ムカデについて

【生 態】
○ ムカデは、節足動物に属し日本から100種以上が知られていますが、被害が問題になるのはオオムカ デ属のトビズムカデとアオズムカデです。
○トビズムカデの成虫は、10〜15センチ)体は黒緑色で、頭部と第1背板は黄赤色、脚は黄色〜黄赤 色・21対です。
○産卵は、早春から初夏に草むらや落ち葉、右の下などでおこなわれます。

○親が卵塊や鱒化した幼虫を保護する習性があり、約2ケ月で親より離れ独立生活にはいります。
○昼間は草むらや石、落ち葉、朽ち木、石垣の間などに生息しでいで夜間、餌を求めて徘徊します。
○肉食性で、頭部に付属肢が変化した毒牙をもち、これで小型の昆虫やクモなどを捕らえて食べます。

【被 害】
○人の被害は、毒牙に咬まれることによつて起こります。その形態からくる恐怖感もあります。
○小型の種の毒牙はたいしたことはありませんが大型のオオムカデ属のものは強大で毒も強く、しばしば 被害が発生します。
○被害は主として、夜間に餌を求めて家屋内に侵入しできたものに咬まれたり、寝具等に潜んでいるもの に気付かずに触れて発生します。
○獲物を捜し回っている時の動きは素早く、体に触れるものには瞬間的に咬みつきます。
○咬まれると直後に激しい痛みがあり、次いで発赤、腫脹が起きます。
○これらの被害は草地や林地などに面した住宅地などで多く発生します。
○咬まれた時は抗ヒスタミン軟膏を患部に塗りますが、症状がひどい場合は、速やかに医師の診察を受け て下さい。

【駆 除】
○家屋周辺のかくれ家となる廃材や落ち葉などの堆積物の除去や、除草に努めます。
○屋内への侵入を防ぐには、カーバメイト剤や有機リン剤の粉剤あるいは粒剤を土台や家屋周辺にまきま す。

その他の方法として、書物に次のような説明があります。

1 家屋のまわり腰板に表面の滑らかな板を20センチ以上の高さに貼っておくと侵入を防ぐ効果がある といわれる。
2 現実な対策として、家屋の基礎周辺に持続性のある粉剤を散布したり、密閉のきく網戸を備えつける ことが有効であろう。
3 積極策として夜間の見回りが効果を上げる。6〜8頃がムカデの最も活動する時期であるから毎夜1 回、手提電燈をつけて家の基礎周囲、外壁さらに塀ぎわまでの地面、庭木の根元付近さらに排水溝のくぼ みなど、物陰に沿って侵入するところを想定しながら入念な見回りを続けることである。根気のいる幼稚 な方法であるが、1回の見回りで2〜3匹の大型ムカデに出会うこともあり、また、一夏に20匹以上の ムカデを捕らえた例もあって意外な実効が期待できる。
4 最近、木酢液(木材を乾留して得られる褐色の液体で防腐作用がある)が効果があると宣伝されてい ます。
5 「環境にやさしい虫退治として家の周りに樟脳やナフタリンの臭いがムカデ除けになる」と書いてあります。 また、「ワナとしては深めのガラスビンの底に日本酒を1センチ程入れ、ビンの口が地表と同じ高さになるように深く地中に埋めておきます。ムカデは虫を食べてくれるので害虫ではありません。殺さないで追い出しましょう。」との記述もありました。ヤケヤスデは、成虫の体長が約2cmの褐色をした虫で、8月〜10月にかけて産卵し、その後死滅します。