ヤケヤスデについて


 雨上がりの後、数えきれない無数のヤスデが塀や家の外壁に、夜こっ
そりとはい上ることがあります。翌朝、家の人がいい気分で外に出て、
ヤスデで飾りつけられた塀や壁を見ると、腰をぬかんさとばかりに驚い
て、ほとんどの人は、ただちに保健所や他の役所に連絡するようです。


[生 態]
○ヤケヤスデは、成虫の体長が約2cmの褐色をした虫で、8月〜10月にかけて産卵し、
 その後死滅します。                      
○幼虫で越冬し、6月〜7月に成虫となります。   
○落ち葉、朽ち木、石下、石垣など湿気があり腐植質の多い環境に生息する土壌動物です。
○林に隣接する住居などで多くみかけます。      
○人家付近の堆積した植物、塵芥などに発生することもあります。
          ○生殖時期あるいは越冬前に集団を形成することがあり、たまたま
集団を作る場所が多数 の目に触れるような場所であると問題になります。       
○一般に温湿度の高い夜間または曇りの日などに活発に行動します。         

[被 害]
○多数の固体が生殖時期に家屋内に侵入することで受ける不快感が一般的ですが、一部の
 種類には強い異臭があり、毎夜の家屋内侵入でノイローゼや睡眠不足になる場合もあり
 ます。

[駆 除]
○日あたりが悪く、湿潤で腐植質の多い土壌が発生場所ですから、堆積した落ち葉、湿っ
 た本材や古畳など腐植質を除去し、発生しやすい場所の日あたりや風通しによく注意し
 乾燥させることが大切です。
○かって山林であった新しい住宅地に大発生する例が多いですが住宅地が落ち着くにつれ
 発生量は減少し、数年経つと見られなくなります。
○殺虫剤による駆除にはカーバメイト系や有機リン系の粉剤、粒剤、乳剤を発生源に散布
 します。
○家屋内侵入を防ぐには、上記の薬剤を帯状に建物周辺や建物の璧面に散布します。

(裏技)塀、壁などに4cm以上のガムテ−プ(表面がツルツル滑るもの)を帯状に貼
      ると、 登ってこない。