結露はカビ・ダニの発生の元

結露とは、温度差により空気中の水蒸気が水滴となる現象をいいます。冬には、夜間の放射冷却 (晴天日の朝が最も冷却)によりコンクリート壁が冷込み、さらに夜間停止後の室内温度の低下に より結露します。夏には梅雨、台風など雨が降り続いた後に突如晴天が訪れ、高温多湿となった外 気が室内に流れ込んで低湿な壁に触れて結露します。

カビは、@温度、A湿度、B栄養、C酸素の4つの条件が満たされると活発に繁殖が始まります。  結露・カビ・ダニの関係を考えると、結露はカビの発生条件のひとつである湿気の供給源です。
カビの発生しやすい温湿度は20〜30℃、70〜95%ですから、ダニの発生条件とほとんど同 じです。また、ダニはカビを栄養にしていますから、結露・カビがダニの繁殖を増加させているこ とになります。結露の発生する箇所には必ずカビが発生するもので、適切な結露防止対策はカビ防 止に直結し、更にダニ防止にもつながります。

 カビが発生する箇所は、@結露の発生する場所(外周壁、押入)A湿度が高くなる水回り(台所、 浴室、洗面所、便所)B空気の対流しない場所(家具裏)です。そこで、カビを予防するための住 まい方の工夫をご紹介しましょぅ。

1.就寝前5分間窓を開放すること−結露発生の時間帯(深夜0時頃から日の出直前まで)に室内 の湿度を下げることは結露防止に有効です。

2.家具と壁との間隔を置いて据え付けること一壁に密着して置くと空気の対流がなく湿気がよど みます。結露・カビの発生を招くため壁面との間隔を10cm程度開けましょう。

3.炊事の時、浴室では換気扇を作動すること一水蒸気が他の部屋に拡散しますから、換気扇を使 用しましよう。

4.雨期多湿時の窓は開放しないこと一梅雨や秋の長雨などの降雨時は外気が多湿で季節的に高温 となっています。この外気が室内に侵入すると全室にカビ、ダニの発生につながりますので、降雨 時の窓の開放は避けて下さい。

5.ストーブ上でのヤカン沸かし湯をしないこと−冬期は乾燥するからとスト−ブ上でヤカン沸か し湯をすると、ガス、石油の燃焼による水蒸気に加え、異常多湿状態となって、結露、カビの発生 を助長します。

以上のカビ予防のための住まい方の工夫は、日常生活で無駄な水蒸気を発生させない処置を個々の 住まいの状況に応じて実施して下さい。

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