「正しいモスラの作り方」 人の体はホルモンによって支えられている 体が大きくなるには成長ホルモンがいるし 血糖値が上がったり下がったしというのもホルモンが関係している ホルモンの働きは体のバランスを取るために非常に重要である 昆虫であるカイコにだってホルモンはある どんなホルモンがどこにあるかは全てわかっているわけではない 名前と機能だけすでに決まっているけれどどんな物質かわからない 場合なんてのもある 今回は変態を促すホルモンと変態を抑制するホルモンの話 (変態を促すとか抑制ってなんかへんな響きだ) カイコの幼虫は1齢2齢というように何齢という呼び方をする これは何回脱皮をしたかということ さなぎになる前に何回脱皮するかということは決まっている 脱皮して次の齢に移るためのホルモン 脱皮せずに今の齢に留まるためのホルモン このふたつがバランスを取っている 脱皮させないホルモンを幼若ホルモンと呼びこれはアラタ体という 器官から出ている 幼虫からアラタ体を取り除く手術をすると何齢何齢という段階を跳 び越えてさなぎに変態する 幼若ホルモンがなくなったために別のホルモンの働きを抑えられず さなぎになってしまうからだそうだ さてさなぎになる直前の幼虫にアラタ体を移植手術する そうすると幼若ホルモンが出続けているためにさなぎにならないで 幼虫のまま留まる 脱皮を一回してひとまわり大きい幼虫になる このアラタ体の移植効果は一回の脱皮にしか効かない そのままにしておくと通常のカイコより一回り大きなさなぎになる モスラの作り方がわかっただろうか アラタ体を脱皮ごとに移植しつづける そのままさなぎにならずに脱皮を続けて大きな幼虫になる 繰り返せばモスラへというわけ まぁうまくいったとしても5回くらいしか成功しないそうだけど