タバコの誤飲・誤食

 保健所では「パパママ教室」といって、これから出産を控えたご夫婦を対象に教室が開催されています。私たち環境衛生監視員も少し時間をもらって、「赤ちゃんが安心して過ごせる環境について」お話しています。その中で、タバコの誤飲・誤食についての様子です。

 子どもは、好奇心のかたまりで、食べていいものと悪いものの判断ができません。手でつかんだものは、何でもなめたり、そのまま口に入れてしまいます。
誤飲・誤食は、特に、生後6ヶ月から18ヶ月の乳幼児に多く見られます。半数近くがタバコです。家の中にあるおよそ3cm以下のものは何でも子どもの口の中に入ってしまうと覚えておいてください。
もし、起きてしまったら、まず、落ち着いて、「何をどれだけ飲んでしまったのか」確認することです。
そして、洗浄剤・石油製品などを飲んだ時や子どもの様子がおかしいときは直ちにお医者さんの診察を受けてください。他に、(財)日本中毒情報センター『中毒110番』があります。
   ここで、強調したいのは、「タバコを吸っていない人がタバコを吸っている」という事実です。たとえば、1日にタバコ20本以上吸う人と暮らすと・・・
★成人でも肺がんになる危険が2倍!
★特に子どもには呼吸器に直接影響するので、かぜをひきやすくなったり、慢性気管支炎や肺炎になりやすくなる。また、アレルギー症状のある子どもは、症状が悪化しやすい。
かわいい子どもの健康を守るために、お父さん、お母さん、タバコの吸い方に注意してださいね。

(注)タバコの毒性
?タバコを誤食した場合、、症状が現れるのは30分〜4時間以内。通常はおう吐によりタバコを吐き出すので重篤な症状が現れることは稀である。タバコそのものを1/4以上食べたおそれのある場合、医者の受診を指示。少量摂取と考えられるときは、4時間注意深く観察し、顔色が青くなってぐったりしたり、吐いたりしたときは受診を指示する。タバコそのものを摂取し、まる1日経過しても変化がなければ安心。
?ジュースの空き缶を灰皿代わりに使用して、誤って飲んでしまう事故は多く、1時間で50〜70%のニコチンが溶出するといわれている。タバコの浸出液またはニコチンそのものを摂取した場合は15分以内。高濃度の場合は5分以内に死亡する。従って、タバコの浸出液を摂取した場合は、すぐに受診を指示する。