ノミの生態
成虫はメス,オスともに吸血する。吸血時間は長く,20〜25分に及ぶという。ネコノミは寄主(ネコ、
イヌ)の体上に産卵するが、その卵は畳の間や床下のごみの間などに落下して,ここでふ化かして育つ。ノ
ミの発育には高湿度の方が成長がよく,たとえば湿度92%の条件下で飼育した場合は,5O%よりも多く
の成虫が生産される。半数以上の個体が生存するのに必要な最低限の湿度は,それぞれ卵33%,幼虫50
%,蝿2%とされている。成虫の寿命は,湿度が高く、温度が下がるほど長いそうである。
駆除のプ口グラム
次の3ステップで取り組むのが効果的である。
(1)ぺットに寄生するノミ駆除
ア まず殺虫剤入りのシヤンプ一でぺットを洗浄し、ノミを櫛でとって駆除する。
イ 次に駆除効果を持続するために,スプレ−剤や粉剤(フェノトリンなどの安全性の高い薬剤)をペッ
トの体に直接散布する。
ウ ぺットカラー(殺虫剤を樹脂に含浸したノミとり首輪)を使用する。
(2)室内のノミ駆除
ア カーペエトや畳の隙間などはほこりのたまりやすい場所を念入りに掃除し、卵、幼虫、成虫を吸い取
る。
イ 畳の縁の部分にノミ用のスプレー剤を濃いめに吹きかける。
ウ ノミ用の燻煙剤を使用する。薬剤は卵、さなぎには効きにくいので反復処理が必要である。
*ジュ−タンにスチームアイロンをかけ,卵・幼虫を殺すのも一方法である。ノミの発育には湿度が大き
く影響するので,室内環境の湿度を下げると繁殖力も低下する。
(3)室外のノミ駆除
ア ノミは縁の下、庭の茂み、樹木や植え込みの下に隠れているので、庭草を刈って落ち葉、ごみ等を除
去した後、有機リン系の薬剤(粉剤)を散布する。