水蒸気は、結露を発生させ、ダニ、カビが繁殖する原因となります。今回は、家の中の水蒸気を減らす方法を具体的にお話しします。
1 夏は除湿、冬は換気
夏は高温多湿であり、外気が多くの水蒸気を含んでいます。このため、梅雨どきなどに換気をすると、逆に室内を湿気らせることになります。エアコンのドライ機能や除湿機などを利用し、室内空気の除湿に心がけましょう。エアコンや除湿機も管理が不十分だと、中で増殖したカビの胞子を部屋にまき散らすことになります。フィルターは月に1回以上は掃除をしてください。また、エアコンを運転する前には窓を開け送風運転をして胞子をとばすこと、スイッチを切る前も送風運転してエアコン内をよく乾燥させることが必要です。
冬の外気は温度が低いので、湿っていても含まれる水蒸気の量は少なくなっています。寝る前に5分間でも窓を開けて室内の水蒸気を外に出すと、結露防止に非常に効果があります。冷気が入って一時的に室温が下がりますが、特にコンクリート住宅などでは壁等に貯えられた熱量が大きいので、それほど温度は下がらないはずです。
2 住まい方の注意点
(1)暖房器具
暖房器具は、エアコン、床暖房などを用いるようにし、開放型の燃焼式暖房器具はできれば避けるほうがよいでしょう。通常、家庭用の石油ストーブからは1時間当たり250〜500gの水蒸気が放出されます。換気をこまめに行い、水蒸気を屋外に排出するよう心がけることが必要です。
(2)洗濯物
洗濯物を室内に干すと、洗濯物に含まれる水分が
拡散し、結露の原因になります。冬場は、雨が降っていても空気中の水蒸気量は室内よりも低く、洗濯物が直接雨にあたらなければ屋外で干すほうが効果的です。梅雨どきには、
換気扇をまわしながら浴室に干すのがよいでしょう。最近は、浴室に置く除湿機付き乾燥機も出まわってきています。
(3)水槽や観葉植物
熱帯魚、金魚などの水槽や観葉植物を置くと室内の湿度が上昇します。できればリビングなどの居室ではなく、風通しのよい玄関などに置く方がよいでしょう。
私たちは、今まで開放型の住宅で外気と室内空気の温湿度があまり違わない生活になじんできたため、鉄筋コンクリート造りのような気密性の高い住宅になっても、昔のままの住まい方をしてしまうことが多いのではないでしょうか。今一度住まい方を見直してみましょう。