梅雨時を快適に過すコツ
「気密性の高い住宅事情により、夏に限らず1年中カビが発生するようになりましたが、高温多湿の梅雨時はカビにとっても好季節です。カビ対策には、まずカビを知ること。湿気を上手にコントロールして快適に過しましょう」 これは、6月に講師を務める講座チラシの紹介文です。
東海地方は、例年6月上旬には梅雨入りです。今回は、講座の内容を先取りしてお話しいたします。
1 カビの発生場所
カビの大好きな3つの条件は、温度20〜30度、湿度75%以上、栄養になる有機物です。家の中で、この条件にあてはまる場所はどこでしょうか。
第1に、ぬれやすい、汚れやすい所です。台所の流し台、洗面所、ふろ場などです。第2に、空気がよどんでいる所として押入れ、家具の裏側、下駄箱です。第3に湿気の多い所として、加湿器、洗濯機です。それ以外にエアコンもカビの発生源になることがあります。
2 カビの発生予防と対策
場所別に効果的な対策を説明します。
「カビの楽園」といわれる浴室は、温水のシャワーで石ケンカス等を洗い流します。その後、冷水シャワーで温度を下げ、水滴をタオル等で拭き取ります。最後に換気扇を1時間以上回して湿気を外に逃がせば万全です。
「カビの別荘地」となる下駄箱は、梅雨時は靴等で外の湿気を持ち込むことになります。靴の汚れ落とし、濡れたまま入れないなどの注意が必要です。
押入れのふとんは人間の汗等を吸うため、ふとんをギッシリ詰めないで横や縦方向にスノコを敷いて空間を開けましょう。
冷房や除湿もできて重宝するエアコンは、定期的なファイルター掃除のほか、カビを生やさないためには使用前に窓を開けて30分ほど送風運転し、エアコン内の胞子を室外に出します。また、運転停止前にも30分ほど送風運転して水滴を残さないことが必要です。
降雨時に、室内に洗濯物を干すと湿度を上げる一因となります。洗濯物は浴室に干しましょう。浴室乾燥機か扇風機で風の通り道をつくるとよく乾きます。
梅雨時の換気は注意が必要です。雨降りで屋外の湿度が高いのに窓を開けると湿気を呼び込んでしまいます。窓を開けずにエアコンや除湿器で湿気を取り除く方がいいです。
梅雨時は、除湿・換気・掃除に努めるとともに、温度計や湿度計を置いて常に温湿度をチェックしてみましょう。