梅雨どきの健康管理

 

私の監修で、掲載されたものの前半部分です。

 
 
しとしと雨が降り続く梅雨、高温多湿で体調が崩れることがあります。梅雨の時期を気分よく乗り切る方法についてご紹介します。

部屋で快適にくつろぐポイントは、“湿度”

天気予報では、各地域の「今日の不快指数」が発表されます。「不快指数」は体感温度のひとつで、1957年に米国で考案された「蒸し暑さを表す数値」です。気温と湿度で計算するため、高温多湿な梅雨どきには、数値が一段と上がります。人が快適と感じる湿度は50%前後で、それに対し、梅雨どきの湿度は屋外で60〜80%、室内ではなんと90%以上にもなることが多く、耐えがたい蒸し暑さとなってしまいます。

 ※不快指数=0.81XT十0.01XHX(0.99XT − 14.3)+46.3  T:気温(℃) H:相対湿度(%)

 この式に湿度、気温をあてはめると、不快指数は、気温30℃湿度80%では全員不快の83であるが、湿度が20%になると一部不快の74になります。気温が高くても湿度さえ低ければ、不快と感じないことがわかります。外出時はともかくとして、家にいるときに快適にくつろぐには、エアコンや除湿機を使って湿度を下げることが犬切なポイントです。

湿度が高いままでは、カビが大発生!

 室内の湿度を下げると、不快感が解消するだけではなく、カビ予防にも絶大な効果があります。カビは、梅雨どきの高温多湿な環境のなかでホコリなどをエサとして発生しやすくなります。エアコンや掃除機の内部、下駄箱、部屋のすみなどにホコリが溜まったままで、エアコンや掃除機を稼働させると、カビ胞子を含んだ空気を部屋中に蔓延させることになります。

 汚れた空気を吸い込むことで、アトピーやぜんそく、過敏性肺臓炎と呼ばれるアレルギー性の病気(熱や咳、全身の倦怠感、呼吸困難などに悩まされる)を発症することがあるので、まずは徹底的に掃除をしましょう。

 

そして、エアコンの除湿モードや除湿機を活用して、湿度の目安を50%に調整し、カビ予防に心がけることが重要です。エアコンの除湿で体を冷やしたくない方は、温風で除湿すると良いでしょう。

 梅雨の季節には、いくら換気をしても、屋外の空気が湿っているためカビの予防になりませんので気をつけましょう。

 

(すこやか2009JUNE・出版健康保険組合)より