日は配置します。数日タイプのものに抵抗性がついた集団もあり、このよ うな集団に対してはもつと長期間配置し続けないと効果があがりません。
[毒餌を子供やペットが誤食しないように気をつけましょう]
 毒餌はネズミを死亡させる程度の量なら人畜に影響は少ないのですが、やは り毒物ですので子供やペットが誤食しないように細心の注意を払って管理して 下さい。
[不要になった餌はいち早く回収するようにしましよう]
 数日タイプの殺鼠剤は、放置しておく期間がどうしても長くなってしまいま す。昆虫は殺鼠剤の影響を受けませんので、長く配置しておきますと、シバン ムシなど乾燥植物質を餌にする昆虫が発生することがありますので、不要にな ったらすぐに回収して下さい。
[死んだネズミはできるだけ回収し、後始末をきちんとして下さい]
 ネズミの死骸も、害虫が発生する元になります。キンバエなどの食肉性のハ エが発生し、乾燥するとカツオブシムシなどの害虫が発生します。夏には悪臭  が漂うこともありますので、死体はできるだけ回収に努めて下さい。
[防そ構造を施したり、防そ工事を実施するのは有効です]
 ネズミは1、2センチほどの隙間から出入りし、そこを齧ってて穴を大きくし ます。土台に設けられた通風阻 扉の下部、換気扇、郵便受けなどの隙間、排 水口や下水管から容易に侵入しますので、このような場所には網を取り付け、 配管と壁や天井との貫通部分には座金を取り付けて移動ができないような構造にします。

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