シックハウス規制のないシックハウス

 

 新築住宅におけるシックハウス規制は、平成15年から始まっている。しかし、生活場面では、いろんなパターンのシックハウス症候群が起きている。

(その1)キャンピングカー

 キャンピングカーを子どもの遊び部屋に使っているが、子どもの具合が悪いという相談があったそうである。測定結果は指針値の0.08ppmを大きく超えた。測定した保健所の職員も目がチカチカして痛い、喉も痛いという経験をしたそうである。メーカーにも同様な相談が来ているとのこと。

メーカーの話では、「居室部分はキャンピングのメーカーが製造しており、基本的には建物の居室を造るのと同じである」とのこと。保健所側がテーブルや台所の化粧合板からのホルムアルデヒド放散の可能性が高いと話したが、具体的な方策はなく、「夏場の駐車時には窓を開放する」ことにより換気を行うよう指導したそうである。

(その2)木製ベッド

 木製ベッドでシックハウス症候群のような症状を起こしたという苦情が多いため、国民生活センターがベッドを置いた部屋で調査した。調査したベッド7種類のうち3種類で厚生労働省の指針値を上回った。内装仕上げに使用するホルムアルデヒドを発散する建材については規制があるが、家具には放散量の規制がなく、国に規制を検討する一方、業界団体に自主基準を作るよう求めている。ホルムアルデヒド低減を表示したベッドは少なく、消費者には、業者へ直接問い合わせたり、組み立て前ににおいを確認するようアドバイスしている。(詳細は、国民生活センターの次のページで。http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20081023_1.pdf )

 以上の例に見られるように、まだまだ私たちの周りには化学物質が存在している。私たちは、様々な機会をとらえて知らせていくことが必要だと実感した。