−現代のネズミ返し−

ネズミ防除対策

 近頃のネズミはなかなか駆除できない」という声をよく聞きます。それはネズミの種 類がドブネズミからクマネズミへと変わってきたためです。  特にクマネズミを防除するためには、まず基本にもどって、ネズミの侵入を防ぎ、 ネズミにとって居心地を悪くすることが大切です。名古屋市生活衛生センターでは、 昨年、ネズミ防除対策のマニュアルを発表しました。以下、市民向けパンフレットの 一部を紹介します。

   ネズミを駆除するには、食品の管理や通路をふさぐといった環境的駆除、カゴや粘 着トラップ等で直接捕獲する物理的駆除、あるいは毒餌による化学的駆除があります。 これらの対策を組み合わせて総合的に実施して効果をあげることが大切です。  近年、問題となっているクマネズミの場合は、警戒心が強く、学習能力が高いこと、 さらには毒餌(ワルファリン)に対する抵抗性の問題から、捕獲や毒餌による駆除が 難しいと言われています。
 そこで、ネズミを寄せ付けない、住みつかせない住宅作りが特に重要となります。

 

屋外から住宅への侵入
 侵入場所を探すポイントは、次のところです。ネズミは2×2.5pの穴があればみん な通過できてしまいます。
◎ 各種電線及びパイプの引き込み口 
◎ 増改築部分の隙間
◎ 家の基礎の周囲及び排水マス付近
◎ 軒下、戸袋内、トタン外壁の下部、通風口、換気扇

 

ネズミ防除のポイントは、ネズミにとって居心地を悪くすること!です。
★ 住まいへの侵入を防ぐ(穴をふさぐ)
★ 家の中のネズミの通路をふさぐ
★ 餌を与えない(食べ物を放置しない・生ゴミは蓋付き容器へ)
★ 巣を作らせない(住居内の整理整頓・年に1〜2度は大掃除を)
★ 脅す(音がしたらすぐに棒などでつつく)

室内の通路及び侵入場所
 ネズミの侵入場所を探すポイントは、ラットサインと呼ばれる黒ずんだ場所を目印 にします。ラットサインは、ネズミが通ると体脂などの汚れが付着しそこが黒ずむも ので、ネズミが頻繁に通過していることを意味します。このラットサインやネズミの 糞、走る音、泣き声をチェックして侵入場所を見つけます。

  


防除対策工事の実際
 防除対策工事は、主として穴をふさいでネズミの侵入を防ぐものです。場合によっ ては、再度、穴をあけられることもありますが、粘り強くふさいでいくことが大切で す。




 穴をふさぐ材料は、ベニヤ板、トタン板、金網(ビニール被膜亀甲アミ)、防鼠パ テ(内壁用又は外壁用パテでも代用できる)、速乾性インスタントセメント、その他手 軽に入手できる材料を工夫して使用します。



一方通行の仕切板
 ネズミを内部に閉じ込めたまま穴をふさいでしまうと、中で物をかじったり、暴れたりあるいは死んでしまうおそれがあります。そのため、外には出られるが中へは入れない一方通行の仕切板が有効です。



 防除作業に当たっては,このマニュアルを参考にして、さらにそれぞれの場所に応じた工夫をしてください。
……防除は工夫と根気!……

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